『いいかよく聞け、五郎左よ!』 -もう一つの信長公記-

『信長公記』と『源平盛衰記』の関連は?信長の忠臣“丹羽五郎左衛門長秀”と京童代表“細川藤孝”の働きは?

因縁と先例5【信長の『梅の花』と景時の『花箙(はなえびら)』】

2007-08-23 21:07:02 | 因縁と先例
信長公記巻十四『御馬揃への事』で、織田信長はあで

やかに着飾り、唐冠をかぶった背後に梅花の枝を折り

挿して馬を遣ります。


源平盛衰記では、巻三十七『景高・景時城に入る並

景時秀句のこと』で、平家の籠もる一の谷に梶原平三

景時が攻め込むとき、梅の枝を箙にさした「花箙」の

エピソードが出てきます。


本歌は拾遺集-凡河内躬恒(おおしこうちみのつね)の歌、

 吹く風を何といひけん梅の花
 
     散り来る時ぞ香はまさりける


であり、主上(正親町天皇)以下朝廷の面々が、

「ほほ~っ!内府殿(内大臣信長)も古の雅がおわかり

と見える」と賞賛する声が聞えてきそうな名場面です!

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