マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

特急「あがつま草津」 ヘッドマークを検証する

2008-08-28 02:34:59 | 特急型電車(直流)
こんばんわ。
昨日はあまりパッとしたネタではなかったと思うのですが、1日ポチとしては過去最高のランキングポイントをいただき、誠にありがとうございました。1週間後に消滅するのが正直怖いです。

さて、予てから何度か予告させていただき、思わせぶりに時が過ぎてしまいましたが、アップの準備が整いましたので、特急「あがつま草津」のヘッドマークについて研究報告をさせていただきます。まあ、もう既に気付いている方はスルーしていただいても構いません。

まずは状況写真として、走行写真からご覧下さい。



平成20年8月23日 東北本線 西川口~蕨間にて 185系「新宿あがつま草津」



平成20年2月10日 東北本線 大宮にて 185系「あがつま草津」(再掲)



平成19年11月24日 東北本線 西川口~蕨間にて 185系「あがつま草津」(再掲)


そもそもこの列車に着目したきっかけは、夏臨の運転情報の発表でした。新宿から長野原草津口を結ぶ特急として設定されていた臨時特急「あがつま草津」が、この夏の運転から「新宿あがつま草津」と、『新宿』の冠が付いたことにあります。
発表当初は、『新宿が付いたのは誤乗防止の目的で、ヘッドマークまで変わりゃしないな・・。』と思っていたのでした。しかし、他の方のブログを拝見した際、しっかり『新宿』が付いていたので、『ここまでやるんだ・・・。』と感心したわけです。

しかし、今回の「新宿あがつま草津」の写真を撮って、これだけでは済まないことに気が付いたのです。以下、この点について解説いたします。
※走行写真から切り取った画像なので、粗くて見づらいですがご勘弁を。







上が平成20年8月23日に撮った「新宿あがつま草津」で、下が平成19年11月24日
に撮った「あがつま草津」です。

『新宿』の文字が新たに付いたことは直ぐにお判りになりますね。しかし、これだけではないことに気が付きました。
昨年の秋臨では、「あがつま」の文字が緑色であったのに対し、今年の夏臨では黄色に変わっているのです。
さらに芸の細かいところでは、山が秋の茶系の色から緑色に変わっています。これは明らかに季節の違いを表現していると考えられます。


そして極めつけは、平成20年2月10日に撮った「あがつま草津」です。



さっ、さるが逃げた!?
昨年の秋臨とほぼ同じ配色・デザインですが、ナント、さるが脱走して居なくなっています。これを見比べた時は驚きました。今まで全然気が付きませんでしたから。
※↑その後の調査で、『さる』ではなく『だるまる』というキャラクタであることが判明。訂正し、お詫びいたします。


同列車は未だにシール式のヘッドマークを装着しているので、その都度用意できるという融通が利くわけですが、ここまであからさまに作り分けているとは夢にも思いませんでした。
これが正式にロールの中に組み込まれてしまえば、このような現象はなくなってしまうでしょうから、ある意味大変貴重な資料となったわけです。

今回アップした「あがつま草津」は各回とも複数撮影しており、どの列車もそれぞれの回で同じデザインのマークを付けていることを確認しておりますので、おそらく単発のエラーとかではなく、その都度発注して用意されている正式なデザインものと考えられます。


如何でしたでしょうか。下らなかったですか?それとも既に知ってました?だとしたら、あんたはエライ!

ということで、うなずけたらポチでもよろしく。 鉄道ブログランキング
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夏休み10発目 近場で「あけぼの」他 田端機再来

2008-08-27 07:14:12 | 写真撮影
おはようございます。

昨夜、何かアップして更新に備えようと思ったのですが、AOLの接続状況があまりにも悪く、様子を見ている間に寝てしまいました。
ということで、今朝、取り急ぎのアップです。

先週の土曜日、どうしても「新宿あがつま草津」を抑えたかった関係で、「あけぼの」から撮影をスタートしました。
※撮影は、全て平成20年8月23日、東北本線 蕨~西川口間にて。



