地球上の小さな日記

繰り返す毎日の中に埋もれてゆく小さく些細な記憶達を、忘れないように書いてます。だから・・・

ある夏の日

2008年03月29日 18時05分49秒 | 心のBGM日記



暑くもなく、寒くもない。
草木は芽吹き、いたるところから生命の鼓動が聞こえてきそうな季節。
おそらく、一年の中で今が一番過ごしやすく、
何をするのにもいい季節なのだろう。
運動するのもよし、寝るのもよし、旅に出るのもよし・・・。

そんなワケも有り、実は今週末は旅行に行く予定になっている。
行き先は南房総。一泊二日で。
いつも旅行といえば、山梨とか静岡など「西の方」へ白羽の矢を立てることが多かったので、
たまには奇をてらって東を攻めてみようとなったのだ。


南房総へ行くのは何年ぶりだろう?
ハッキリとはわからないけれど、ものすごく久しぶりだろう。
あの頃は(今でもそうだと思うが)、
オレの幼馴染の親戚が「千倉」で民宿をやっていたので、
毎年のように幼馴染ファミリーにくっ付いて遊びに行っていた。
海がとても綺麗で、大人たちはずっと晩飯用の貝をとっていて、
オレたち子供は真っ黒に日焼けしながら、一日中磯で遊んでいたものだった。

カニを追いかけたこと。小魚を手で救ったこと。
岩場の隙間に有る小さな海に、浮き輪でプカプカ浮かんだこと。
何もかもが楽しかったあの南房総の海。


アレから20年くらい経つのかな・・・。


そんなに経っているのに、
その時の楽しかった思い出は、時に風化されることなく今でも鮮烈に蘇る。
ある夏の記憶。
大きな空、白い雲、眩しい太陽。
海の香りにさざえを焼く匂い。
何もかもがみな懐かしい。


だから、今週末の南房総旅行がとても楽しみ。
景色は変わってしまっているかもしれないけれど、
心はあの日のままだから、きっとたくさん楽しめそうだ。

・・・幼馴染のあの娘は元気かなぁ。