ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

中堅学校司書のための研修

2016-08-11 15:30:01 | 本とのいろいろ
 7月28日29日に、東京学芸大学学校図書館運営専門委員会
付属司書部会が主催した研修に参加してきました。

 学芸大付属小中学校の研修には時々参加していますが、
今回は中堅学校司書対象と少しハードルを上げています。
遠方から参加している方もいらっしゃるようでした。

 初日は支援が必要な子供たちへの対応についてや
性暴力・性描写などが思春期の子供たちに及ぼす影響に
ついて國學院大學の池田先生がお話ししてくださいました。
概念などの説明がわかりやすく、勉強になりました。
かつて「流星ワゴン」で考えた経験を質問したところ
まわりの司書でも同様の方がいて、どこにもあるケースなのだと
実感しました。
 続いて、市川市教育委員会の富永先生が市川市の実践報告を
してくださいました。市川市の取り組みは以前にもお話を聞いた
ことがありますが、富永先生のパワフルなトークに圧倒されると
ともに、この熱意が長く市川市の学校図書館を支えてきていると
わかりました。

 二日目は国立教育政策研究所の福本先生のカリキュラムの構造と
関係について学びました。
難しそうな内容かと思いましたが、学校が学校を運営していく大元
となる話で興味深かったです。こうした教育の歴史の流れを
細かく解説するのはすごいなと思いました。残念ながら語ることが
多すぎて最後まで行きつかなかったので、あとは自分で勉強しなくては?
と思いました。今後、学習指導要領がどのように変わっていくのか
注目したいです。
 最後に司書の仕事と題して埼玉県立熊谷図書館の長谷川先生に
先生のお仕事の変遷を語っていただきました。
いろいろな職場で立ち上げや改革を行ってきた先生の話は
本当に司書は本と人を結ぶもので、そのために司書は
あらゆる知識と知恵・人脈までも駆使していくのだと
実感しました。
とても足元にも及びませんが、これからもコツコツと
今の職場で頑張ろうと思いました。
 
 帰りがけ、他校の司書さんが「ここに来ると気持ちも
新たになるのだけれど、一年後にくると(一年間何やってたかな~)
って思うのよね。」と言って笑ってました。
私も同じなので、今年は違った一年にしたい!と感じます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