告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

不定期検診の日

2010年09月27日 | Weblog
先週末に近くの耳鼻科へ診察を受けに出かけてきた。とりあえず外見上は大きくなっていないとの診断だった。安心する。1センチほどの腫瘍の周囲に汚いゼリー状のもので覆われており、それを取ってもらって鼻の通りもさらに良くなった。耳管のすぐのところまで腫瘍が迫っており、いつ耳管が閉じられるかが心配の種だ。


新しい医師とは3回目の顔合わせ。とりあえず丸山ワクチンだけで様子を見ると主張する患者に対して、けげんな表情をされることはなくなったと感じる。丸山ワクチンをまだ使っているのかとは聞かれなかった。現在の状況をどう思っているのだろう。徐々にでも腫瘍が大きくなった時には、それが明らかになったときにはどうするかについて考えている。そのときに受けたい治療について、おこなってもらえるか聞いておきたい。でもまだ口に出来そうな雰囲気ではない。


ガン免疫療法のピシバニールを腫瘍周囲に注射してもらえるかということ。丸山ワクチンと同様の免疫応答治療薬。ピシバニールの効能書にも記載されているように頭頸部ガンに対しての認められた治療法である。どれだけの効果があるかの資料は持っていない。きっと痛みも半端ではないだろう。これを試してみたい。現在、ピシバニールはがま腫(唾液腺の病気)や不育症(流産をくりかえす病気)などに、もっぱら適応外治療に使われている。獣医療の分野でも犬の耳血腫に局所に注射することで効果が認められている。耳血腫とは犬が頭を振った際に、あやまって大きな耳を柱にぶつけたりして内出血を起こし耳が膨らむ病気のことをさす。これが難治性、たびたび再発をくりかえす病気なのだ。



林原研究所から新しいガン研究が発表された

2010年09月25日 | Weblog
ヒトのへその緒にある臍帯血をもとに作成した免疫細胞が、がん細胞の中に入り込んで内部から細胞を死滅させたと林原生物化学研究所が15日発表した。こうした現象が確認されたのは世界で初めて。新たながん治療法の開発が期待されるという。この免疫細胞は2006年に同研究所が発見し「HOZOT(ホゾティ)」と名付けた。研究で、ヒトのがん細胞とHOZOTをまぜたところ、HOZOTががん細胞に近づき、侵入。その後、約2~4時間で徐々にHOZOTが死滅し始め、同時にがん細胞の生存率も低下した。死滅したHOZOTから細胞を死に至らせる物質が漏れ、がん細胞の構造を壊すのが原因とみられる。正常な細胞には侵入しなかった。記者会見した同研究所の竹内誠人主任研究員は「がん患者の血液で、HOZOTと同様の働きを持つ細胞を作りだし、治療につなげたい」と話した。5~6年後をめどに臨床研究を始めたいとしている。 研究結果は22日から大阪市で開かれる日本癌学会で報告する。(毎日新聞 2010年9月16日)


ガン細胞を内部から破壊、ギリシャ神話に登場するトロイの木馬のようにガンを破壊する。Cell-in-cell(セル-イン-セル)活性と名づけられる細胞侵入現象によってガンを攻撃する。まったくの新しいメカニズム。抗癌作用をもつ免疫細胞としての臨床応用のみならず、薬が効きにくい癌細胞に抗癌剤を直接運ぶ新たな癌治療方法にも繋がると期待されている。あと5年もしくは6年後から臨床研究が始められるという。生きておれるだろうか。



お彼岸ですが・・・お迎えは断わる!

2010年09月23日 | Weblog
昨日に書いた記事を読み返す。「だから、葬式は必要だ」という本を非難しているように思えるかもしれないが、まったくそうではない。葬儀を執り行うほうにも、葬儀のあり方が間違った方向に進んでいるとの危機感があるということだろうと感じる。一柳葬具総本店のサイトをのぞいてみた。旅立ちのノートをダウンロードできるようになっている。これは使えるかも → エンディングノート


