マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

ローカルな風景 第35回 (国鉄:広尾線)

2008-12-27 01:18:39 | ローカルな風景
こんばんわ。
今日は仕事納めでした。1年、終わってしまえばあっという間ですね。今日から9連休になるわけですが・・・普段は夏休みでさえそんなに連休なんて取れない、人生を充電できる日数なのですが、年賀状を書いたり掃除をしたりしていると、これがあっけなく終わってしまうんですよね。

さて、今日は久々のローカルシリーズです。
北海道ではもう既に冬本番を迎えているようですが、かつて厳寒の北海道に憧れて旅をした記録の中から、今日は国鉄「広尾線」を拾ってみました。

広尾線は、根室本線の帯広駅から南下し、終点の広尾駅まで84.0kmを有する比較的に距離の長いローカル線です。昭和4~7年にかけて開業・全通しました。
計画では日高本線の様似駅と結ばれ苫小牧~帯広間を直通することになっていたようですが、様似~広尾間は鉄路が敷設されることは無く、国鉄バスがその接続を担っていました。
森進一さんが一世を風靡した「えりも岬」も、本当は鉄路が直ぐ近くまで通る予定だったんですね。

※すべて昭和56年3月16日撮影です。


広尾駅にて キハ22首都圏色 2連

終点の広尾駅で撮った記念写真です。北海道では珍しく、車体前面にナンバーが付いていないキハ22形です。
この時点ではまだ貨物営業もしており、ホームの途切れた向こう側には何両もの貨車が留置されています。




この2連のどちらかの車両のサボを撮ったものです。
昭和56年2月当時の時刻表を見ると、5往復設定されているすべての列車が帯広~広尾間を直通運転しており、途中折り返しの設定はありません。片道の所要時間は約2時間で、2本の列車が行ったり来たりしていたようです。




愛国駅の駅名板。『愛の国から幸福へ』というキャッチフレーズで全国的にも有名になり、切符は売れるわ、歌は発売されるわの一大ブームを巻き起こしました。私が未だ小学生の頃だったかもしれません。ちなみに、歌を歌っていたのは「芹 洋子」さんです。

本数の少ないローカル線ゆえに途中下車するにも行かず、ただ通過するのみの同駅でしたが、偶然にも座っていたボックスシートの脇に駅名板が止まったので、なんとかコレだけでも撮ることができました。

国鉄広尾線は、全国的にも有名な路線にはなったわけですが、やはり赤字であることから第2次特定地方交通線に指定され、昭和62年2月1日をもって惜しまれつつも廃止されてしまいました。

鉄道ブログランキング ← 昨日はありがとうございました。今日もよろぴこ!
コメント (8)
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