マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

駅撮りは邪道?

2009-09-29 00:48:00 | 写真無しの情報など
今日はいつもと違うんですが・・・

いつも訪問している方のブログで、「駅撮りは邪道」という検索キーワードがあって気分を害しているようだったので、何となく覚えがあるかもしれないということで。

私も小学生の頃から鉄道写真を撮っており、まだ電車に乗って外出することなど出来なかった時代もありましたので、小学生のうちは専ら近所の線路際だけで撮影しておりました。初めて電車に乗って写真を撮りに行ったのは、小学6年生のときだったと思います。東京駅のブルトレでしたね。

そして、中学時代は都心のターミナルで駅撮りが多くなり、高校くらいになると、駅間徒歩もやれば、地方ターミナルでは駅撮りもやる。そうやって記録を残してきたと思います。

しかし、望遠レンズを手に入れると、やはり走行写真が多くなり、極めつけはSLで、蒸気機関車を駅撮りで済ますなんていうのは到底考えられなかったですね。

つまり、経験を積むに連れ、さらにクルマでの撮影が多くなれば必然的に駅撮りが少なくなるので、「駅撮りが邪道」とは言わないまでも「子供が撮る写真」という程度の認識はしていたと思います。


別に、現時点において「駅撮り」が悪いと思っているわけでもなく、他人様のブログに訪問した際に、『昔は駅撮りが邪道だと思っていた時代もあります』と言うようなコメントを書いてしまった可能性もあるかもしれない、ということが考えられるのです。


検索ワードというのは、正直、どんな言葉が引っ掛かって訪問されるか想像が付きません。私が「ゆうずる」という表示の特急券をアップしたことがありますが、通常「ゆうづる」で検索を掛ければ引っ掛からないワードでも、「ゆうずる」という間違った入力で検索を掛けられると、これが偶然にもHITして訪問を受けることが考えられるのです。

例えが分りづらいかもしれませんが、つまり、ブログの管理人が意としない内容の検索ワードがあったとしても、例え話の部分や別の人の言葉を引用して使用した場合など、全ての言葉が検索ワードとして生きてしまうので、『自分はそんなこと思っていないのに』と考える必要はないかな・・・と思うわけであります。

場合によると、『駅撮りは邪道とは思わない』という文章を載せても、『駅撮りは邪道』という検索ワードが成立してしまうんですよね。


まあ、訪問先で見つけた問題をネタにしてしまったような記事ですが、もしかして、私が過去に書き込んでしまったコメントなどでご迷惑をお掛けしてしまったら申し訳ないと思い、フォローをさせていただきました。

ただ、本心で言わせてもらえば、駅撮りばかりしかしない活動ではあまりにも進歩が無いと思っているのは事実です。もちろん、駅に目的を持っていれば話は別。鉄道ほど幅広く楽しめる趣味というのは珍しいですから、広い視野をもって活動して欲しいと思いますね。




昭和52年に撮った名古屋駅での汚い写真です。中学1年生の最後の頃でした。
ガキ&素人の撮った何の芸術性も見出せない写真ですが、どんなに写真のセンスが良い人でも、例えそれがプロカメラマンでも、30年前の写真をキレイに撮ることは出来ないんです。

だから、例え駅撮りであっても、撮った人の勝ち!です。

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10 コメント

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Unknown (line)
2009-09-29 19:12:19
この記事は私も見てました。
同世代だと、考え方は同じだと思いますね。やはり、最初は駅に停車中の写真、少し機材が充実して来ると、駅から走行中の写真、そして駅間の走行写真へと変化していきました。これも自分なりに良い写真が撮りたいと言うか、変化のある写真が撮りたいと気持ちの表れだと思います。
人それぞれ鉄道写真の撮り方のスタイルは有ると思いますが、駅撮りのケースは何人もが、同じアングルで、同じ車両を撮ると言う結果をもたらすので、私はあまり好まないです。ただ実際の所、時間に追われてたりする場合は今でもやってますし、時と場合で考えるしかないですね。
しかし、自分自身に対しては、常に駅撮りは安易な撮り方だなと自問はしてますよ。やっぱり楽ですもの。
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Unknown (水無月)
2009-09-29 19:38:23
つばささん、こんばんは。
私のつぶやきのような投げかけに、フォローしてくださりありがとうございます。
検索で私のサイトがヒットしたのは、「駅撮り」という言葉だと思うのですが、検索された方自身が果たして「邪道」と肯定しているのか、「邪道?」という疑問調なのかが分かりかねて、考え込んでしまいました。
そして自分でもそのキーワードで検索してみて、初めてそのような傾向もある、ということを知りました。

プロで撮影されている方は別として、我々一般人は趣味で撮影しているわけですから、色々な考えがあって当然と思うのです。
私自身も駅撮りからスタートしましたし、カッコいい走行写真を様々なサイトで見るにつけ、「次は駅撮りからステップアップして駅間での撮影」と、段階的に捉えていました。
そして、つばささんのご意見もよく分かります。
駅でしか撮れない光景は絶対にありますし、目的があれば駅撮りの写真から伝わってくるものがきっとあります。
最終的には、本人がどのような意思や目的を持っているか、ということなのだと思います。
・・・と言いつつ世間の見方としては、駅撮りより駅間の走行写真の方が努力している・・・という空気があるのは、何となく感じます。上手くご説明できないのがもどかしいのですが。