今日の読売新聞に葬儀の費用に関する記事が載せられてあった。葬儀、進む簡素化。冠婚葬祭互助組織、くらしの友〔東京〕が実施したアンケート調査の内容から。葬儀の費用総額は平均242万3000円。これでも10年まえの調査に比べ100万円以上も減少した(124万円の減少)。内訳は葬儀業者への支払い124万円、お寺に要した費用52万6000円、会葬者への接待費65万7000円。葬儀費用の支出元は故人の預貯金が60%、家族の預貯金44%、香典23%だった。会葬者の延べ人数は118.4人、これは10年前に比べほぼ半減した。家族や親兄弟、親族だけの葬儀が23%、友人も参列する葬儀が22.5%、家族だけの葬儀が9%との内訳だった。葬儀の簡素化は費用の面からうかがわれる。


お彼岸の中日。急に寒くなって、鈴虫の声が聞こえてきた・・・と思ったが、そうではなくて、耳鳴りだった。最近はよく耳鳴りが起きる。痰が少なくなっているのに、耳鳴りはあるので少々不安になる。どうして治らないのだと思ったりもするけど、標準治療を断わって、エビデンスがないといわれている丸山ワクチンを選択しているのだから、当然の経過なのかもしれない。それでも、生活の質という面では、ガンの告知を受けて2年と3ヶ月、満足できる状態にある。


昨日の記事に対して、少々考えさせられるコメントを頂いた。ガン患者さんには、一読し、考えていただくことをお勧めしたい。



葬儀の段取りを考える

2010年09月22日 | Weblog
戦後の大実業家、白州次郎は「戒名不要、葬式無用」との遺言を残した。死者は後に残されたものを煩わすことなく、ひっそりと旅立っていくべき。自分の時もそうありたいと願う。自分のお葬式はしないと考えているのに、親しい人が亡くなられたときは、招待されていなくとも駆けつける。これはちょっとおかしいと自分でも気づいた。 最近も幾度か出かけたが、感激したとか、悲しみが深まったと感じるような式に出会ったことはない。意味不明の読経、宗派ごとに違うしきたり、悲しんで良いのか、旅立ちを祝えば良いのか、困惑と躊躇が先に来る。日頃、顔を合わせない親戚縁者が集まるというところに意義があると感じた。


香典袋の裏に小さく金額を書いて、その下に、香典返しは無用です、というような意味のことを書いておいた。虚礼は好まないとの意思を書いたつもり。ほとんどの人が心の中では必要ないと思っている習慣ではないだろうか。香典というのは相互扶助の精神から生まれたもの。今は本来の意味から外れていると感じる。


「だから、葬式は必要だ」という題の本は、葬儀業者である一柳葬具総本店の社長が著者だ。葬儀に対する不安をなくすためにはという項目がある。広告やホームページだけて決めず必ず実際に接触する。葬儀に参列して具体的なイメージを膨らませる。インターネットで検索する。実際に訪問して相談する。実際に葬儀をした知人の話を聞く。家族で葬儀についてのコンセンサスをとっておく。このように書かれてある。・・・お分かりですか? 本を読んでも「だから葬式は必要だ」に対する答えを感じることは出来なかった。セット料金を新聞広告に載せるような業者には注意せよとある。オプションを薦められて、その金額だけでは到底済まないとある。ではどのようにチョイスすべきか、内幕が紹介されてあっても、知れば知るほどむなしい気持ちになる。一番悲しむべき遺族が、色々な葬式の段取りに追われて、悲しむ間がない・・・というのが、現在の葬式システムの利点なのよ、との悟りにたどり着いた。だから葬式は必要だ?



トランス脂肪酸について

2010年09月20日 | Weblog
トランス脂肪酸とは製油などの過程の熱によって生じる天然植物油にはほとんど含まれない形をした油のことで、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸であることから命名された。摂取しても体に良いことはなく、とんどん健康を害するといわれている油脂分である。主にマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどを製造する過程で発生する。多量に摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高める。さらに、痴呆症やうつ病、異常行動にも関連するとも言われている。近年、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。アメリカやイギリスではもちろんのこと、韓国でも規制の法律化が2007年から始まっている。学校給食において油脂類、糖類、食品添加物の使用を制限、将来的な生活習慣病の予防が義務づけられている。


ところが、日本において規制はなされていない。マーガリン類には8%程度のトランス脂肪酸が含まれているものもある。ファーストフード店での揚げ物にはショートニングが使われている場合があり、これにも同程度のトランス脂肪酸が含まれている。世界保健機構が定めるトランス脂肪酸の一日摂取量の限界は1グラム。


