箴言18章
1~9節は、利己的、愚か者、悪人(神に逆らう者)が述べられる。
「離反する者は自分の欲望のみを追求する者。その事はどんなに巧みにやってもすぐ知れる」(1節)。ATD訳「人から離れて孤立する者は口実を求める。全力で決裂できるように」。自己中心的で周囲から離れる者、文句を言って自分の正当性を主張する。
「人の口の言葉は深い水。知恵の源から大河のように流れ出る」(4節)。これは愚か者ではなく、むしろ賢者の口から出る言葉の深遠さであろうか。
5節 正しい審判について。不法な裁判が否定される(17章15節、レビ記19章15節)。
「陰口は食べ物のように呑み込まれ 腹の隅々に下って行く」(8節)。口語訳「人のよしあしをいう者の言葉はおいしい食物のようで、腹の奥にしみこむ」。陰口が何時までも体に入って逃げ出さない。
10~11節 富と栄誉
「主の御名は力の塔。神に従う人はそこに走り寄り、高く上げられる」(10節)。口語訳「主の名は堅固なやぐらのようだ、正しい者はその中に走りこんで救を得る」
「財産は金持ちの砦、自分の彫像のそびえる城壁」(11節)。ATD訳「富者の財は堅固な都市であり、彼の想いの中では高い城壁のよう」。
12~15節 分別ある心
12節 16章18節、15章33節参照。13節 性急な答に対する警告。「人の霊は病にも耐える力があるが沈みこんだ霊を誰が支えることができよう」(14節)。口語訳「人の心は病苦をも忍ぶ、しかし心の痛むときは、だれがそれに耐えようか」。新共同訳「人の霊」と「沈みこんだ霊」とは相違はないが、後者は一過性の神経衰弱(ノイローゼ)を指すのであろう。ATD訳「…打ちのめされた魂を誰が忍び得るか」。
16~21節 人間関係が問われる
「贈り物をすれば人の前途は開けえらい人の前に彼を導く」(16節)。賄賂は、既に17章23節に示されたが、その他19章6節、21章14節にもある。18節 籤引き サムエル記上14章41~42節、使徒言行録1章26節参照。
「一度背かれれば、兄弟は砦のようにいさかいをすれば、城のかんぬきのようになる」(19節)。口語訳「助けあう兄弟は堅固な城のようだ、しかし争いは、やぐらの貫の木のようだ」。新改訳「反抗する兄弟は堅固な城よりも近寄りにくい。敵意は宮殿のかんぬきのようだ」。裏切られた人は他人を寄せ付けない。
22~24節 良い妻、よい友
「妻を得るものは恵みを得る。主に喜び迎えられる」(22節)。口語訳「妻を得る者は、良き物を得る、かつ主から恵みを与えられる」新改訳「良い妻を見つける者はしあわせを見つけ、主からの恵みをいただく」。「妻を見つける」マーツァー;と「恵みをいただく」モーツェーと同一の言葉である。「友の振りをする友もあり 兄弟よりも愛し、親密になる人もある」(24節)。口語訳「世には友らしい見せかけの友がある、しかし兄弟よりもたのもしい友もある」。表面だけの友でなく、真の友人が求められる。19節にも言及している。
1~9節は、利己的、愚か者、悪人(神に逆らう者)が述べられる。
「離反する者は自分の欲望のみを追求する者。その事はどんなに巧みにやってもすぐ知れる」(1節)。ATD訳「人から離れて孤立する者は口実を求める。全力で決裂できるように」。自己中心的で周囲から離れる者、文句を言って自分の正当性を主張する。
「人の口の言葉は深い水。知恵の源から大河のように流れ出る」(4節)。これは愚か者ではなく、むしろ賢者の口から出る言葉の深遠さであろうか。
5節 正しい審判について。不法な裁判が否定される(17章15節、レビ記19章15節)。
「陰口は食べ物のように呑み込まれ 腹の隅々に下って行く」(8節)。口語訳「人のよしあしをいう者の言葉はおいしい食物のようで、腹の奥にしみこむ」。陰口が何時までも体に入って逃げ出さない。
10~11節 富と栄誉
「主の御名は力の塔。神に従う人はそこに走り寄り、高く上げられる」(10節)。口語訳「主の名は堅固なやぐらのようだ、正しい者はその中に走りこんで救を得る」
「財産は金持ちの砦、自分の彫像のそびえる城壁」(11節)。ATD訳「富者の財は堅固な都市であり、彼の想いの中では高い城壁のよう」。
12~15節 分別ある心
12節 16章18節、15章33節参照。13節 性急な答に対する警告。「人の霊は病にも耐える力があるが沈みこんだ霊を誰が支えることができよう」(14節)。口語訳「人の心は病苦をも忍ぶ、しかし心の痛むときは、だれがそれに耐えようか」。新共同訳「人の霊」と「沈みこんだ霊」とは相違はないが、後者は一過性の神経衰弱(ノイローゼ)を指すのであろう。ATD訳「…打ちのめされた魂を誰が忍び得るか」。
16~21節 人間関係が問われる
「贈り物をすれば人の前途は開けえらい人の前に彼を導く」(16節)。賄賂は、既に17章23節に示されたが、その他19章6節、21章14節にもある。18節 籤引き サムエル記上14章41~42節、使徒言行録1章26節参照。
「一度背かれれば、兄弟は砦のようにいさかいをすれば、城のかんぬきのようになる」(19節)。口語訳「助けあう兄弟は堅固な城のようだ、しかし争いは、やぐらの貫の木のようだ」。新改訳「反抗する兄弟は堅固な城よりも近寄りにくい。敵意は宮殿のかんぬきのようだ」。裏切られた人は他人を寄せ付けない。
22~24節 良い妻、よい友
「妻を得るものは恵みを得る。主に喜び迎えられる」(22節)。口語訳「妻を得る者は、良き物を得る、かつ主から恵みを与えられる」新改訳「良い妻を見つける者はしあわせを見つけ、主からの恵みをいただく」。「妻を見つける」マーツァー;と「恵みをいただく」モーツェーと同一の言葉である。「友の振りをする友もあり 兄弟よりも愛し、親密になる人もある」(24節)。口語訳「世には友らしい見せかけの友がある、しかし兄弟よりもたのもしい友もある」。表面だけの友でなく、真の友人が求められる。19節にも言及している。