告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

いのちのバトン

2009年12月25日 | Weblog
重粒子線治療施設が各地で建設計画されているのは正しい選択かと疑問視していたのは山本孝史議員だった。現在でも重粒子線施設は2ヶ所あり、陽子線施設は5ヶ所にある。問題の一つは建築費や運営費に多額の税金が使われることだ。重粒子線施設で約300億円。陽子線施設で約70億円。


それだけの費用をかけて、どれだけのガン患者が恩恵を受けることになるのだろう。現在行われている放射線治療においては、ガンの種類によっては放射線抵抗性を獲得したしぶといガン細胞もあるといわれている。そこから再発が起きる場合も考えられる。重粒子線であれば、ガン細胞だけを的確に、確実に、ダメージを与えることが出来る。


私がガンマナイフやサイバーナイフでの治療を断られたように、根治をめざすという治療には使われないのではないかと想像する。他に治療法がないというガンに対しての治療法と明確に書かれてある。はたして、どれだけの患者が恩恵をうけることになるのか疑問である。 夢のガン治療の機械ではないことは明白だ。


維持費もかかるので患者一人当たりの治療費も200万円以上になるという。貧乏人にとっては、はなから選択肢になりえない治療法でもあると感じる。現在、全国で計画中の施設は10ヶ所以上にもあがる。だれが求めているのだろうか?


昨日、クリスマスイブの日にメッセンジャーという雑誌が届いた。杉浦貴之さんは腎臓ガンを克服、9年目を元気に活動している。ガン・サバイバー、であり、シンガーソングライター、そしてマラソンランナーでもあるという。エネルギーを頂きたい。これは天からのプレゼント?というわけではなく、ネットで注文していたからだ。一冊が300円。

 →  メッセンジャー