告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

自分の健康は自分で守る

2009年11月05日 | Weblog
母が末期の胃ガンで、手術は絶対いやと言って丸山ワクチン単独療法で18年生きた。今年が7回忌。主治医も、こんなに大きなガンを抱えて延命するとは、と驚いていた。その後夫が胃ガンになり、手術後丸山ワクチンを使うようになって3年になる。丸山ワクチンがガンに効いたかどうかは分からないが、ともかく不思議なのは母も夫も全然風邪を引かなくなった。 ところが今回40代の娘(小学生の子供二人がいる)が胃ガンになり、水一滴通らない状態で大学病院に入院した。若年性ナントカという胃ガンで手術はできないというので、丸山ワクチンをお願いしたが拒否され抗がん剤を投与された。すっかりやせ衰え髪も全部抜けてしまったが効果はなくあと1クール残して中止、やっと丸山ワクチンの使用を認めてくれた。食事が全く取れない状態なので退院はできないが、週に1回子供に会いに帰宅している。


丸山ワクチンを受けたくなっても、ほとんどの場合、単独での治療を受けるのは困難だ。それは、いたずらに時期を過ごすと、治るものも直らなくなりますよと患者の容態を第一に考えているだけではなさそうだ。ガン患者が、自ら信じている奇跡の水に期待するとか、健康食品でガンに対するというのは自己責任の範疇になる。しかし、丸山ワクチンの治験を受けるためには医師からの治験承諾書が必要。医師は治験承諾書へのサインを断わることが多い。無知な患者と認定される。


近代医療の歴史はたかだか100年ほどだ。今まで正しいと思われていたことが、間違いであったという例は少なくない。創傷は乾かして治すというのもそうだ。最近の常識は、湿潤環境で治療する、消毒もなるたけしない、傷口はよく洗い流すというのが、キズを早く治す方法と認められつつある。消毒薬を使えば、ばい菌も死ぬが、キズを治そうとする生体の仕組みをも削ぐことになるからだ。つまり、免疫力が低下することになる。湿潤環境にする理由もしかり。


医療に携わるものにとって必要なのは、まだ医学は完璧ではないという意識ではないだろうか。まったくやりきれない思いを感じてくるのは、丸山ワクチンを信頼しているからでもある。