香川の殺人事件が解決した。私は探偵ではないのでこの種の事件は論評する気はない。
ただし、報道の行き過ぎにはびっくりした。空白の一時間？被害者の父親に対して、あたかも犯人の疑いを持つような質問をする記者がいた。当たり前だが、父親は顔色を変えて怒っていた。私でもそうするだろう。「その時間は何をしてたのですか？」、あんたは警官なのか！報道はいつから検察になったのか。自分は正義なのか。
まったく人間性を疑ってしまう。あの父親の怒りは報道への怒りだ。もっと怒っても良かった、殴ったってかまわないだろう。報道記者はくずだ。
それとは別に、今回の事件で横たわっているのはどうしようもない貧困だ。香川県は貧しいところだ。うどんが盛んなのは安いからだ。（香川の人、ごめんなさい。）
ノイローゼ気味の嫁、怪我をして働けない婿、一日中働く母、どう見ても生活は困難だ。大きな借金と言ってもそんなに大きな金ではないだろう。犯人も金を返せと言ったわけではないと思う。なぜなら、返せる訳ないからだ。ましてや、殺してしまえば返ってくるはずもない。
つまり、かーっとなったのだろう。救いようのない貧困しか思い浮かばない。あまりにも悲惨だ。
日本にはまだこんなに貧困な生活が存在する。これからはますます格差が広がるだろう。
こんな悲惨な事件がこれから増えていくだろう。全部が小泉のせいとは言わないが、９８％は小泉のせいだ。