違うのは意識

今日はダジケンさんのメルマガから

高校野球真っ盛りですが、
ある県でこんなことが有ったらしい。

最終回、アウトカウントは二つ
あと一つアウトを取れば勝利。
バッターが打ったボールはピッチャーの頭上へ
この打球を捕って、試合終了のはずが、
ピッチャーは誰かが捕ると思って捕らなかった。
カバーに入ったファーストもサードもお見合い。

結局負けちゃったらしい。
ピッチャーのコメントは
「内野のフライは周りの野手が捕ってくれると信頼していたが、今回は自分が捕りに行くべきだった」って
何ともやりきれないでしょうが、
でも、普通ピッチャーフライってピッチャーは捕らないよね


さて、新人戦の前の
午前中の練習は近隣の強豪チームと合同練習

大きい声じゃ言えませんが
大人の事情でウチが出場できない大会の決勝戦に出るらしい。
しかし、グランドが無いから助けてって

困った時はお互い様。
それに強いチームって、
試合前の練習ってどんな事するのか、
って興味があったし。
で、合同練習

最初に驚いたのが、
強豪チーム２列になって走っていたのですが
列がキレイに揃っている、
足もキレイに揃っている、
勿論、掛け声もキレイに大きな声で揃っている。

一足先に走り終わって、ストレッチをしていた我がチーム
「あのチームの走っているのを見てごらん」
君達は行進でもあそこまで揃わないよね。
君達は、俺一人ぐらい揃えなくても大丈夫だろう。って
全員が思っているから、全然揃わない。
今のストレッチも、俺一人声を出さなくても。って思ってないか？

その後キャッチボールをして
バッティングマシンを使ってフリーバッティング

アチラのチームの打球の凄い事
でも、感じて欲しかったのはそこじゃない。

強豪チームが帰った後

「君達とあのチーム何が違う？」
打球が違う。
スイングスピードが違う。
アリと象みたい。って意見も
Ｋ介は「格が違う」って言ってた

格かぁ。そうかも知れないけど、
フリーの時って、打っていない子は守るよね。
彼等はそれをノックのつもりで守っている。
打者に応じて守備位置を変えたり、
捕れるか捕れないか。ってボールも真剣に追いかけている。

君達はどう？
マシンの周りに固まっている。
「固まらない」って注意されているのに動かない。
動かないと捕れない打球は簡単に見送る。
見送られたボールはそのまま隅で放置
挙句に「誰かが捕ると思った」って平気で言う

団体スポーツだけど、個人競技感たっぷりの野球で
「誰かが」この考えは怖いよね。

それにフリーバッティングの打球は
ノックと違って、本物の打球に近いから一球でも多く
受けて欲しいんだけどね。

そして、散らばったボール、
物陰に隠れたボール
大人に言われないと、いや言われても
知らん顔をしている様じゃ、やっぱり野球の神様に嫌われるよね