神のご加護

三塁にノリ、二塁にサトを置いて
打席には、５番に入っているムロ。

カウントは忘れちゃったけど、
ノリ、サトが一斉にスタート。

この時、私は監督のサインを見ていなかったので
おっスクイズと思ったら、
ムロは普通にスイング。
打球はフラフラと上がった。
捕られたら二人のランナーはもう戻れない
しかし、フライはセカンドとライトの間にポトリ。
エンドランかぁ。凄いな。そんな発想無いよ俺には
で、聞いてみました。
「今、エンドラン？」
「いえ、スクイズです。どうして、サインを覚えないんだろう」
アレッ

ここで相手ベンチがタイム。
その隙に一塁ベースにいるムロを呼んでもう一度サインの確認。

プレイ再開。

打席にはタイチ。
ムロが盗塁で二塁に進んだ後、出たサインはバントエンドラン。
（今度は見てた）
ムロ、スタート。タイチ、スイング
エッスイング
空振り、キャッチャーが三塁に送球して、ムロ、アウト
次の投球をタイイチがセンター前にヒット
チグハグな攻撃。

打席にはクルーズ。
ここはノーサイン。ボールを見逃すクルーズ。
タイチ、スタート。
エッスタート
「あいつ、何で走ってんだろ？」と監督がポツリ。
打席で「エッ盗塁だった。俺、何かした？」って顔で訴えてるクルーズ。
「大丈夫、君は間違ってないから」

結局、追加点は入れられずベンチに帰って来たタイチに監督が、
監督 「これは何のサイン？」
タイチ 「エンドランです。」
監督 「これは？」
タイチ 「バントエンドラン」
監督 「じゃ、打席では何のサインだった？」
タイチ 「エンドランです。」
監督 「・・・。そうか、ランナーの時は？」
タイチ 「何も出てません。」
監督 「じゃあ、何で走ったの？」
タイチ 「行けると思ったから。」
監督 「100パー（セント）？」
タイチ 「100パー」
監督 「・・・そうか。」
ムロと違ってサインは知っていたけど、
見間違い？と自己判断って訳ね。

この段階では、指導権は握っていたけど、安全圏では無かった。
決して、遅くはないけど、速くもないタイイチの足。
本人は自信があるかも知れないけど失敗していたら、
まだまだ、流れが変わる可能性がある。

「良いかタイチ。野球には流れと言うもの有って・・・」
監督の流れる様な流れの説明。
分かってくれたかな？

「これからは、ココは走っても良いよ。ってサインが必要かも」って話しに。


回は進んで、また三塁にノリ、二塁にサト。
打席にはムロ。
監督「間違えるかな？」って言いながらスクイズのサイン。
ランナー一斉にスタート。
バッテリー、見破っていたのかウエスト。
バットを出しかけて、引っ込めるムロ
引っ込めたらダメでしょう

しかし、投球はキャッチャーがジャンプしても捕れずに
バックネットに

ホームインしながらノリが
「何やってんだよ」
サトが「アホ」
頭を抱えるムロ

しかし、キャプテンと副キャプテンにそんな事を言われても
ケロッとヒットを打って一塁ベース上でドヤ顔のムロ
切り替えが上手いと言うか、
だから、失敗を活かせない？

昨日は土日イッパイ頑張ったから、
野球の神様がミスをしても良い方に出してくれた。
って事にしておこう

監督のサインの出し方も含めて見直した方が良いのかな？
でも、この二人だけなんだよな。見間違いえるのは