今年発売の鉄コレ京阪2600系をいじったものが仮竣工したので紹介します。
今回用意したのはAセット2つと2000系大阪向き1両。
これを使って2連分割ユニットの4連と3連をそれぞれ一本ずつ制作しています。
で、上記のものからなるべく加工内容を少なく、かつ製品パーツを無駄なく使うということで探していった結果
4連は2611編成、3連は2605編成をイメージしたものに決定。
理由として、2611編成は(鉄コレ的な意味での)2000系編入車を含めて台車を振り替えなくて済むこと
2605編成はTcの正面窓以外の車体を一切いじらずに済む(ただし台車は異なる)点などがあげられます。
加工内容ですが
まず11編成側のMcと05編成側のTcで正面ガラスを交換。
Mcの方は窓下辺を埋めて再塗装、Tcについては逆に下辺を削り込むのみで対応しています。
再塗装は筆塗りで行ったので表面ガタガタですが、色味をうまくそろえられたのでそこまで加工の痕跡は残っていないはずです。
というかそう信じたい・・・。
続いて2000系車体の加工ですが
とりあえず運転台撤去は不要なモールドを削って再塗装。
本来ならこの車両の助手席窓もHゴム抑えなのですが、今回は2段窓のまま。
これに関してはうまくいけば何とかなる予定です(何)
屋根はセットに付属のものを長さ調整のうえ取り付け。
2811、2911のパンタ台周辺はプラ板でそれらしいものを作っています。
フューズは取り外した2000系の屋根についてたものを転用。
各所寸法はかなりバラバラですが、何となくそれらしくはなっているでしょう。
ちなみに車体の塗装に関してはかなり印象が違っており、今回は無視しているものの濃緑部分は塗りなおそうかと検討中。
濃緑部分の塗膜が、淡緑が透けるほどに薄いのです。
その他共通加工として、抵抗器は北急についていたものと交換。
お互いに箱数は異なりますが、外観のイメージには近づいたかなと思います。
また、先頭部と2611編成のユニット分割点にはTNカプラーを取り付けています。
こうすることで
本来の?連結面以外に
暫定編成としても遊べるようになります。
最後に正面部分全並び。
中央2両がガラスをコンバートしたもの、で製品と比べると窓上部のRがそれぞれ若干違っていますが気にするほどでもないでしょう。
今後は屋根の塗装と、もしうまくいけば2911の旧運転台部分ガラスの交換をしようかなと思っています。
ちなみに私が参考にしたのは1999年前後の資料ですが、これから実車について簡単にまとめておきますと
2611編成は両端1次車、中間は2911のみが運転台撤去車の4連で、99年時点では分割されてそれぞれ別の編成に組み込まれていたようです。
2911はこの時点で2600系では残り2両になっていたKS63-Cを装備する車両の1両でしたが、これもあってか10000系増備に伴い2002年度で引退。
(ちなみにもう一両のKS63-C装備車は2905だったりします)
2600系グループでは最初期に廃車になったようです。
ただ加工中に思い出したのですが、2811の前頭部は大改造されているもののキッズプラザ大阪内で今も活用されていますね。
2605編成は3連で登場したのち一旦はT2905を組み込んで4連単独ユニットになるものの、T2905を開放して再び3連に戻っています。
この時に2605のフューズが4連車に準じた配置(=製品のM車と同じ配置)に変更され、3連になった後もこれはそのまま残されました。
(これが2605編成を選んだ理由だったりします・・・)
この編成は2905以外は2013年で廃車になったようです。
また2905は単独の増結車として活用されたようですが、KS63装備だったこともあってか2600系の廃車第1陣に含まれています。
以上参考までに。