かつての学校給食では、コッペパンにマーガリンが必ず添えられていた。今でも同じなのだろうか。市販の食パンにはマーガリンやショートニングがすでに練りこんである商品も多い。成分表示をよく読む必要がある。マーガリン、ショートニング、植物油脂、加工油脂との表示には注意が必要。もっとも、製造する側において、トランス脂肪酸への関心が高く、商品への含有量をへらす試みが進んでいるという。なぜ、トランス脂肪酸の含有量の表示がないのであろうか。日本人の特性として、健康に害のない微量であっても、まったく売れなくなる可能性があるからだろうか。


そもそも油脂のとりすぎによる弊害がある。油脂の中でも必須脂肪酸であるオメガ3やオメガ6は変換されて脳の神経細胞の材料となる。このために必要な酵素の働きをブロックするのがマーガリンや加工食品に含まれるトランス脂肪酸でもある。そこから学習障害や注意散漫、集中力低下、多動などの脳のトラブルへの関連性が疑われている。オメガ3系の油の摂取不足とオメガ6系の油の高摂取によって起きるバランスの不均衡からの弊害も認められている。うつ病の人にはオメガ3の摂取割合が低いことが判っている。オメガ3とは、鯖やイワシなどに含まれている魚油(EPA、DHA)、シソ油、亜麻仁油、エゴマ油のことである。



体温とストレスと免疫力の関係

2010年09月18日 | Weblog
身体に熱を加えるとヒート・ショック・プロテイン(HSP)という抗ストレス・タンパクが出来る。体温より2度ぐらい高い温度の時にHSPの活動はもっとも活発になるようだ。HSPについては以前にもブログに書いたことがある。年のせいで書いたあとからすぐ忘れていく。


熱ショック蛋白(Heat Shock Protein=HSP)は、熱というストレスによってつくられるタンパク質。感染・傷害・疲労などで傷ついた細胞を修復し、生体をストレスから防御する役割がある。がんや病原菌を見つけだして殺傷するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を高めたり、ガン細胞を免疫細胞が攻撃しやすくさせるというのは、愛知医科大学核医学センターの伊藤容子助教授の理論。若干高めのお風呂ていどの温度で体を温めることで、体を構成している細胞からHSPタンパク質が産出される。大きなストレスは、細胞に傷害を与えたり細胞死をひきおこす。 また、加温することにより脳から痛みの緩和物質であるエンドルフィンが出てくるので、がん末期の患者さんのケースでは痛みがなくなるという。


身体に熱を加えることが病気を未然に防ぎ、健康な状態に戻してくれる。その方法としてドライヤーを用いれば良いと主張するのは川嶋朗医師。手軽で簡単、しかも、とっても気持ちがよい方法だ。ドライヤーを当てるところをツボのあたりにするとさらに効果があるという。この方法は、今年の冬にぜひ試してみたい。


免疫学者の安保徹教授の説によると、基礎体温が高い人というのは忙しくしている人で、エネルギー代謝が活発で、つまり、交感神経優位で生きている人ともいえるとある。交感神経は闘争神経とも呼ばれ、これが優位な状態になると血液中の顆粒球が増加して、ガンに対してははなはだよろしくない。ガンにならないためには、のんびり暮らし、副交感神経を高めて、なおかつ体温だけは高く保つ必要があるということになる。免疫の理論はきわめて難解である。






座右の書

2010年09月16日 | Weblog


ずっと以前に、ガンの宣告を受けたときに買った本がこれ。主な内容は免疫力を高める食材について、動物での実験結果と、どのように作用するか、どのような調理法を用いるか、などが書かれてある。爪もみなど費用がかからない、動作で免疫力を高める方法も紹介されている。最初のほうには、免疫の仕組みについてが簡潔明瞭にまとめられてある。ガンだけでなく健康を維持する方法への理解が深まる一冊だ。発行元は主婦の友社。


痰の量が減ってきたことから、ガンが小さくなってきたのではと感じていた最近であるが、2.3日前から秋風が漂い、急に寒くなってきたとたん、はなはだよろしくない。痰が喉に詰まっているような不快感がある。ひさしぶりに鼻うがいをおこなってみた。




丸山ワクチンとプラシーボ効果を考える

2010年09月14日 | Weblog
先日のテレビ番組でのこと。定かな記憶ではないが、ガンに関するトピックを紹介していた。小児脳腫瘍患者がプラシーボ効果で癌が消滅したというふうな番組内容だった。つまり治ると思えば、その気持ちが身体の免疫力を高めて癌であっても治るというような体験談だった。実際の方法は、子供に毎日、絵を書かせる。癌にみたてたアバターのようなものを書いてそれを攻撃し撃退しているような絵。しばらくして、本当に脳腫瘍が消滅したという。