まずは「あけぼの」からですが、先週シービーさんと撮影に行った時は青森機が運用に入っていて、とうとう正規運用に戻ってしまったと思われたのですが、なんと、来たのは95号機虹ガマでした。
朝から天気が悪く、ISO400に感度を上げて撮ったので、あれ荒れ荒れの画像になってしまいました。



次は快速「フェアーウェイ」です。何かサプライズがあることを期待したのですが、何も起こりませんでした。しかもブレブレです。いつもはノンビリ走ってくるのですが、この日は何故かスピードを上げていました。



あまりにも画像が荒れてしまうので、ISO50に落とし、流し撮り対策。止まるポイントが違う!



そして、流し撮り本番の「EL&SL奥利根」号。これも画面中央が止まって、周りは流れてしまった。ナナメはやはり難しい。
EF65501は、東京総合セ(旧大井工場)の展示会なんぞに参加していたようですが、一体どういう状況なのでしょうかね。検査を出たばかりなのに、このまま廃車なんてことになったりはしないか心配です。EF6019は、大変お元気なようで何よりです。



いつもは毎週土日に大宮まで乗り入れる「スーパービュー」の筋に入る185系「踊り子」。
田町の185系10連が大宮まで乗り入れる例は少なく、貴重な列車です。



この夏、初めて撮影することが出来た「新宿あがつま草津」。
この列車については、明日にでも特集を組もうと考えております。


朝から天気が悪くて小雨も降ってくる始末。午後には本格的な雨になってしまいました。
早朝の上り夜行の撮影も段々厳しくなってきて、夏休みの終焉を感じます。

がっ!私は未だあと2日間の夏休みを取らなければいけませんので、何かネタ作りをしなければと画策しているところです。

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夏休み9発目 「SLみなかみ」に乗る(復路篇)

2008-08-25 00:47:06 | 写真撮影
こんばんわ。
昨日もアクセス&ポイントをいただきありがとうございました。天気が悪かったせいでしょうかね、沢山の方にご覧いただいたようで。

さて、「SLみなかみ」の旅も帰りの途に着くことになるわけで、もう1回お付き合い下さい。
※撮影は全て平成20年8月22日です。

その前に、昨日のアップで1枚付け忘れていました。


折り返し整備中のD51です。転線間際なので、沢山のギャラリーが居る時。観客を外すとこのようなアップで撮ることになります。でも、このアングルって、SL写真では迫力があって良いですよね。走行中ならなおのことですが。

さて、上越線の115系の撮影が終わって、まだ1時間半の時間が残っているのですが、何もやることがないので駅に戻ることにします。
通り道にまたこのD51のところを通ったら、殆どのギャラリーは消え失せており、ほんの一部の人が整備された広場のベンチでノンビリとしておりました。
それでも、いつ来るか分からない記念撮影のお客さんを待って、JRの職員が制服を用意して待っています。クルマで来た人か返しの列車に乗る人か、ファミリーが1組居ましたね。若奥さんが無理矢理制服を着せられそうになっていました。コスプレかっ!(笑)


ギャラリーの居なくなった現場では、気にせずアングルを選べるようになります。ただ、停車位置を動かされてしまうので、先程とは違った障害物も目立ったりして。やはり、停車中よりは、ここに進入してくるシーンを突端から撮っておきたいですね。

まだ発車まで1時間ほどあるので、一旦高崎側に行ってみました。休憩するスペースが道路脇にあったので、ベンチに座って一服。すると、線路工事をしていた作業監視員から警戒の合図が鳴ったので行ってみると、列車が入ってきました。


185系特急「水上」号でした。115系か107系だと思っていたのでガックリ。でも、この列車、名前が変わってから地方で撮ったことなかったな。まぁ良いか。

ベンチに座っていたら、寒くなるやら眠くなるやら・・・。発車30分前になったので、駅に入ることに。狙うものがあったのです。
乗り鉄やっていて不満なのは、SLの一番迫力のある煙を出しているシーンが撮れないのです。唯一撮れるとすれば、待機場所から機回してホームを通過するシーンだけだと思ったので、動き出すのをジッとホームで待ち続けました。


