УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

ひつじがすき

2016-11-22 22:10:14 | 日記

さすがに寒くなってきたので、カメのニコちゃんにヒーターを導入しました。
で、いたずらされないようにレンガの後ろに隠しておいたら、前足と首の力でそのレンガを押しのけていたのでありました。
少しでも、ヒーターに近寄りたかったのかもしれんねぇ、恐るべし・・・

でもって、以前古本屋で何気に買ってしばらく積読してたこの本を読んでみました。


ひつじがすき

題名の通り羊本です。
帯に「あなたも羊飼いになる!?」とあったので、「ライオンの飼い方」とか「ペンギンの飼い方」みたいなバーチャル飼育本なのか?とかと思いながら読んだら、そうでもなくて結構「羊飼い入門書」っていうか羊飼いの世界への入口の扉を薄く開けて覗いてみたよ!って感じであった。
さらに、羊飼いだけではなく、羊界(オヤジギャグ・・・)への入口でもありました~。
羊グッズとか、羊歴史、羊種類、生物学的な羊、羊毛の話とか
多分、作者さんは羊毛手芸の道から、羊大好きになってこういう生ヒツジ本を出すに至ったのでありましょう。
確かに、ウールのセーターなりなんなり、素材としてウールはわりと身近な存在ではあります。
でも、ウール=ヒツジの毛、っていうのは情報としては知識としては理解しているわけだけど、実際にあまり生身のヒツジと今、目の前にある衣服としてのウール製品がイコールではあまり結びつかなかった・・・けど、この本を読んだ今では・・・
うん、わかるわかる!
ウール製品の背後にヒツジが見えてきましたよ!
ヒツジの毛刈から、洗ってゴミとって紡いで染めて、織って編んで、製品になる、っていうのがここまで詳しくイメージしやすく書かれているとはねぇ~。
ふむふむ、という感じです。
ヒツジの毛刈の仕方も写真付きでありましたが、ほぉぉ~!!という感じ。
ヒツジの毛刈、動物園でやったことあるんだけど、飼育係さん含め「毛刈」に関してはシロートの我々なんでヒツジを立たせた状態とか、無理やり寝かして毛刈したけど、こうやると一人でも出来るんだ~!!
これは、ぜひ体験し直してみたいぞっ!!(ヒツジをお座りさせたような感じで人の足に寄りかからせるらしい)
いつも思うことだけど、「知ってるつもりで実はよく知らなかった事」って世の中に沢山あるんだなぁ、と改めて思うっていうかね。
「フリース」って「ヒツジ一頭分の刈り取ったままの羊毛」っていう意味もあるって知ってました?
っていうか、今一般的に「フリース」と使ってるあの生地(?)がフリースと呼ばれている語源がこのヒツジ一頭分の毛っていう意味からなんだそうです!
他にもヒツジの尾は幼少時に断尾しているとか、繁殖時にはオスの首の下に専用のクレヨンの箱がついたハーネスをつけてメスの群れの中に入れると、交尾をしたメスのお尻にそのクレヨンの色がつくので、どのメスと交尾したのかどのメスが妊娠してるのか判る、とか。
ヒツジの群れの写真の撮り方は、漠然と群れの中央を撮るよりも群れの先頭を狙うとより群れっぽく撮れるとか。
あと、ヒツジの目は横一文字(?)なので明るいところで撮るとちょっと怖くなるので、やや暗いところで瞳孔を開かせるとか・・・あ、これ、中村猫整体院のカズオ先生と同じ~っ!!(爆)
ヒツジは「黄金の蹄」を持つ動物、人間には利用できない草を食べて人間に必要な物を全身全てに持っている(毛や肉、乳とか血液とか)
そして、草も根元から食べないので草を食べ尽くさず、かえって新たな成長を促す、などなど。
うん?そういえば最近、除草にヤギを使うってうのが話題になってたなぁ、それに離島にヤギが自然繁殖してその島の植物を食い尽くしてるとか・・・
そういう事は、ヤギは草を食べ尽くすけどヒツジは食べ尽くさない、似てるように見えるけど食べ方違うのか??
私的なこの答は、ヤギは草も食べるけれど木の幹の皮とかも食べてしまい、そのため木は枯れてしまう、がヒツジは草だけなので枯らさない、除草でヤギ使うのは余計な物(木の皮とか)を食べないようにそれなりに防護してその後で「食べるのは草しかないよ」状態にしてヤギを放して草を食べさせてるのかな?とかとか。
読んでる時に、これなら過疎の村おこしとかでヒツジ牧場作ってみたらどうかな~?と思ったんですが、よくよく本読んだら、一時期確かにそういう目的でヒツジ飼ってた自治体もあるそうなんですが長続きしてないみたい。
その理由は、多分ヤギよりもヒツジの方が飼育の手間がかかるのではないか?っていうかヤギの方が丈夫とか、あるいはヒツジを飼っても商業ベースに乗せるのが難しかった、輸入品のウールや羊毛、羊肉も安いのが入ってきているからそこに参入するのは難しい、っていう感じかな~?
本当に好きっていうか情熱をもって取り組めば道は見えるのかもしれないけど、役所的に近々2,3年で成果を出さないと予算打ち切り、みたいな感じだと結果を出すのは難しいのかもね。

で、この本とは関係ないんだけど、干支に未年ってあるけど、ヒツジってあんまり「馴染み」のある動物じゃなかったんだよね、近年になるまで。
江戸時代にヒツジ飼育に挑戦した事があるそうなんだけど、それを試みたのがなんと平賀源内、そして田沼意次だそうです!!
でも、あくまで一部の上の方での話で、庶民は多分ヒツジを見たことも無かったんだろうなぁ、姿くらいは「絵」でみたりしたのかなぁ?
で、昨日の日記にも書きました十二神将未年の守護神は波夷羅(バイラ)っていうそうでその像の頭に羊が乗ってたんだけど、その羊がどーもビミョーな感じで羊っていうよりもウシっぽいなぁ~と思ったんだけど、なるほどそーいうわけですか、と改めて納得したりしました。
コメント
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