こういう気持ちで病気が治ることはありうると思う反面、問題でもあると感じる。ホメオパシーやパワーストーンなどを信じている人がいる。宗教もそうだ。信じる気持ちを持ち続ければ病気は治るかもしれないというのは、実証されなければならない。はたしてテレビで垂れ流すまでの価値はあるのだろうか。


丸山ワクチンにある脳腫瘍(松果体腫瘍)患者の体験談。大山田鶴さん(20歳・新潟県上越市五智)は昭和48年5月脳腫瘍と診断を受けた。直江津の労災病院でそう診断された。余命1~1年半、確たる治療法がないといわれた。6月に新潟大学の脳外科に移り、抗がん剤とコバルト照射を受けた。抗がん剤は頭から注入して4回目の7月19日にバッタリ意識不明におちいった。コバルトはこのとき3000レントゲン線量を受けていた。それでもコバルト照射を続けトータル6000線量、8月の末に全ての治療を終えた。お気の毒ですがという担当医に対して、患者の父親は丸山ワクチンを記事にした「文芸春秋」を持って、これを使って貰いたいと頼み込んだ。その後、なんとか許可が下り、9月から丸山ワクチンが試され始めた。1ヶ月ほどがすぎ、なんとなく意識が戻ってきているような気がした。3ヶ月ほどたった11月29日、口をもぐもぐ動かしたあとに声を発したように聞こえた。それ以降、急速に状態は改善する。話が出来るようになり、座れるようになり、食べられるようになった。翌3月30日には退院の許可がおりた。娘さんは無事大学へ復学し、1年後の時点でひとりで通学するまでになっているという。(丸山ワクチンーがんを追いつめる より)


プラシーボ効果と丸山ワクチン、その相違をはっきり説明することは出来ないが、まったく違う次元のものであると私は思っている。テレビでは患者の名前は出されていなかった。個人情報に当たるのだろうか?





現在の体調 (・`д´・ 。)

2010年09月12日 | Weblog
最初に耳鼻科に診断に出かけたのは、血が混じった痰の塊、組織がはがれたような固い粘液状のものがたびたび排出されたからで、その原因はガンが増殖していたからで、その後、排出される間隔が短縮し、毎日のように血の混じった痰の塊が排出されるようになった。ところが、一ヶ月ほど前から、急に排出されなくなったのを感じた。強く鼻をかむと、水溶性の痰にやや出血が混じる程度。はたしてこれは良い兆候なのか。もしくは、異物を排除する機能が落ちてきたという悪い兆候なのか、鼻が詰まってる様子はないのでガンは大きくはなっていないと思う。しかし耳鳴りが気になるときがある。

かわりに身体が弱ってきたという感覚がある。力が入らない。ずっと眠い。異常な暑さのあと、急に涼しくなってきたせいだろうか。それとも単に老化によるものだろうか。玄米と菜食をとりいれているので、最近、肉は余り食べていない。そのせいで力が出ないのかもしれない。猫は完全肉食獣。でも猫がガンになりやすいかといえばそうでもない。ステーキを食べればこんな状態も改善されるかもしれない。


いつまでたっても悩みは尽きない。今日も丸山ワクチンを打つ。そろそろ耳鼻科に出かける時がきたようだ。鬱なのだろうか



お布施、戒名の意味

2010年09月10日 | Weblog
ガンの宣告を受けた2年前にはどんな死に方が良いかなどと考えをめぐらした。犬や猫と同じように死後の世界はないと思っているので、戒名、葬式という儀式、自分の場合は必要ないと考えている。でも、その時には主張できない立場にいる。残された家族が世間体を気にして、いや、故人の供養のために、立派な葬式を執り行うかもしれない。故人が残される家族のことを思うのと同じように、残された家族も故人のことを思っていることを形にしたいのかもしれない。


