marigold songの地下水路

marigold songの数少ないライブのお知らせを目的として、ちょっとやってみましたが。

大西くん

2008-10-06 22:55:26 | Weblog
小学校(なぎら期)のとき、ボーイソプラノの、灯籠の、屋久島帰りの、Sくんが好きだったが、
もうひとり、憧れの先輩(キモワル~)がいた。大西くん。

変だった。

いっつも、ひとりで登下校していて、たたずまいは完全におとなのようだった。
男子みな、野球帽の時代、大西くんは、アポロキャップをいつも目深に被り、ひとりであるいていた。アポロキャップ!

同じ放送部だった。

遠州弁を使わず、無口。放送部なのに。

みんな、こわがっているようだったが、何かのきっかけで、音楽の話をしたら、趣味が合い、
爆発したようにいろいろ話してくれた。

そんときも、おとなと話してるみたいだ、と、思った。

かっこよかったな、大西くん。

今はどんなふうになっているのかな。

アポロキャップを被りつづけているのか。そもそも、アポロキャップって、なんなのか。

葉っぱの模様とか、横文字がかいてあるやつ。


そういえば、うちのピアノは、今はなき、アポロピアノだ。

昔、両親の工場で、アポロピアノの下請けやってたの。

さあ。アポロピアノ本気で弾くと子どもらが飛び起きるので、ローランドのエレピで、練習。

ローランドも、下請けやってた。

ちいさい音で、小声で、練習! 女神の形相で。




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