Masaca's Blog 2

独り言・日記・愚痴・戯言・備忘録・・・。なんとでもお呼び下され(笑)。

ボストン滞在記(11/23)

2008-11-24 07:40:10 | Abroad
Harpoon Brewery試飲会から一夜明けた日曜日…。今日もご多分に漏れず寒い日が続いております。予想最高気温が2℃で最低が-5℃予想というのに、朝っぱらから-6℃と早速予想が外れておりまして…ま、何℃だろうが寒いことには変わりないわけでして、これからまだ二ヶ月以上ここで生活をするにあたって、やはりこのままではまずかろうということで、午前11になるのを朝食やら洗濯やらをしながら待ってCambridgeside Galleriaへ行ってきました。

今回は、こちらへ来て早々に行ったときとは違って、明確な目的があります。防寒着として持ってきたダウンジャケットは十分に機能することが分かったのですが、問題は頭、耳、首筋…。特に耳は子供の頃に寒さで耳が痛かったことを思い出させるどころかそれ以上に寒くて、何もなしではこの先大変だぞということになりまして、ここへ来て初めてパーカー等についているフードがこれほど役に立つんだということを思い知った次第です。で、なんとかフード付きのパーカーを一着入手するとともに、持参した服のときのために、帽子とマフラーを調達しに行ったわけです。なので、今回はあらかじめCambridgeside Galleriaのページを調査して、メンズの防寒着を売っているお店をピックアップした上で、各店を回ってきました。

結局、一階から三階まで、くまなくお店の前を歩いてそれらしいお店にお邪魔しつつ、American Eagle OutfitersとGAPで買い物をしてきました。AEでは綿のパーカーと帽子、GAPではマフラーを買ってきました。日本にいるときは、防寒用の帽子とかマフラーなんて、岐阜にいるときにしか必要性を感じず、特に関東に来てからは全く不要だったのですが、ここでは大活躍しそうです。特に、私は頭がでかいのでサイズがなくて、滅多に帽子は所望しないのですが、今回は買ってきました。しかもこんなの。これなら頭も耳も寒さ対策はばっちりです…が、通勤以外で、特にボストンのダウンタウンへ行くのにはちょっと気が引けちゃいます。そういうときはマフラーで対策しようかと…

さて、Cambridgesideから一旦帰宅しまして、そこでふと思い出したことが…。いつも行っていた酒屋さん660 liquorsまでは交通機関がなく、約1.5 kn程を重いビールを持って運ばねばなりませんでして、どうにかもう少し近いか交通機関で行ける酒屋さんはないものかと探しておりましたら、ちょうど昨日、Shaw's Marketの帰り道に、あまりにも寒いのでCentral Squareから帰ろうと駅まで行きましたら、駅入り口の目の前に酒屋さんがあるじゃないですか!灯台下暗しとはこのことで、前回滞在したときに利用したCentral Square駅近くでは探しておりませんでした。このときは買い物袋を下げておりまして、酒屋さんで買い物をしても持てなくなってしまうので、寄ることなく帰宅したのですが、今日は行って見ようと思いまして、早速地下鉄へ。たった一駅で、しかも一回$1.70乗り放題のTの使い方としては最ももったいない乗り方ですが、仕方がありません。Central Squareで降りて、目的の酒屋さんSupreme Liquorsへ。

店内は奥にかなり広くて、所狭しとワインがずらりと並んでおります。そして一番奥に積み上げられたビール類…。奥の壁は一面冷蔵庫で、全てビールで埋まっています。どう考えても660 liquorsよりも品揃えは豊富です。さらに驚いたことに、ここでは日本酒まで扱っているではないですか!米国へ来て初めて日本酒が売っているのを見て改めて感動した次第です。当然、ビールの棚にはアサヒSuper DryとキリンIchiban (絞り)が並んでおりました。それにしても、やはりビールが安い!安売りのMiller Liteなんて30缶入り一箱が$19.99って、ジュースより安くない?って感じです。当然、Samuel AdamsやHarpoonも各種取り揃えている上に12本入り一箱が$11.99のサービス価格。調子に乗ってSam AdamsのBoston LagerとBoston Aleの12本入りを一箱ずつ買ってきてしまいました

てな感じで、これからお風呂に入って夕ご飯を食べがてら、ビールにしたいと思います。明日は日本と違ってお休みではないので、早めに切り上げて寝なくては…

ボストン滞在記(11/22)

2008-11-24 06:16:51 | Abroad
さて、待ちに待った週末の土曜日。先週のSamuel Adams Breweryに続いて、今日はHarpoon Breweryの試飲会へ行ってきました。