でもこの一件で、自分の撮影スタイルを見直すきっかけにもなりました。
お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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Unknown (テツハハ)
2009-09-29 22:55:59
こんばんは。
「駅撮りは邪道」…そういう考え方があるのですね。
私なんぞお目当ての列車に会えるなら、駅だろうが沿線だろうが、自分の都合の良い方ならどちらでもいい。会えるだけで十分なんですが。
いつか時間に余裕が持てる身になったら、風景の良い所など選んでという夢はありますけれど。
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Unknown (シービー)
2009-09-29 23:37:33
駅撮りというのは、ホームの姿やら人物の姿なども入りますね。
それと駅の設備、跨線橋、売店、ベンチ、屋根、柱なども写ります。
こういったのも絡めて撮れば、記録の一つになると思います。
高架が多い路線だと駅撮りがメインになってしまうので、それは駅撮りでもイイと思っています。
若い頃は駅撮りのスタイルでしたが、最近は景色を入れたりしてますので、やはり年月を重ねてスタイルが変わってくるのもあると思います。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-09-29 23:42:23
line様
駅撮り→区間撮りへの変化というのは、言わばステップアップだと思うんですよね。もちろん、それは列車写真、車両写真の場合だけの話であって、創作写真を考えるならば、場所や情景は意図したものを選択すれば良いわけですから、とやかく言われる筋合いはありません。
まあ、そういう過程に合わせて言えば、「邪道」とまでは言えないけど、「安易」であることには間違いないと思いますね。私の場合は、毎回近所の区間で撮っている方が余程「安易」なんですけどね(笑)。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-09-29 23:55:44
水無月様
結構早い時間に見つかっちゃいましたね(笑)。
水無月さんには悪いと思ったのですが、思うところがあって書かせていただきました。
1点は、検索ワードは目的があって打ち込まれているわけですが、単語の並びですから、検索者の意思や意図までは伝わってこないと言うことです。想像することが出来るものもありますが、自分で不安や疑問を煽っても、相手が判っているわけでもなし、あまり意味を成さないと思います。ですから、気にしない方が良いですよ。
2点目は、駅撮りの是非。記録写真として捉えた場合の是非を言っているのでしょうが、列車の写真だったら、やはり安易に車両の前面だけを撮るのは、やはりレベルの高い写真とは言い難いと思います。ただ、都会の路線では高い柵があったり、沿線からだと障害物が多いので、手軽に編成写真を撮るにしても、架線柱の内側であるホームから撮った方がキレイに撮れるということも否定できません。まして、都会だけでしか走っていない車両もありますしね。
また、駅の風景を車両とともに記録したいのであれば、当然、駅で撮るしかありません。ただ、写真の例のように、そのつもりで撮ったわけではなくても、時代が経過して「懐かしい!」とか「昔はこんなんだったんだ!」と共感していただけることもあるので、結果として「撮っておいて良かった!」と言うのも多々あります。
結局、自分がどう思うか、見た人がどう思うか。それを自分で評価しても、他人が評価しても、必ず賛否が付いてきちゃいますから、最終的には「自分が思うままに撮れば良い。」と言うことなんでしょうね。
出過ぎたマネ、記事を書いてすみませんでした。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-09-30 00:03:59
テツハハ様
他の方へのコメントにも書いてしまったので繰り返しはしませんが、「邪道」という言い方をしてしまうのは、「良い写真を撮ろうとする努力が足りない」ことを指しているのだと思います。
そう考えれば、年齢に関係なく、自分が「鉄道写真」に対して「どのレベルに居るか」と考えることが一つの目安になると思います。
見れるだけでも、ということであれば、駅のホームが一番近くに寄れるわけだし、停まっているところをジックリと狙えるわけですよね。
まあ、自分の目的とレベルに合わせて使い分けることができればそれで良いのではないかと思いますよ。
私は遠出できないので横着している感が強くなっている気がしますけど(笑)。
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Unknown (けんじ)
2009-09-30 00:06:36
いつも楽しみに拝見させて頂いていますが、今回はひさひざですがコメントさせて頂きます。邪道意見がありますが私は駅で撮影しょうが駅間で撮影しょうが私は鉄道ファンであれば関係ないと思います。色々な方々が撮影された写真を見せていただいている私はどこで撮影されている鉄道であれ、それが行った場所であれなかれ私にとっては新たな情報になったり、また当時を感慨させられます。だから邪道とかはないと思います。色々な題材を日々提供されている、つばささんのブログを楽しみに毎日拝見させて頂いていますので今後も楽しみにしてます。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-09-30 00:16:51
シービー様
他の方にも沢山書いてしまったのですが、やはり自分のレベルで撮り方というのは変わってきますね。
もちろん、駅の風景を取り入れる意図であれば、駅撮りも何もないわけですが・・・。
それと、シービーさんに言われて思いついたのですが、自分の撮り方(スタイル)が変わることはもちろんですけども、「時代」が写っている写真を変えてしまうこともあるわけですね。何気ない駅撮り写真も、大切な記録に変わってしまうと言うことに、ブログを始めてから気が付きました。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-09-30 00:31:08
けんじ様
いつもありがとうございます!
もう書き尽くしてしまったんですけど、結局は自分で決めた、或いは行動するスタイルですから、他人がとやかく言うことではないわけですね。
ただ、駅だけに固執してしまうと、やはり「自然の中の鉄道」というイメージを得るのは難しいと思いますので、ステップアップしたいと思うならば、駅間撮りも視野に入れておくべきだと思います。
様々な実践の中で「駅撮りが必要」であれば、そのように行動すれば良いわけで、他人がとやかく言うことではないと思います。
ただ、やはりそれなりの年齢になっていながら、周りのカメラマンの目も気にせずに「電車の前に張り付いて動かない」ような行動をしていると、その行為そのものが「邪道」と言われる原因になることも考えておいた方が良いと思いますね。
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