戒名とはお釈迦さまの弟子になること。悟りを得る世界に入ること。お布施の本来の意味は葬式の代金ではなく、人に施しをすることで心が軽くなる修行という意味合いのもの。社会に還元するという気持ちが大事だという。お釈迦さまは、かつて次のように弟子に話した。「托鉢は、金持ちの家を回るのではなく、貧しい人々の家を回りなさい」「貧しい人々は、自分が貧しいと思い続けて、他人に施しをする機会がなかった人々であり、他人に施しをする機会を得ることにより救われることになる。托鉢はその為にある」 社会に対してお布施をおこなうという気持ちこそが原点。エンディンクノートには気持ちを残しておきたい。不景気が続いている今でも、お布施の額の相場は下がっていないようだ。不思議な世の中である。


新たな生を受け、考え方もすこしおだやかになってきた。


ガンの告知から2年と2ヶ月目

2010年09月08日 | Weblog
自分のブログを読み返してみる。文章がめちゃくちゃなときは、ガンが頭に転移したのではないかと心底思ってしまう。丸山ワクチンについては冷静に対応する部分と、盲目的に信じたい部分が交錯する。丸山ワクチンとの方法があるから患者さん達が迷う。標準治療があるのに丸山ワクチンを選択する患者さんがいる。丸山ワクチンを信じていない医師は困惑する。いっそ丸山ワクチンには消えてもらいたい。そんな文章に出会った。これには患者の私も困惑する。それほど現在のがん治療は進化しているのだろうか。患者さん達は満足しているのだろうか。風邪で亡くなれば残された家族は怒るが、ガンで亡くなるのであれば大抵の家族は納得するだろう。ガンはいまだに死の病だ。


なぜ、今まで丸山ワクチンが存在しているのか、果たして、その効果は、もう一度検証する時期に来ているのではないか。患者からも情報を発信すべき。ガンの告知を受けて2年と2ヶ月が過ぎた、現在の体調はすごく良い。治ったような感覚はまだないが、この先、治るかもしれないという感覚はある。説明はできないが予感のようなものだ。


先日、NPOがん患者団体、ジャパン・ウェルネスの更新手続きがまだ済んでいないとの書面が送られてきた。2度目の更新の時期が来て、5000円の年会費を振り込むのを失念していた。東京中心に活動が行われているので参加したことは今までない。だから寄付のようなものだ。しかし、善意の人々によって、同志のがん患者さんたちが癒しを受けていることを考えると暖かい気持ちになる。ホットな気持ちは免疫力を高めてくれているような気にもなる。


昨日、入金させていただきました。今日のブログは個人的な事務連絡。今日のブログを読み返す。やっぱり頭に転移もありそうだ。



丸山ワクチンと周囲の人たちに支えられて

2010年09月06日 | Weblog
子宮頸がんー柴田さとさん〔51才・主婦・札幌市中央区円山西町〕の体験談。昭和47年5月、急に腰が痛みだし、トイレにいくと出血していました。子どもを生んだことがないので、婦人病だと思いました。「どうしてもっと早く来なかったの」との医師の口ぶりから、ふとガンかもしれないと思ったという。ガンは子宮だけでなく、膀胱や腎臓にも転移していたため手術はうけなかった。5月から10月まで入院し、一度だけラジウム治療を受けた。退院した後、親戚から丸山ワクチンを薦められ、入院した病院で承諾を頼んだが断られ、近所の医師にも断られ、放射線科の医師がようやく承知してくれたという。その後、治るかも知れないという期待が、一日一日、実感に変わっていった。ワクチンを打ち出して2年目の暮れには、どうしたことか調子が悪くなりだした。おなかが痛んで食欲がくなった。便秘がひどくなった。病院にいくと「胃も腸も異常ありません」とのこと。50年1月26日に、急に激痛に襲われ、緊急入院、再発という恐怖が頭をかすめた。レントゲンで腸の癒着とわかった。腸閉塞になって壊死していた腸の除去手術を受ける。その後はすっかり調子がよくなり、健康をとれもどした。ワクチンを打ち出して、今年で4年目になる。


丸山千里著「丸山ワクチンーガンを追いつめる」より。(省略あり) 転移しているガンは手術ができない状態だった。ではなぜ退院できたのだろうか。その時の体調はどうだったのだろうか。ほかに治療法がないにもかかわらず、丸山ワクチンでの治療を断る医師がいたという。腸が癒着し、腸閉塞になったのはガンが原因と思われる。それとも、コバルト治療の影響だろうか。丸山ワクチンはどのように作用していたのだろうか。とどのつまり、患者は常に正しい選択をおこなった。患者は健康を取り戻したと。治るということと、治る見込みがあるということ には大きな違いがある。治るとは、ガンになる以前の体調に戻ること。手術で臓器をとりされば元には戻れない。丸山ワクチンで治る可能性はある。