この会社は1986年創業と非常に若い醸造所でして、実はボストンに来てからまだ飲んだことのないビールを造っている会社なのですが、ガイドブックにも載っているくらいに試飲会で有名らしいので行ってみることにしました。場所は、Beacon Hillを造成したときに出た土砂で埋め立てられた海辺でして、MBTAでも比較的新しいSilver Lineの通る地域です。住宅地ではなく、どちらかというと貨物積載場とか魚介類の水揚げ基地といった感じの地域になります。Red LineでSouth Stationまで行きまして、7月に来たときに利用した空港からのSilver Lineではなく途中から逸れていくSL2もしくはSL3に乗ってHarbor Streetで降りまして、すぐそこに看板がありますので、それにしたがって歩くと到着するという、いたって分かりやすい場所にありました。売店の中で試飲会が行われるのですが、売店自体の開店は11時なのに対して土曜日の試飲会自体は正午から。それ以降、午後2時と午後4時開始の会があるのですが、そちらは混み合うとのことで、今回も真っ昼間っからビールをかっくらうべく、正午に間に合うようにと余裕を持っていきましたら、余裕がありすぎまして、試飲会開始までまだ50分位あるという状態…

このままお店でボーッとしていても仕方がないので、せっかく海際まで来たんだからと海近くまでいってみることにしました。ところが…この日はあいにくこの冬一番の冷え込みでして、あとから確認したら最高気温が-1℃というふざけた寒さでした。そんな寒い中、海を目指して海岸へと向かっていくと、なにやらお店があるみたい…。こんなに人気のないところに店があるのかと驚いて行ってみると、なんと!Regal Seefoodsと書いてあるではないですか!こんなところに店があるなんてどこにも書いてないぞと、よくよく見ていると、しんさんが気づきました。「Control Centerって書いてある…ここ、材料の出荷基地じゃないですか?」…。当然お店ではないので何が食べられるわけもなく、その前を通り過ぎると、見事に目の前に大西洋が広がっていました。私にとって、生まれて初めての大西洋です。しかもとんでもなくクソ寒い日に…。深緑の海の写真を撮って、凍りそうな手をポケットに突っ込んで早々にその場をあとにしました。さて、まだまだ時間はあるので、バス通りであるNorthern Avenueをそのまま歩いて行くと、どうも貨物船の積載基地のような設備と税関のような建物…。いずれにしても確かなのは、見るところも食べるところも何もなさそうだということで、すごすごと引き返してきました


たぶん麦の集積タンク

加工タンク

発酵タンク

たぶんこっちが貯蔵タンク

タンクの間の通路

試飲会場
こんなとんでもなく寒い中、外にいては凍えてしまうということで、再びお店の中に入りますと、お店の兄ちゃんが「工場の中に入ってもいいよ」というので、見学用の戸から中に入りました。先週、Sam Adamsで見たのと同じ、加工タンクや発酵タンク、貯蔵タンクがぎっちりと並んでおります。おもしろいのは、その工場内にすずめがおりまして、中を気ままに飛んだり跳ねたりしておりました。原料の衛生管理は大丈夫なのかと心配になりますが、さすがは米国の工場、大らかです。説明もなく工場を眺めていても何ですので、しばしいろいろと眺めてから再び店内へ。すると、いつの間にやら人がとんでもなく増えています。みんな正午からの試飲会目当てに来ているので、時間近くにどんどんやってくるようです。そしてさらにしばし待つと、ようやく試飲会の始まり始まり。すると、売店のオレンジ色のTシャツを着た兄ちゃんが徐に流暢な英語(# 当たり前)でご説明を始めました。先週のSam Adamsに輪をかけてとんでもなく早口な英語でして、そこまで速くなくてもいいのにと思いつつ、もはやついて行く気力も失せ、所々わかる単語を探しては、何について語っているのかを想像する時間が10分ほど続いたでしょうか。ようやく試飲開始となりました。いつものようにIDとしてパスポートを見せると、キャップをかぶった短いヒゲの格好のいい兄ちゃんがコップを渡してくれます。そしてしばらくすると、皆が思い思いのビールをリクエストして、それを彼らがサーブするという形式で、試飲が始まりました。私たちも他のお客さんに負けずに、まずはUFOなるビールを試飲。UFOといっても「未確認飛行物体」であるはずはなく、「UnFiltered Offering」の略でして、要は日本でも最近はよく見かける無濾過タイプのビールです。酵母の香りとともにさっぱりとした味わいとほのかな酸味の利いた飲みやすいビールでした。次にフラッグシップと称するIPAに挑戦。IPAとは「India Pale Ale」の略でして、これがまた、かなり苦みの強い個性的なビールでした。しんさんは苦手なタイプだといっていました。それからHarpoon Aleのもう少し軽い味わいを楽しむ一方、しんさんは好みの黒ビール系へ。Munich Darkは黒ビールでもかなり焙煎のこげた苦みの強いビールで、どっちかというと麦茶っぽい感じ。