夏場だし単機でもあるので煙はイマイチですが、ドレンを切ってくれたのでやや迫力のあるシーンをモノにできました。機関士さんがわざと切ってくれたような気がしなくも無い。

ホームには折返しまで12系6両編成がずっと停まりっ放しです。D51は付いていませんが、ドアは開いていて乗車できる状態。


帰りに乗ったのは2号車のオハ12 366。


発車10分前なのにこんな状態。帰りはかなり少ないようですね。

発車間際にはかなり乗ってきましたが、それでもこの車両は40%くらいでしょうか。
私のBOXは最後まで私1人きりでした。
そんな余裕もあって、ビデオなんぞ初めて手にしてみました。
本当は行きの上り勾配を撮りたかったんですが、渋川からのジイ・バア一家に占領されてしまって撮れなかったのです。

[[youtube:DQIzWhersKg&hl=ja&fs=1]]

8分20秒あります。ヒマのある人だけ見てください。
車内放送のオルゴールも懐かしいです。客車夜行に乗ると必ず流れたメロディー。北海道で毎日聞かされたのも30年前の思い出。最近では「北陸」に乗ったとき久々に聞きました。

帰りも渋川駅で20分の大停車。一服して席に戻ると睡魔に襲われ、停車時間半分と群馬総社駅まで記憶が途絶えました。じゃんけん大会で起された。ちなみに、行きと帰りで6回もチャンスがありながら、5タコで車掌に勝ったのは1回のみ。本番に弱い人生がここにも露骨に出てしまった。

そして終点高崎駅に到着。距離はそうでもないのですが、長い旅路でした。
D51に切り離された12系は、DE101705に牽かれて直ぐに入庫してしまいます。


ここでまた問題爺が発生。DE10の至近でビデオを撮影している爺が動かない。どうも、列車が動き出すまで退く気はないらしい。鬼のような形相で睨む私のオーラもまるで伝わっていないようだ。この爺のアタマの上からわざととってやったのがこの写真。しかしこの爺、自分が邪魔者であると言う自覚はない。さっさと土に還れ!


イベントに有りがちな立腹をカバンに詰め、それなりの手応えを感じながら



に乗って家路に着きました。211系の通勤快速も初めて見たかも。ラッキーじゃ。
D51の往復の速度にすっかり慣れてしまったせいか、211系が異常に速く感じました。

3日間、お付き合いありがとうございました。

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水上駅前で 関越交通バス

2008-08-24 17:34:29 | バスの写真館
こんにちわ。
時間が空いたので、バスネタを一つ。


平成20年8月22日 水上駅前にて

関越交通のバスです。左側が首都圏でも良く見ることができる「いすゞジャーニーK」で、右側が「日野レインボー」です。いずれも中型車ですね。この辺りは道も狭く、利用者もそれほど多くないのでしょう。

関越交通は、元々群馬県を中心として展開してきたバス会社ですが、東武バスが群馬県から撤退した際に路線を引き継ぎ、群馬県内最大のバス会社となりました。
東武系列のグループ会社である朝日バスグループに在籍しています。

長らくオリジナルカラーをまとっていた同社ですが、朝日バスカラーになりつつあり、私が見た限りでは、水上駅前は朝日バスカラーしか行き来していなかったようです。

25年も前から同地を訪れていただけに、バスの写真くらい撮っておけば良かったな、と今更ながらのお話でした。

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夏休み9発目 「SLみなかみ」に乗る(折返し待機篇)

2008-08-24 00:52:54 | 写真撮影
こんばんわ。
昨日は拙い記事に対し沢山のアクセス・ポイントをいただきありがとうございました。
今日は、昨日の続きで、水上駅に下車してからの様子をお伝えしたいと思います・・・

