告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

じれったい気持ちが、今日は祝日

2009年11月23日 | Weblog
ガンマナイフともうひとつの治療法についても先週末にコンタクトをとった。やるとなったら早いほうが良い。いろいろな治療法を紹介してきたが、それぞれにリスクはある。もっと前にあちこちの病院めぐりをしておくべきだったかもしれない。しかし、ガンについてよく知っておかなければ、自分で決めたように感じていても、実は医師のススメに応じていただけということも起きうる。免疫治療では、ガンは大きくなったり、小さくなったりすることで延命効果が現れるのだ(安保教授)。今でも、丸山ワクチンを継続したいという気持ちがあるのは度胸試しという気持ちからだけではない。


上咽頭ガンの患者で東田寿和さんという方がおられた。その方が書いた「西に向かう」という本を何回も読み直している。最初に上咽頭ガンがわかったときには、眼の神経も圧迫されていて、選択する余裕もなく標準治療を受け、一旦は治癒した。2年後に米粒大の再発が確認された。東田さんは、それから先の一切の治療を拒否した。残された時間を有意義に過ごす道を選択した。「戦う親父の応援団」というバンドを組んで共に歌った。これは24時間テレビでも紹介されたことがあるようだ。ブログも読むと、最後のほうでは抗がん剤での治療を行っていたようだが、再発から5年ほどは活動されていた。 2年ほどの時点では、まったく異常が感じられない状態だったのに、私の場合はちょっと早いような気がする。


交通事故で突然亡くなる。これはだれにでも起こりうること。東田さんの選択は間違ってはいない。でも東田さんが病魔に犯されていく部分の自身のブログは削除されている。削除した気持ちが伝わってくる。私の場合は全く逆だ。いよいよとなって、ガンと闘う道を選ぶことになった。効果がない丸山ワクチンにすがっていると見られているのだろうか。馬鹿なやつだ。読む人にそう思われそうな気持ちがする。死んだ後はどうでもよさそうなことでもあるのにかかわらず。