日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

 西境は…カナ川に沿い、海に達する

2011-11-24 | Weblog
 表記写真は、先日中国山脈の山麓にあるU教会を訪問した時、その東側の神社参道の紅葉があまりに綺麗だったので、撮ったもの。

 ヨシュア記16章

   8節「西境はタプアからカナ川に沿い、海に達する。以上がエフライムの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である」(新共同訳)

  1~3節 ヨセフの一族
  1節「ヨセフの子孫がくじで割り当てられた領土は、エリコに近いヨルダン川、エリコの水の東から荒れ野を経て、山地を越えてベテルに至る」。エジプトで生まれたヨセフの子エフライムとマナセの子孫が十二部族に数えられ、ユダ族に続いて嗣業地が定められる。これは14章4節に既に出ていた。ここではユダ族との境界線が定められている。それはヨルダン川端から出発しエリコの東から山地をベテルに至り、ルズ、アタロトを経て西に下り、下ベト・ホロン、更にゲゼルから地中海に至る。
  4~10節 エフライム
  4節「ヨセフの子ら、マナセとエフライムは嗣業の土地を受け継いだ」。先ずエフライムの嗣業地であるが、上記の通りユダとの境界線は同じになる。アトロト・アダル(アタロトと同じ)から上ベト・ホロンを経て(5節)、南の境界線を大きく回って西に向かう。北境は、ミクメタトから東へ曲がり、タアナト・シロを経てヤノハの東に出る(6節)。複雑な境界線で、地図でなどってもよく判らない。そこからアタロト、ナアラ、エリコを経てヨルダン川に達する(7節)。西境はタプアからカナ川に沿い、地中海に達する(8節)。
  このほか、マナセの人々の嗣業の土地の中にもエフライムの人々に配分された町々とそれに属する村があったという(9節)。これに符合するのは17章9節である。つまりマナセ領の中に流れる境界線となるカナ川に沿ってエフライムに属するタプア(シケムの南十一キロ)があったことが原因となった訳である。
 

  「地史」を学ぶとよく判るが、多く河川は国の境界線になった。ヨルダン川然り、近くではロシアと北朝鮮の国境は鴨緑江。ドナウ川は幾つかの国境線になっている。ライン川降りをすると対岸はフランスである。
 境界線には橋が架けられ人は自由に往来できる。神はキリスト者に橋になることを求めておられる。それは和解の福音によってである(エフェソ2章17節)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。