と、途中で再びさっきの説明の兄ちゃんが説明を再会しまして、しばし試飲は中断。今度は各ビールに関する説明を始めました。それを先にやってくれよって感じですが、どのビールがどういう製法でどんな味わいかを説明していきます…あれ?よっている割に意味が分かってるじゃん>自分たち。これまたえらくたくさんの種類があるので、説明に時間がかかりまして、これで試飲も終わるんじゃないかと心配になっておりましたら、なんと!試飲再開!そこから二人で別々のビールを頼みながら次々に試飲していきまして、最終的に二人揃えば完全制覇!結局分かったことは、ここのビールは特徴を際立たせるために極端にある方向へ振り切ったビールばかりを造っているということ。なので、玄人好みのバランス感のあるビールは見当たりませんが、実験的で面白いビールばかりが揃っているという感じです。

てことで、試飲終了。Sam Adamsと違って、時間内であれば何杯でもいけるという試飲会でして、周りのお客さんもかなりいい気分の方ばかり。ここではコップはお土産ではなく、欲しければ$3.00でお分けしますということだったので当然ご購入。一緒に記念のTシャツとスパイスがグンと利いていて体が温まるというWinter Warmerを6本、そして、Harpoonの中でも結構バランスのいい一回り大きい瓶のRauchfetzen Aleを2本を購入して帰宅の途につきました。ちなみに、しんさんが先にレジを済ませるときにステッカーをもらってくれまして、トランクに貼るステッカーがまた一枚増えました。左の写真は、壁にこれでもかと飾られた世界各国のビールの空き缶。この中に海外版アサヒビールと神戸ハーバービール(?)なるものが飾られておりました

帰りも当然MBTAのSilver Lineで帰るわけですが、駅というかバス停というかで酷寒の中を待てど暮らせど電車(バス?…あぁ、ややこしい)は現れず。路線図には約9分間隔としか書いていないので、とりあえず改めて9分測って、それでも来なければ、凍える前に空港線と合流する次の駅まで歩こうということにしたのですが、約9分後にやってきたのは反対向きのバス。午後2時からの試飲に来たとしか思えないお客さんを降ろして、海の方向へ走り去って行きました。そのまま海近くでぐるっと回って帰ってくるはずです。そのとおり、しばらく待つと帰ってきました。ようやく乗り込んで寒さを凌ぎまして、終点のSauth Stationへ。そのままRed Lineに乗り換えて今朝乗り込んだKendall/MITに戻ってきました。そのまま駅近くのCosiでお昼ご飯にピザを食べまして、それからアパートメントに帰ってきて、エレベータでしんさんと別れた次第です。

そのあと、まだ日も高くて明るいので、このまま眠気に負けて寝てしまうのはもったいないということで、買ってきたビールを冷蔵庫に入れると、その足でこんどはいつものShaw's Marketへ行って、土日の晩ご飯の材料を買い込んできました。その夜は、昼間に続いてビール三昧…といくところですが、さすがに今日は昼にかなり飲みましたので、おさえ気味で終了…ていうか、Pirates of the Calibbean Dead Man's Chestを見ていたら眠くていつの間にか寝ていたという…

いやはや、それにしても楽しい一日でした…とんでもなく寒いことを除けば…。あれほど極端に味の違うビールを一度に味わえる機会はあまりないと思うので、この試飲会はビール好きには結構貴重なものだと思います。ただし、上にも書きましたが、味や香りが極端ですので、好みが非常に別れるビールですから、全く好みが合わなくても保証はいたしかねますのでご注意を

ボストン滞在記(11/17-21)

2008-11-24 05:11:17 | Abroad
なんと気がついてみれば、丸一週間放置していたというこの有様…

先週一週間は、週明けの月曜日に多少の余裕があったのみで、あとは大忙し…。昼食の時間を取る余裕もないほどでして、近くのサンドイッチ屋さんのサンドイッチを頬張りながら仕事をするような日もありました。それが何曜日だったかさえ思い出せないほど、異様に忙しい一週間でした。ま、そのおかげで、渡米の第一の目的であるトレーニングを一通り終了することができまして、後半は持参したサンプルを使っての試料調製を行いまして、難なく終えることができました。これもひとえに私に教えてくれたMDさん、AKさん、そしてJJさんのおかげです。本当に感謝感謝です

しかし困ったことに、問題は自分の実験で起きるのではなく、日本から送られてくるサンプルに起きましてですね、本来あるはずの量が含まれていないということが判明して、それが測定法によるものだったことまで突き止めまして、さて、こりゃどうしたものかと頭を悩ませながら週末に入ったのでした。まぁ、そんなことを週末に考えていても仕方がありませんので、週末は週末でしっかりリフレッシュする予定です