地球上の小さな日記

繰り返す毎日の中に埋もれてゆく小さく些細な記憶達を、忘れないように書いてます。だから・・・

大雄山最乗寺

2013年12月23日 12時05分49秒 | かながわ景勝50選
一時期は結構頻繁に来ていた大雄山最乗寺だが、
ここのところは全く来なくなってしまった。
おそらくそのせいだろう。エナジー不足を感じるのは。
そして、風に背中を押されるように、
何となく行かなくてはという気持ちになるのも、
エナジー不足からくる本能的な行動なのかもしれない。



いつも思うけれど、
この最乗寺は本当にパワーに満ち満ちている感じがする。
もちろん、それを感じる特殊な能力はないのだけど、
全身ですごく不思議なパワーを感じる。
それを体に取り込んで充電するみたいな。
それは気のせいではない。



天狗。
本当に出てきそうな足柄の山奥。
厳しい修行の場だったに違いない。

人生は修行の場だとよく耳にする。
だから、きっと人生に近道も回り道もないのだろう。
そんな事は、人生が終わる時に振り返り、
どうだったのか考えれば良いのであって、
今、この道の途中で、修行中の身で、
ああだこうだ言っても仕方が無い。

何の後悔もなく今まで来た人がいるだろうか。
後悔が多いほど、いろいろなものを修正する力が養われ、
一歩先に踏み出せるのだろう。

つまり、一歩先に進むには、
何かを引き換えにしなくてはいけないということ。
今は後悔していても、それは必ず未来につながっているはず。
どんな過去も、今日の自分につながっているように。



それにしても、運動不足だ。
奥の院までの階段で完全に息が上がってしまうとは・・・。




景勝リベンジ 駒ケ岳

2011年06月11日 08時19分32秒 | かながわ景勝50選

約4年半前の記事にあるように、
何となく納得して終わった駒ケ岳だったのだが、ここに来て、
犬のランドもそれなりの準備と混雑していない時を見計らっていけば、
頂上までいけるという情報を入手した。
そんなの行くしかないだろう。
そもそも駒ケ岳の景勝碑も押さえていなのだから。



というわけで、箱根園にあるロープウェイ乗り場に到着。
平日だったからだろうか、駐車場の入口にある建物には誰もおらず、
完全に素通り状態だった。
あの日はここで足止めを食らったのに・・・これも時代の流れか?



私の記憶が確かならば、駒ケ岳の山頂へ行くのは今日が3回目(だと思う)。
最初は小学校の林間学校、2回目は高校3年生の家族旅行。
しかし、ロープウェイ乗り場に懐かしさは全く感じない。
それどころか、全く別の場所みたいに感じる。
高3時代はともかく、
小学校時代のここの一場面とは完全に食い違っているのだ。何故に?
いくらあれが25年くらい前だったとしても、
明らかにおかしい。う~む・・・(この謎は後ほど解けることになる)



係の人が言っていた通り、ロープウェイで登っている途中、
突如として視界が真っ白になり、本当に10メートル先も見えない状態になってしまった。
だから、景勝碑は何とか発見できたものの、景色はゼロ。
それでもまぁ、これも貴重な経験だったので、残念無念感は特に無かった。



異界に通じるような霧の濃い道をゆっくり歩いて行くと、
これまた突如としてブワッと赤い鳥居が現れた。



とても現実とは思えない。まるで神隠しにでも遭いそうな感じだ。
別にカメラのレンズが曇っているわけではない。

帰り際に山頂駅で地図を見ていると、思わぬ発見が有った。
このロープウェイの他に山頂まで手段としてケーブルカーが存在したのだ。
なるほど。そういうことか!!
あの過去のワンシーンはケーブルカーの登り口に違いない。
よくよく思い出してみると、
あの日乗ったのは確かにロープウェイではなかった。
そうか、そうか。



しかし、ケーブルカーは今は廃線になっていた。
ロープウェイに人を取られ、2005年に長い歴史に終止符を打ったらしい。
晩年の駅舎は、まるで以前から廃線が決まっていたかのように荒れ放題だったらしい。
今ではその駅舎も取り壊され、ただ線路だけが残っているとかいないとか。
悲しいことだが、
こうしてまた心の思い出の場所が消えていったのだった。








秋の仙石原高原

2010年10月24日 07時51分27秒 | かながわ景勝50選

箱根神社にお参りすることしか出来なかった、2週間前の雨の箱根。
最大の目的だった仙石原のススキも、
大雨の為にやむなく断念することになったが、
朝起きた時にウッドデッキから空を見上げるとキレイな星がたくさん出ていた。
今日は見事な晴れ模様ではないか!!