と言っても、実は何も無いんです。「SLみなかみ」号の折返しまで3時間強あるのですが、何も行動が出来ないのです。
土合駅でも行ってみようかと思ったんですよ、行ったこと無かったんで。そしたら、行ったっきり帰って来れなくなります。車内で貰ったパンフレットに、この方面に行くバスの時刻表が乗っていたんで『これは!』と思ったんですが、バスに乗って土合駅まで行くと、10分の滞在で戻らないといけないというタイトさ。10分じゃ駅の中を往復できないじゃん。

ということで、鉄ネタのみに的を絞って散策することにしました。
※撮影は、特記を除き平成20年8月22日です。



まずは定番のSL方向転換の様子を見に。乗り鉄ならではの行動ですね。撮り鉄の時には基本的にこうした人だかりには近寄りません。
沢山人が集まってしまって、ここの場所しか居られなかったのですが、理由がわかりました。ケツだけドアップになるんです。



運転席なんかも撮ってみました。中判カメラを使っていると、機動性が悪いのでこういった写真はまず撮らないですけど、やはりコンデジは気軽に撮れますね。



1周して正面を向いてくれるのと思いきや、先頭は反対側を経由して180度回って終わり。結局後ろ側しか撮れませんでした。
でも、今回着目していたのは後ろ側でもあったんです。以前は反射板が付いていなかったと思いますので、今回初めてその姿を押えることができました。



ターンテーブルから方向を変えたD51は、北側へ一旦引上げ、給水施設のある隣の作業線へと移動します。この段取りを知らなかったので、移動中のシーンを撮影することが出来ませんでした。
ちょうどお昼休みの時間ですが、給水したり、石炭を直したり、アスパン(石炭の燃えカス)を落としたり、職員さんたちはD51のお世話をしています。


一通りの撮影を終えて、昼食を摂るべく駅前のお店をブラつきますが、この間行ったラーメン屋は結構混んでいて時間が掛かりそう。食事であんまりノンビリもしたくなかったので、パン屋さんでサンドイッチや菓子パンを買って線路沿いを歩いてみました。

水上駅から長岡方面へ歩いていくと、上越線は直ぐに鉄橋を渡ります。


かつては特急「とき」「いなほ」、急行「佐渡」「よねやま」といった優等列車がこの鉄橋をバンバン渡って行き来したんですね。水上駅で時刻表を見たら、なんと定期は1日5往復の普通列車のみ。寂しくなったもんです。
ここで鉄橋を眺めながら食事を摂りましたが、結局1本も列車は通りませんでした。


平成57年8月10日 上越線 湯檜曽~水上間

26年前にこの鉄橋で撮った写真で、在来線「とき」が最後の活躍をしている頃です。
樹木の伸び具合もかなり違っていて、現在はかなり窮屈になってしまった感じがしますね。
このときもあまり天気は良くなかったかな。


時間は未だタップリありますが、待ち時間に撮ることのできる唯一の普通列車を撮るための場所を探します。この鉄橋では、下り線が見えないのです。

今来た道を戻ると、踏み切りにお馴染みの標識が付いていました。


水上第3踏切といいます。踏切の手前には、色褪せたSLの標識が立っています。でも、残念ながらこちら側の踏切はSLは通りません。
もうこの辺りは気温が低いのでしょうか、線路際近くにコスモスの花も咲いていました。先程から曇り始め、一気に気温が下がってきました。秋の肌寒さを感じます。

なんだかんだ線路脇で時間を潰し、やっと普通列車の発車時間に。



新潟色の115系3連です。右側には休憩中のD51も見えます。
かつてはこの広大な機関区に、EF16やEF641000番代といったカマたちが、峠を上り下りする貨物列車や夜行列車を助けるために常駐していたのですが、今や線路も最低限を除いて取り払われ、スカスカな感じです。
そんな昔の風景のうち、こんなアングルで撮っておけば良かったです。



欲張って後も撮ってみました。先程の鉄橋を渡るシーンです。正面2本の柱が無いと非常に良い雰囲気なんですけどね。

この時点で発車まで1時間半ありますが、待っても何も来そうにないので、駅へ一旦戻ることにしました。

続きは復路篇で・・・

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