９．１１メモリアル＆ミュージアム (8/1)

グランド・ゼロ（世界貿易センター・ビルディング跡地）に、この
”９．１１メモリアル＆ミュージアム”があります。
ここもニューヨークへ着たら、絶対に立ち寄りたかった場所でもあります。

２００１年９月１１日の夕方（日本時間）、仕事場から自宅に戻りテレビを
つけると、そこにはビルの途中付近から、真っ黒い煙をあげる世界貿易
センタービル（ツインタワー）の姿でした。
一瞬、戦争がはじまったのか！？　と言う様な恐怖を覚えています。

ここも「ニューヨーク・シティパス」を使用し訪問しました。
しかし、ニューヨーク・シティパスでは夏季期間（４月～９月）は
午後２時以降について入場可という制限があります。

ニューヨーク・シティパスでは、このメモリアルかイントレピッド
海上航空宇宙博物館の選択になります。
さきの太平洋戦争で、日本の特攻隊の攻撃にも沈まなかった
空母がそのままミュージアムになっています。

グランドゼロのほぼ中央東側に、この”９．１１メモリアル＆
ミュージアム”があります。
我が家が訪れた時には、ご覧の様な長い列ができていました。

”９．１１メモリアル＆ミュージアム”館内は、ほとんどの場所で
カメラ撮影が許されています。
入場前のセキュリティ・チェックは厳重で、２０分以上掛りました。
メモリアル内は、世界貿易センターで使用されていた鉄筋など
が展示されています。

地下１階部分から、９．１１メモリアル内へ入場します。

パンフレットらしきが設置してありましたが、全て英語記載なので
我が家はスルーしました。

実際に使用されており、ビルディングが崩壊時に奇跡的に
残った鉄筋の一部になります。

この写真は２００１年９月１１日午前８時３０分頃の写真です。
手前にはブルックリン橋が、その奥には当時のニューヨークの
摩天楼が写しだされています。

ロワー・マンハッタンには、世界貿易センターの超高層ビルが
ニョキ～ニョキ～ツインで建っています。
その時の天候は、ご覧の様な雲一つ無い”快晴”の状況です。

この時、あと数分後に起こる・・・・
悲劇の瞬間を、誰も想像出来なかったことでしょう。

これは２００１年９月１１日、ハイジャック犯に乗っ取られた
航空機の飛行した経路になります。

テロリスト犯に乗っ取られた４機の航空機は、アメリカ合衆国
国内線でしたが、どの飛行機も長距離便だったために満載の
燃料を搭載して離陸していました。
そのことも被害を、より大きくした一つなのでしょう。

２００１年９月１１日午前８時４６分、ついにその瞬間がきてしまいます。
ボストン発ロサンゼルス行きのアメリカン航空１１便は、乗客・乗員９２名を
乗せたまま、ツインタワー北棟に突入し爆発炎上しました。
通常の飛行機事故と違い、機体は原形を留めていなかったと言います。

そんな中、悲痛な思いで見上げていたニューヨーク市民がいました。

写真の真ん中にあるのは、”最後の柱”と呼ばれている鉄筋です。
事件後の廃墟に最後まで残っていた柱になります。

鉄筋には数多くのサインや写真が貼ってありました。

建設当時の世界貿易センタービルは、主力のジェット旅客機ボーイング
７０７が突入しても崩壊しないよう設計されていました。
しかし、実際に高速で突入した同サイズのボーイング７６７により、ビル
上部は激しく損傷し漏れ出したジェット燃料は、縦シャフトを通して下層
階にまで達し爆発的火災が発生しました。

火災の熱による鉄骨の破断でビルは強度を失い、午前９時５９分に南
棟が突入を受けた上部から砕けるように崩壊しました。
北棟も遅れること約２９分後、南棟と同様に砕けるように崩壊しました。

そんな中、奇跡的に世界貿易センタービルから生還された方もいます。
しかし、その表情は皆さん疲れきったものです。

古代ローマの詩人ウェルギリウスの言葉がありました。
”何一つ、あなたを時間の記憶から消すことはできない。”と・・・・

これはノースタワーに設置されていた鉄塔部分です。

この消防自動車は、世界貿易センタービルの崩壊により
原型を失ってしまったものです。

ハシゴ車なのでしょうが、何となくハシゴ車だと思える
レベルの被害状況です。

これは偶然に奇跡的に残った、鉄筋部分の様です。

”９．１１メモリアル＆ミュージアム”内は、大きく２箇所の
カテゴリーに分かれていました。
ここまでは、写真撮影が許可された場所です。


～で、ここから先カメラ撮影禁止の場所になっていました。
同時多発テロ事件実行犯のリーダー、モハメド・アタなど
犯人達の顔写真も展示してありました。




場所（グーグルマップ）はこちら　⇒