早起きした甲斐あって、特に渋滞することもなくスイスイと仙石原に到着!



時計は7時になるところ。
まだ人は少なくて、ほとんど貸切状態なのはよかったが、
さすがは箱根の早朝!とんでもなく寒い。
オレ的にはかなり厚着をしてきたつもりだったけれど、
それでもまだ足りなかったらしい。
車の温度計によると、只今の気温11℃。
体中が震えるのもむべなるかな。



黄金色の海。
秋の仙石原は本当に綺麗だ。





ススキの真ん中の道をテクテク歩いていると、
遅い朝日がようやく向かいの山に差し込んできた。
その風景がまた壮大で、子供の頃に見たような新鮮さを覚えた。



それにしても、寒い。
こんな歩いているのに、寒い。
この辺に朝日が届くのは、地形的にまだまだ先らしい。



でも、やっぱり秋の仙石原はいいね。
何となく現実離れしているところがいいのかな。
月光の明るい真夜中に、ここで不思議なことが起こりそうな雰囲気が有る。



季節を感じることが次第に少なくなってきた今日この頃。
たまにはこうして自然の真ん中で深呼吸をしなくては、心が荒んでくる。

自然を見て自然を感じ、自然を吸い込んで自然を考える。
出来そうで出来ない命の洗濯。
日常生活や文明の「毒素」は意外に根が深い。









景勝アンコール4 石垣山

2010年05月08日 15時54分31秒 | かながわ景勝50選
来宮神社に行った帰り、まだ帰るには時間が早すぎたので、
以前景勝50選で訪れた事のある「石垣山」に行ってきた。



駐車場はガラガラ・・・。
みんなもっと遠出しているのだろうか?
東名とかで渋滞40キロ以上の文字を見たけれど。



以前に来た事が有るといっても、それはもう三年以上前の話なので、
記憶は微妙。
駐車場も入口も見覚えが有るが、その先がどうなっているのかサッパリわからない。



展望台からの眺め。
丹沢や箱根の山々が一望できる。



ボウッと景色を眺めていたら、なにやら動くものが目に入った。
よく見てみればこれから箱根に向かう「箱根登山鉄道」。
このほのぼのした光景からは全く想像できないけれど、
今日の箱根は大混雑だろう。
来る時も(帰りも)箱根方面はかなり手前から渋滞になっていた。
きっと、あの電車にも人がビッシリ乗っているのだろう。



二の丸跡。
そう。ここは太閤一夜城址なので、
しっかりとした史跡なのだ。
だから、いつも撮っている景勝碑が建てられないらしい。



本丸跡。



小田原城方面。
きっとかつての人もここから小田原城を見ていたのだろう。
いつ攻めるかどう攻めるか話しながら。
でも、今日はちょっとガスってるね!


景勝リベンジ2 山下公園といちょう並木

2009年11月16日 21時34分07秒 | かながわ景勝50選

イチョウは今がちょうど見頃なので、
昨日実家へ帰った時に山下公園までイチョウを見に行った。
しかし、運が良いのか悪いのか昨日は「横浜国際マラソン」というものが開催されていて、
徒歩で15分で着く道のりが、なんと30分以上もかかってしまったのだ。
その原因は明白。
石川町と元町の境の大通りが完全に封鎖されていたから。
ランナーが途切れた一瞬だけ横断出来るのだが、
それがなかなか途切れないものだから、
何十分も待たされるハメになったのだった。

しかし、この「横浜国際マラソン」は今回が初回らしい。
つまり、第一回というわけだ。
ここからこの歴史が刻まれていくのかと思うと、
偶然にしてはすごい場面に出くわしたものだとつくづく思う。



