日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

主の御名を呼ぶように

2009-02-17 | Weblog
  詩83編

  嘆きの歌
  2~5節 神に窮状を訴える
 「沈黙しないでください。耳が聞こえない者になって静まらないで下さい」(2節)。まるで自分に言ってようである(詩62編1節)。「敵は騒ぎ立て、頭を上げ、あなたの秘蔵の民に対して共謀しています」(3~4節)。「秘蔵の民」とは「匿われている者」のこと、口語訳「保護される者」である。その陰謀とは「『彼らを滅ぼしイスラエルの名が覚えられないようにしよう』というものです」(5節)

  6~13節 陰謀の同盟を結ぶ国々
「心を一つにし、あなたに逆らって同盟を結んでいます」(6節)。7~9節まで11種族の名前が挙げられる。「同盟を結ぶ」は口語訳「規約を結ぶ」。「あなたが、かつてミディアンになさったように」(10節)。士師記4~5章のデボラ、士師記7~8章のギデオンの働きを述べている。
  「ゼバとツァルムナのようにしてください」(12節)。ミディアンの王のこと(士師記7章19、8章3節)。「神の住いをわれらのものにしよう」(13節)。エルサレムの神殿を領有しようと企んでいる。「神の住まい」は直訳「神の牧場」(口語訳)である。

  14~19節 同盟を結ぶ者らに対する祈り
「わたしの神よ、彼らを車輪のように、風に吹き散らされる藁のようにしてください」(14節)」。「車輪のように」(はガルガル)で、転がっていくこと。岩波訳は「枯れあざみのように」としている。あざみは車輪状になって転がるらしい。「森を燃やす火、山々を燃え上がらせる炎のように追ってください」(15節)。「嵐で、竜巻で恐れおののかせてください」(16節)。直訳「彼らの顔を屈辱で満たしてください。そして主よ、あなたの名を呼び求めるように」(17節)。
  「いつまでも恥じて恐れおののくように…辱められ、滅びますように。あなたの名は主、あなただけが全地の上におられるいと高き方であることを知るように」(18~19節)。

  結論で「主の御名を求めるように」と祈っていることに注目したい(17、19節)



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