先日買った本を読み終えた.瀬山士郎・著『集合と位相』.
無限の濃度,コンパクト性を主な切り口として,集合・位相論の初歩を,改めて概観する一冊.トピックを厳選したシンプルな解説が分かりやすいが,抽象化された空間を扱う後半は,どうしても定理を定理で追う目まぐるしさになり,読者にも一定の忍耐を求める.それでも,もともと教科書として出されたものの改作なだけあって,重要な場面には,必ず丁寧な証明が付されているのは有難い.
瀬山士郎: 集合と位相 数学はいかに「無限」をかぞえたのか
講談社,2024,
ISBN 978-4-06-534671-6
無限の濃度,コンパクト性を主な切り口として,集合・位相論の初歩を,改めて概観する一冊.トピックを厳選したシンプルな解説が分かりやすいが,抽象化された空間を扱う後半は,どうしても定理を定理で追う目まぐるしさになり,読者にも一定の忍耐を求める.それでも,もともと教科書として出されたものの改作なだけあって,重要な場面には,必ず丁寧な証明が付されているのは有難い.
瀬山士郎: 集合と位相 数学はいかに「無限」をかぞえたのか
講談社,2024,
ISBN 978-4-06-534671-6
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