何とか辿り着いた山下公園のイチョウ並木道も当然の如く封鎖されており、
ランナー達がゴールである山下公園を目指している風情。
この写真を撮った歩道橋の上には警察官が立っていて、
しきりに「立ち止まらないでください」と言っていた。



観光の人なのか応援なのかはわからないが、
下の通りはかなりの混雑模様。
う~ん。
大変な時に大変な場所へ来てしまった。



何だか知らないけれども、今マリンタワーは銀色一色。
ハリボテのようだ。
個人的には以前のような赤と白のシマシマが一番しっくり来るのだが・・・。



氷川丸も相変わらず。
もう何十年もずっとここに浮いている。



今日は天気が良くて気持ちがいいね!
大桟橋の向こうにみなとみらいのビル群が見える。
そして青い空と海。
きっと、今日は走った人は気持ちよかっただろうな。



山下公園を散策中に大会の実況の人が、
最後のランナーがゴールインしたという趣旨のことを言っていたので、
並木通りに出てみると、もう封鎖は解除されていた。



やっぱり、今回はドンピシャのタイミングだった。
山下公園といちょう並木、リベンジ完了!!















景勝アンコール3 大雄山最乗寺の杉並木

2009年11月08日 11時23分29秒 | かながわ景勝50選

足柄峠で雄大な景色を見た後に向かったのは、
これまた「かながわの景勝50選」の一つである最乗寺。
足柄から近いというのも行った理由だが、
綺麗な紅葉を見たいという思いのほうが少し強いかな。
というのは、前回行った時に色付くモミジが素晴らしかったからだ。
今回はどうだろう。チョット早い気もするけど・・・。



そうそう。
3年前に来た時は参拝順路を間違えて、
帰路である道をひたすら遡り、最初に奥の院に到達してしまったのだった。
そんな過ちはもうしない。
駐車場内からご丁寧に参拝順路はこちらと書いてあるのに、
どうして逆走してしまったのだろうか?



やっぱりモミジはまだそれほど変色していない。
う~む、残念。
きっと一ヵ月後には、燃えるような色彩を放ち出すだろう。



それにしても、この寺はすごい神聖な空気に満ちている。
いかにも霊験あらたかという感じだ。
自分の心に有るいろいろな邪念が取り払われていくかのように、
ここにいるだけで不思議とスッキリとしてくる。



どんどん階段を登って行く。







やはり足柄の山奥に有ることだけは有る。
階段を登っても登っても「奥の院」に着かない。
参拝自体が修行だ。
心はスッキリしていても、体はかなりキツイ。

最後に350段も有る急な階段を登って、
ようやく青息吐息で最後の「奥の院」に到着。



奥の院からは杉並木に囲まれた裏の坂道で一気に下っていく。
これぞ景勝。神奈川県の天然記念物だ。



きっとすごい樹齢なんだろうね。
迫力がハンパじゃない。



帰りは東名に乗ってピュ~ッと一時間強で家に帰ってきた。
時計を見たらまだ4時前。
何だかいつもよりもずっと長く感じる一日だった。
雄大な景色を見て、静かで神聖な場所を訪れたことによって、
何かズレていたものが真っすぐになったような感覚を覚えた。










景勝アンコール2 足柄峠

2009年11月08日 08時48分45秒 | かながわ景勝50選

最近になってから随分寒くなったと感じるようになった。
朝晩の冷え込みはもとより、
朝の出勤時などには澄明たる青空の果てに凛とそびえる富士の山を拝める日も多い。
もはや秋を通り越して冬の匂いがする。
もしかしたら今年は厳寒な冬になるのかもしれない。
そんな折、折角だから富士山をもっと近くで見たくなり、
以前に行った事のある景勝地「足柄峠」に足を伸ばしたのだった。

確か2年前この場所に訪れた時にも非常にいい天気で、
日常では見られないような素晴らしい風景だったはずなので、
今回のは景勝リベンジというよりも、景勝アンコールだろう。
もう一度行ってみたいと思えるような場所はまだたくさん有る。



