マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

20系寝台客車:カニ22「北星」

2011-05-24 07:11:00 | ブルートレイン:機関車・客車
おはようございます。

しかし、良く降りますね。習慣予報だと、雨は月曜日までだったと思ったんですが、昨日より良い降りしてますね。しかも結構寒い。

「北星」は、昭和50年3月ダイヤ改正時において、「はやぶさ」「富士」「出雲」の24系化により押し出された20系を使用し、寝台専用急行「北星」を格上げする形で誕生した上野~盛岡を結ぶ寝台特急。

昭和53年10月のダイヤ改正まで20系客車が使用されており、地味ながらも注目されている列車でした。

比較的に使用車両が単一で、パッとしないところがあったのも事実。尾久客車区には目玉となるような20系車両が居なかったことも要因です。

しかし、20系客車が特急車両としての活躍も晩年となった頃、進んだ廃車よる影響でしょうか、客車区間での車両のやり取りが行われたようです。
ここにイレギュラー的な動きとして、以前ご紹介いたしましたナハネフ23「北陸」なども時折見られるようになり、さらにはカニ22が「北星」「北陸」に使用されるようになったようです。



昭和53年頃 尾久客車区にて

蕨駅で、友人とこれから撮影に出掛けようとしたとき、昼間にかかわらず20系が・・・。しかも、EF58+カニ22という組み合わせ。慌ててカメラを出しシャッターを切ると、それは「北星」でした。

尾久区まで出向き、カニ22の「北星」を撮らせてもらおうと頼み込んだのですが、結局頑なに断られてしまいました。

これはふて腐れて帰る途中、建物の陰から撮影したものです。
当時、一眼レフではありましたが、レンズは広角しか持っておりませんでしたので、かなり小さく写っています。もちろん、「北星」であることが判らないくらいに。

しかし、現代になってデジタル処理が出来るようになり、解像度を上げてスキャニングしたところ、なんとか「北星」であることが判る写真になりました。
画像をクリックすると大きくなります。

流美が売り物の20系客車でしたが、私はその中でも無骨なスタイルのカニ22が大好きでした。あまり接する機会もない車両でしたし、ましてこのようにレアだった「北星」への運用の記録が証明できる写真となり、30年以上も経った今、改めてうれしく思います。

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2 コメント

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Unknown (北9系統)
2011-05-24 19:22:35
私の地元、西鹿児島駅ではカニ25としての姿が印象的でしたが、
晩年のカニ22は「ゆうづる」や「あけぼの」のイメージが強かったので、
尾久所属の車両は初めて見させて貰いましたよ。

多分、青森や秋田からの転属車だと思いますが、貴重ですね。

私も無骨なカニ22とか、ナハネフ23とかは好きでしたよ。
Unknown (キハ181つばさ)
2011-05-24 23:33:16
北9系統様
私もカニ25として生き永らえたときは驚きましたし、嘘っぽかった「明星」はともかく、「彗星」や「あかつき」は大阪に行った際に撮りそこなっていた列車でしたので、本当に撮りに行きたかったんですよ。
しかし、思い立ったときには無くなっちゃってましてね、本当に悲しかったです。
この車両も保存されていないのが残念ですね。
過去ログのカニ22「あけぼの」を貼っておきますので、ご覧になってみてください。

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