御浜岬を出て、また海岸線(ところによって山道)をどんどん南下していく。あぁ、本格的に腹が減ってきた。実は御浜岬を出るときに、何かファーストフード的な店は近くに無いのかとナビで調べてみた結果、それらしい店はルート上に見当たらなかった。しかし、それでも土肥温泉まで出れば何か有るだろうと淡い期待を胸に車を走らせたのが、甘かった。やはり土肥にもファーストフード店と思しき店はない。さらに、信号で停まるたびにナビで周辺検索をするものの、コンビニくらいしか見当たらない。う~ん。少し旅のつや消し感も否めないが、コンビニで飯を買うしかなさそう。というワケで、土肥温泉をちょっと過ぎた辺りのセブンイレブンで、焼肉チャーハン弁当となめらかプリンを購入したのだった。今はご飯時。コンビニは大盛況。なるほど、みんなも同じらしい。
12時15分、恋人岬に到着。もう空腹はマックス。花より団子というワケで、まずは駐車場の景色が良さそうな場所に車を前から停めて、飯タイム。しかし、景色を見ながら飯を食べるはずが、「笑っていいとも」に目を奪われて一件落着。テレホンショッキングのゲストはナイナイの「やべっち」だった。
腹が膨れたところで、若干の睡魔を感じながらもすぐに散歩に出た。恋人岬はかなり有名だろう。西伊豆を全く知らなかった頃でさえ、ここの名前だけは何故か知っていた。西伊豆屈指の名所というわけだ。そのため、この場所には若いカップルから熟年夫婦まで、御浜岬とは比べ物にならないほどの人がいた。それでもまぁガラガラの部類だけど。
駐車場から「鐘」が有る場所までは結構な距離が有る上、階段や急激なアップダウンも有る。その上、今日は夏のように暑く、日差しも強いので汗だくになってしまった。上に羽織っていたパーカーみたいなものを脱いでティーシャツ一枚になっても、汗は止まらない。ハァ、ハァ、呼吸も乱れてくる。
あそこが目的地か・・・。7年前に来た時はこんなに辛かったっけ?まさか年のせいじゃあるまいね。
ヨイショ、ヨイショと青息吐息で何とか愛の鐘に到着。ここからも富士山が見える。もう随分と離れているはずなのに、こんなにクッキリ見えるのは、空気が澄んでいる証拠。改めて本日の晴天を知る。
行きより帰りの方が辛いと感じるのは気のせいか? グッタリとしながらも何とか車に転がり込む。転がり込むと一気に睡魔が押し寄せてきた。このまま出発してもよかったけど、運転の集中力が落ちると思い、チョットだけ仮眠を取る事にした。
13時半~13時55分、昼寝。寝たんだか寝ていないんだかわからないが、頭はスッキリ!さぁ、行こう!次は黄金崎だ。・・・。ここで思った。一応計画では「黄金崎」を見に行った後に「らんの里」へ行く予定になっていたのだが、「らんの里」のボリュームと黄金崎の推定滞在時間、宿までの所要時間を考えると、時間オーバーになりかねない。そこで、急遽予定を変更し、黄金崎は明日にまわすことにした。つまり、次の「らんの里」が本日最後の目的地ということになる。出発!!
つづく