セカンド・ラブ

日曜日の夜、10時から、テレビ東京で「トーキョーライブ22時」という番組が放送されています。
ジャニーズのタレントが週替わりで出演し、視聴者から番組に届いたお悩み相談を受けます。
相談者と一緒に対応策を考え、いくつかの選択肢の中から、これがいいのではないかと思う対応策を、その時観ている視聴者に生投票してもらうという番組です。

堂本剛くんの回を時々観るんですけど、先日はこんなお悩みでした。
相談者は27歳の客室乗務員の女性。
結婚も考えていた彼に別れ話をされたそうです。
理由は彼のお母さんの反対でした。
多額の費用を使って息子を医者にしたのに、普通の大学を出た普通の女性とは結婚させられないと言われたそうです。
客室乗務員なら、結構ハイレベルな方じゃないかと思うのですが…。
いったいどれ位のレベルならお母様のお気に召すのでしょう？と皮肉のひとつも言いたくなりますが、剛くんは、そんな事は言いません。

「ご両親がいらっしゃるから貴女の彼氏さんがこの世に生を受ける事ができた訳やし、貴女とも巡り合う事ができたんやから、お母さんの気持ちを完全に否定する事はできないと思うんですよね。
何かお母さんに認めてもらえるような資格を身に付けるというのはどうでしょうか。
医療関係の資格なら、将来的に彼氏さんのサポートができるかもしれないですし。
もし不幸にも別れてしまったとしても、努力は決して無駄な事やないと思うし、資格を身に付けるという事は悪い事やないと思いますしね。」
というのが第１の選択肢。

第２は、好きな気持ちのままで見守る、ということ。
「人を好きになるのは素晴らしい経験やと思うし、幸せな事やと思う。
もし結ばれなかったとしても、諦めたり否定したりする必要はないんやないかな。
好きだという気持ちのままで相手を見守る、相手の幸せを思う…。そういう愛のかたちがあっても僕はいいと思う。」

私はセカラブのラストは、この(２)の選択肢だろうと思っていたんですよね～。
でも意外(?)にも(１)でしたね～。

結唯は慶にふさわしい女性になりたくて、目標を見つけ、努力しました。
そしてラスト、慶に対しても自分に対しても自信の持てる、大人の女性になって慶の前に登場します。
出来すぎているとか、無理矢理セカンド・ラブにもっていこうとしているとか、いろいろ意見はあるようですが、世の中何があっても不思議じゃないのよ！（何かのCMの文句のようですが。笑）
先日、アカデミー賞の主演男優賞を受賞した「博士と彼女のセオリー」の主人公、スティーブン・ホーキング博士は、21歳の時に余命２年と宣告されましたが、73歳の現在もご健在だそうです。
そして難病を克服して、現代の宇宙論に影響を与える偉大な科学者になられました。
現実の話だったら奇跡と言って賞賛されるのに、ドラマとか小説とかになると、わざとらしいとか言われるんですよね～。

実は、かくいう私も最終回を観た直後は、何この少女漫画みたいな展開は～！？って、目を覆ったんですけど、少女漫画は立派に市民権を得ているんです！
大人だって少女漫画、大好きなんです！
特に毎日の生活に疲れた大人の女は、少女漫画の世界に憧れ、子供みたいに「今どこ？」「今どこ？」とせっついてくる年下の男に、「出た！決まり文句」とか言って苦笑いしながらも、あんなにストレートに求められてみたいもんだわ～とか思ったりするんです（笑）

息を呑むような素敵なダンス、この上もなく美しい慶と結唯。
次の放送までの１週間が待ち遠しくて、こんなにドキドキしたドラマは初めてでした。

友達が言っていました。
あの難しい慶役を、亀以外誰ができるんですか！って。
そうです！誰もできません！
ダンスが上手いだけじゃダメだし、かっこいいだけじゃダメだし、演技が上手いだけじゃダメだし…。
友達の言葉を借りると、
無垢で透明でかっこよくてエロくてキスが上手くてカジリツキタイ首筋でキレイナ背中で清潔で品があって可愛くてツンデレで、、もっといっぱいある－－！
って。

今回の役で亀ちゃんは、確実にステップアップしましたね。
次はどんな役を魅せてくれるのかな～
慶への思いは尽きないけど、次の亀梨和也も楽しみ！

あ、前述の「トーキョーライブ22時」ですが、相談者ご本人さんが考えた「彼にお母さんを説得してもらう」という選択肢を加えて投票を行った結果、
(１)お母さんに認めてもらえるような資格を身に付ける
という選択肢が最多得票でした。
実行するかどうかは相談者さん次第ですが…。