告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

聴力とともに冷静さがもどってきた

2010年04月01日 | Weblog
時おり、ご同病のガン患者さんのブログを閲覧する。いまだに不治の病といわれるガン。その病状をブログに書くという人は、常に前向きな姿勢があるといつも感心しているところ。どんな選択をされたかたであっても同志という気持ちがある。心からガンを克服していただきたいとの思いで読ましてもらっている。


しかし、ガンはある確率で治療の効果がなく、悪化する患者さんもいる。その状況をブログに書き込むのは精神的につらいもの。私も状態が悪い時はブログを書くのは止めにしたい気持ちになる。治っていくとしても徐々によくなっていくというのはほとんどない。


標準的な治療は初めから断り、丸山ワクチンでガンに対峙することを選択した。丸山ワクチンで楽に良くなったりすれば、苦しい標準治療を受けられている患者さんたちはどう思うのだろうかという気持ちが常にある。最近は、そんなことを考える状況ではないので逆にちょっと安心。聴力はもどったが、高音が響いている。中耳炎が治っていない。ガンは侮れない。


丸山ワクチンはほとんどの場合、標準的な治療をやりつくして、他に治療法がないといわれた段階で医師が承諾書にサインして始められる治療法である。まだ初期の段階だから早く治療すべきという医師のすすめを断わり丸山ワクチンを選択した。簡単に治るわけがない。標準の治療を受ければ60%の確率で、たぶん 5年は生きることが出来るといわれた。それが不満だった。上咽頭ガンに対しては手術の適応がないガンということが選択枝の幅を狭めている。手術の適応があれば、その前にガンマナイフなりサイバーナイフ、放射線だけをかけるという選択枝も生まれる。上咽頭ガンでは、放射線と抗がん剤を組み合わせた治療法しか選択の余地がない。丸山ワクチンを選択したのは私にとっては必然だったと今でも考えている。