マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

165系:急行「なすの」

2008-01-05 01:05:28 | その他電車
昨日は185系使用の新特急「なすの」をご紹介したところですが、私の撮影した数少ない急行列車の写真の中で確実に急行「なすの」である写真がありましたのでご紹介したいと思います。

準急時代は157系が使用された急行「なすの」でしたが、その後急行に格上げ、165系電車が使用されるようになり、本数も増えていきます。
また、上りのみですが、455系を使用した白河発上野行きの「なすの」も存在しました。

昭和50年頃までは東北線の急行列車の停車駅というのはほぼ決まっていて、上野を出ると、赤羽→大宮→小山→宇都宮→西那須野→黒磯・・・が当たり前で、時代が移り変わるごとに停車駅が増えていき、久喜、氏家、矢板などにも停車するようになります。
このようなスピードダウンを新特急に充ててしまったわけですから、アコモデーションも含めて苦情も出ると言うものです。

急行「なすの」は、その名のとおり上野→黒磯間がメインな訳ですが、宇都宮行きや黒磯行きでも宇都宮~黒磯間が普通列車になるものもありました。前出のように、455系使用の「なすの」は、白河発の急行と黒磯発の普通列車が別々に本線を走り、宇都宮で併結されて上野を目指すという大変珍しい形態の運用でした。
また、変わったところでは、昭和53年10月の改正くらいまでだったと思いますが、115系を使用した「なすの」「日光」もありました。宇都宮にEF57の写真を撮りに行ったとき、偶然に乗り合わせたことがあり、ガッカリした記憶があります。

では、1枚だけですが写真をどうぞ。


昭和58年10月5日 東北本線 黒磯駅にて 直流折り返しホームに停車中の「なすの」

165系を使用した「なすの」で、黒磯駅では2番線又は3番線で折り返しとなります。
165系の場合、基本はグリーン車を1両含む7両編成で、運用によって途中宇都宮で増結したり、急行「日光」(7両編成)や「わたらせ」(3両編成)を併結した、10連か14連の編成で運転されていました。

私が写真を撮り始めてからはヘッドマークは既に無く、「日光」とも「あかぎ」とも「ゆけむり」とも「草津」とも全く区別の付かない急行列車で、趣味的には非常に面白くありませんでしたし、写真を撮ることさえ殆どと言って良いほどありませんでした。
そのような状況ですので、自信を持って「なすの」だと主張できるのは、この1枚だけなんです。
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2 コメント

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Unknown (金太郎)
2008-01-06 00:47:24
久々に165系の画像拝見しました。仰る通り被写体としては何の面白味も無い急行陣でしたが、彼らが急行として活躍している姿、私もとどめておくべきだったと思っています。それにしても当時の急行は立山、いわて、佐渡、アルプス等堂々12~13両、優等列車らしかったですよね。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-01-06 18:57:10
金太郎様
私が特に残念に思ったのは、グリーン帯が現役時代に余り撮っていなかったことですね。
信越系や「佐渡」「よねやま」は2両続いてグリーン車が付いていましたし、他の急行は交直流も合わせて編成の前後に1両づつあり、12~14両の長大編成でグリーン車のアクセントもありましたから。
今にして思えば、ヘッドマークは無くとも、古き良き時代の急行列車を撮っておくべきでした。
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