前と同じように万葉公園の無料駐車場に車を停めてテクテク。
足柄峠は神奈川と静岡の県境に有る険しい峠のはずなのだが、
結構歴史的なものがおおく残されている。
その一つがこの足柄関所の跡だ。
横の説明書きを読むと、
およそ1000年前の時代に強盗団を取り締まるために設けられたらしい。



そして、足柄と言えばマサカリ持った「金太郎」!!
弘法大師が建てたとされる聖天堂の脇に鎮座されているけど、
金太郎もまたおよそ1000年前の人物なのだろうか?
気にはなるが調べるのが面倒なので、それは謎のままにしておこう。



足柄城址到着!
こんな険しい峠の上に城。
道も舗装されていないような時代に、一体どうやって作ったのだろうか。
こういうところに来ると、昔の人はすごいと思わずにはいられない。





1000年前の人たちも、きっとここから富士山を眺めたのだろうね。
険しい山道と強盗団の恐怖で疲れた体と心を、この青い景色で癒したことだろう。



1000年後の人たちも、
オレたちの時代に思いを馳せたりするのかな。
一秒一秒過ぎていくだけなのに、時の流れとはこの景色よりも壮大だ。






景勝リベンジ 真鶴岬と三ツ石

2009年11月02日 22時35分37秒 | かながわ景勝50選

制覇した「かながわの景勝50選」の中でも、
悪天候によってそれほどいい景色が見られなかった真鶴。
実は、隣町だし天気がいいということで、
土曜日にしいたけを堪能した後に突然向かう事になった。
自分のブログを調べてみると、前回行ったのが2007年だから、
2年ぶりの訪問というワケだ。

「お山のたいしょう」から約20分、
前回と同様にケープ真鶴の駐車場に車を停めて、
近くの階段を上がると「ケープ真鶴」という施設が有る。
その建物をグルッと裏に回ると、展望広場みたいになっている。



そこからの景色は前回とは全然違い、
思わずハッと息を呑むような青く壮大なものだった。
何という広さよ!!



展望広場の横には景勝碑が有り、階段で海の方へ下りられるようになっている。
あぁ、やっぱりここに来て正解だったね。
あの時も雨に打たれながらもいい景色だと思っていたけれど、
太陽の下ではそれもケタ違いだ。



階段の途中で三ツ石を望みながら考える。
帰りは逆にこの階段を登るのか・・・。



海、到着!
アレレ?前回はかなり先まで歩いていけたのだけど、
今回は塩が満ちていてこれ以上先に進めそうにない。
でもまぁ、いいか。
こういうものは近くで見るより、遠くから見た方がいいだろう。








景勝リベンジ真鶴編、これにて完了!!






景勝アンコール1 曽我梅林

2009年02月11日 20時37分19秒 | かながわ景勝50選
まだまだ寒い2月。
こんな何かも凍ってしまいそうな季節にちょうど見頃を向かえるのが梅なのだ。
曽我梅林。
ちょうど2年前に行った時のブログを参考に、今回も7時出発した。
前回は素晴らしい快晴だったけど、今回はやたら雲が多い。
これがどうも。
いい景色が見られればいいのだが・・・。
今回はMちゃんも一緒。


 









桜よりも色が濃く鮮やかな梅は、やはり曇天など関係なく綺麗だった。
いいね~梅!




景勝について

2008年11月03日 21時55分34秒 | かながわ景勝50選
11月1日に行った「犬越路」で、ひとまず目標であった景勝制覇は達成された。
しかし、達成したといっても、
天気や季節の関係で本来の景色が見られなかったところも有るし、
犬越路のように道を間違えたながらも無理やり達成とした場所も有る。
それに、もう一度見たい場所も。

もし、これで次の目標を掲げて「さぁ次はコレだ!!」となってしまうと、
それがある種の「縛り」となってしまい、
何かと景勝に関する行動が取りにくくなってしまうだろう。
別に仕事じゃないからそんなのどうでもいいような気もするけど、
気になるのだから、オレはそうすべきだと思っている。

だから、次の目標を立てる前に、
もう一度「かながわの景勝50選」を攻める事にしようと思う。
リベンジ編とアンコール編。
今度は「完全制覇」を目指すというワケ。