古代米

2010年09月04日 | Weblog


農協マーケットに置かれてあった古代米。ビタミンE・ミネラルが豊富に含まれているという。つい手が伸びてしまった。黒い色は焦げを連想してガンに良くないという第一印象。玄米にほんの少量混ぜて炊いたところ、全てのお米が紫色に。これはアントシアニンの色だ。さらに特筆すべきこと、玄米の味が格段にグレードアップした。 これは・・・ベリ~~・グッド。




がん細胞の分裂の仕方

2010年09月02日 | Weblog
ガンの宣告を受け、その治療を断わった時に医師から告げられたことばをたびたび思い出す。ガンは最初のうちの進行は遅いけど、徐々にそのスピードが早くなります。治療をするのは早いうちが良い。あれよあれよと考えているうちに手遅れになります。これは複数の医師から告げられた。中学校の理科の時間で教わった受精卵の分裂の仕方を想像した。たぶんこれはだれでもが納得だろう。2つの細胞が分裂して4つに、4つが8つに、8つが16個になる経過時間は同じだということ。インパクトのある表現に、参りましたと改宗するガンコなガン患者も少なくないだろう。


しばらく、このことばの呪いは解けなかった。急に進行が早くなったことを自覚症状から見つける作業をしてしまった。つまり、ちょっとした体調の変化におびえる日々が続いた。


現在の状態をどう理解すればよいのだろう。爪や髪の毛は毎日のように伸びている。ガン細胞が休眠しているというわけではないだろう。進行がゆっくりのガンもありますという表現もまちがっているのではないだろうかと思う。 増殖する一方で死滅するガン細胞があると考えるほうが理解しやすい。免疫力によって、ガン細胞は死滅させられていると考えたほうが第一、ロマンがある。がんばってみようという気になる。抗がん剤の副作用で身体の抵抗力を削がれ、身体の免疫力に自信がなくなり、ガンが転移・増殖が認められるたびに、次々に別の抗がん剤を続けてしまう、ガン患者シンドロームに陥るひとも多いのではないだろうか。私の場合、免疫力は確かにガンに対抗してくれているという気持ちを支えてくれているのが、丸山ワクチンの研究報告であり、体験談なのだ。



ガン患者の願いと残された者の気持ち

2010年08月31日 | Weblog
妻がなくなってから約3ヶ月間は私にとって精神的にも肉体的にも大変過酷な時期となった。わたしたち夫婦には子供がいない。したがってお互いに助け合って40年間、幸福に暮らしてきた。私の生活は崩壊した。強い精神的衝撃と食欲不振と肉体的影響を引き起こした。酒びたりの生活となり、ひとりのときは涙があふれた。もはや妻と対話することができない事がこれほどつらいとは思わなかった。


国立がんセンター元総長、垣添忠生さんの文章から。亡くなったガン患者の家族のつらい気持ちは想像以上だったようだ。日本ではがんで配偶者を亡くすのは約20万人といわれる。文章はその後、その残された人たちにも医療的、社会的支援体制が必要だと説く。グリーフケアと呼ばれるそうだ。そのための診療報酬についても考える必要があると主張する。先の著書のなかには、ガンの早期発見のための検診体制の重要性が書かれてあった。検診に対する健康保険財政からの補助も増やすべきとの主張が載せられていた。


これ以上健康保険財政に負担をかけるべきではないと考える。それは次世代の日本を支える人たちの負担を増すことになる。私は丸山ワクチンという健康保険外治療を選択した。願うことはひとつ。医師が患者ひとりひとりの気持ちになって考えてもらいたいこと。医学はまだまだ発展途上。医学の今日の常識は明日の非常識になっているかもしれない。キズはなるたけ消毒薬を使わないということが医学関係者のなかで認知されはじめたのも最近のこと。風邪の子供には風呂は禁止すべきか、否かというのが最近の医学会の話題だ。医師は全知全能ではない。丸山ワクチンに賭けてみようと思うガン患者は丸山ワクチンについてしっかり調べている。それでも、丸山ワクチンに賭けてみようという患者には、エビデンスがないからダメだといわずに、やさしく寛容な気持ちで患者に接してもらいたい。丸山ワクチンを選択するためには医師の承諾が必要なのです。