そうこうしているうちにガンの告知から1年5ヶ月目に当る日が過ぎていた。大きな山を感じたこの一ヶ月だった。耳管が狭くなっていることで中耳炎を起こしやすくなっているというのは確かだと思える。再度の中耳炎がいつ起きるかにおびえる日々が続くだろう。緩和ケアの予約を受けたくなってきた。
先日、病院の耳鼻科で、中耳炎の原因はガンが大きくなって耳管を圧迫している可能性が大といわれた時のこと。MRIを撮ってみるということになった。医師が目の前のパソコンを操作して、予約状況を確認している。「来年の一月過ぎまで予約が詰まっているようですね~」 医師はゆっくり、こちらを振り返った。「それまで待てないですよね?」 「・・・(当然ちゃうか)」 患者としてはもっと早くなりませんかと尋ねるべきだったのだろうか・・・仕事柄、若いのにテクニックを駆使するヤツだと本当に感心したのだった。「ちょっと外で待っていてください。何とか割り込ませますから」 「・・・(救急患者はどうするの?)」 という気持ちもある。こういうやり取りのあと、3日後に検査を受けることが出来た。言葉に出して感謝すべきだったのだろうか?
その結果をCD-Rに焼いて渡してもらった。セカンドオピニオンの病院に持っていくためだ。自宅のパソコンで開いてみたところ、患部の輪切りがどうしても出てこない。後日、ついでの時にそれを説明し、患部の部分を再度CD-Rに入れてくれるように頼んだ。それはすぐに出来ないかもと言われた。病院から帰ったあと、すぐさま携帯に連絡があった。パソコンの調子が悪く? 原版が削除されてしまった? もう一度、MRIを撮り直す必要がある? どうも、患部を間違えて、上咽頭部ではなく頚部から肩にかけてを撮影したようだと理解した。 深く追求する必要は感じない。取り直すことに問題はない。しかし、診断結果の説明はなんだったのかという気がしないでもない。たとえ方は適切ではないが、天網恢恢粗にしてもらさずという言葉が頭に浮んだ。「いいですよ。いつでも」 「では・・・明日はどうですか?」 えっえっ~ぇ このときの驚きをどう表現すればいいのでしょうか 「(眼がテン)・・・いいですよ」 とだけ冷静に答えた私。考え方を変えるだけで人生は楽しくなる。
先日、病院の耳鼻科で、中耳炎の原因はガンが大きくなって耳管を圧迫している可能性が大といわれた時のこと。MRIを撮ってみるということになった。医師が目の前のパソコンを操作して、予約状況を確認している。「来年の一月過ぎまで予約が詰まっているようですね~」 医師はゆっくり、こちらを振り返った。「それまで待てないですよね?」 「・・・(当然ちゃうか)」 患者としてはもっと早くなりませんかと尋ねるべきだったのだろうか・・・仕事柄、若いのにテクニックを駆使するヤツだと本当に感心したのだった。「ちょっと外で待っていてください。何とか割り込ませますから」 「・・・(救急患者はどうするの?)」 という気持ちもある。こういうやり取りのあと、3日後に検査を受けることが出来た。言葉に出して感謝すべきだったのだろうか?
その結果をCD-Rに焼いて渡してもらった。セカンドオピニオンの病院に持っていくためだ。自宅のパソコンで開いてみたところ、患部の輪切りがどうしても出てこない。後日、ついでの時にそれを説明し、患部の部分を再度CD-Rに入れてくれるように頼んだ。それはすぐに出来ないかもと言われた。病院から帰ったあと、すぐさま携帯に連絡があった。パソコンの調子が悪く? 原版が削除されてしまった? もう一度、MRIを撮り直す必要がある? どうも、患部を間違えて、上咽頭部ではなく頚部から肩にかけてを撮影したようだと理解した。 深く追求する必要は感じない。取り直すことに問題はない。しかし、診断結果の説明はなんだったのかという気がしないでもない。たとえ方は適切ではないが、天網恢恢粗にしてもらさずという言葉が頭に浮んだ。「いいですよ。いつでも」 「では・・・明日はどうですか?」 えっえっ~ぇ このときの驚きをどう表現すればいいのでしょうか 「(眼がテン)・・・いいですよ」 とだけ冷静に答えた私。考え方を変えるだけで人生は楽しくなる。