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明治人の作法 躾と嗜みの教科書

2009年11月02日 | 
こんにちは!

最近出版された新書版で、面白そうなので読んでみました。
少し前くらいから、変な親、変な子供、変な輩(やから)の話を聞く事が多くなりました。
「学級崩壊」や「モンスターペアレンツ」なども、社会問題になっていますよね。

日本人としての嗜み(たしなみ)が、全く出来ていない輩が、
多くなっているとは皆さんも感じている事と思います。

日本には昔から、「江戸しぐさ」などもあり、
他者への思いやり、配慮、敬意、感謝などを表す事が、当たり前でした。
すれ違いざまにぶつからない様に肩を引く事や、会釈、お辞儀などもその一つでしょう。
日本人としての基本です。
日本人としての心です。
日本の文化です。

その基本の一つに、明治に作られた作法書があるそうです。
その内容をこの本で紹介してくれています。

       明治人の作法 
      躾と嗜みの教科書
       著者:横山験也

    出版レーベル:文春新書
      価格:820円+税

作法は、その時代その時代で、変わっていく物だそうです。
江戸時代の作法を、今も全部当てはめていたら、
少々可笑しな事もあるでしょうね(笑)。

躾(しつけ)は、どうでしょうか。
躾自体は、時代で変わらないのでは無いかと思います。
躾はいわば、訓練ですから。礼儀作法も子供時代に躾をされます。
「躾がされていない」とは「なにも訓練されていない」と言う事で、
とても恥ずかしい事ですね。日本人として恥ずかしい。
それで平気な輩が多いと言う事です。
「恥ずかしい」と思わない。羞恥心、自尊心が欠落しているんです。

明治時代は尋常小学校で、「操行」つまり作法の授業がもたれていたそうです。
現代でも、「作法」の授業を復活させないといけないと、
著者は言っています。全くその通りだと思います。

日本に生まれたから、日本で育ったから、と言うだけでは、
「日本人」ではありません。
日本人としての心、時代に合った作法、を身に付けて初めて「日本人」です。
この本にもそれは書いてありました。

(最近、変な輩が多いな)と思っている方は、読んで見ると面白いと思います。
作法には、意味があり、覚えないと出来ないのが解ります(笑)。

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