いやあ~、スゴイっすねえ~ロケッツ。
先週18連勝というところまでお伝えしましたが(ブログ)、今日時点で21連勝まできました。
これはNBA史上でも歴代2位にあたるスゴイ記録なんですね。
まさに歴史を作ってしまったわけです。
ちなみに1位はレイカーズの33連勝ですが・・・・(←これはスゴすぎ)
連勝の要因がわかるいいスタッツがあったのでご紹介を。
<20連勝中のスタッツ>
・平均得点(PPG):101.1点
・平均失点(Opp. PPG):88.6点
・被FG成功率(Opp. FG Pct.):40.9%
・リバウンド差(RPG Diff.):+6.4本
失点が少なく、相手のFGを抑え、リバウンドでもマージンを奪っているということです。
シーズンを通して見ても、
<平均失点>
1.ピストンズ 90.4点
2.セルティックス 90.5点
3.スパーズ 91.1点
4.ロケッツ 91.6点
5.ホーネッツ 95.0点
<被FG成功率>
1.セルティックス 41.8%
2.ロケッツ 42.9%
3.ピストンズ 43.7%
4.レイカーズ 44.3%
5.ブレイザーズ 44.5%
<リバウンドマージン>
1.ロケッツ +4.3本
2.キャブズ +3.4本
3.マブズ +3.3本
4.シクサーズ +3.2本
5.ジャズ +2.5本
ちなみにオフェンスは、平均得点97.0点(リーグ18位)、FG成功率45.2%(リーグ16位)と平均的です。
つまり「ディフェンスがいいから」勝っているということですね。
でもこれは、結構意外なポイントでした。
というのも、昨季までだったら、ディフェンス命のジェフ・“貧乏神”・バンガンディがHCを務めていたので、「1にディフェンス、2にディフェンス、3、4がなくて5にディフェンス」というスタンスだったのはわかります。
でも貧乏神が有効なオフェンスシステムを構築できず、ロケッツがあと一歩伸び悩む要因となっていました。
スローダウンしてポストのヤオにボールを入れるという、単調で保守的なローポストオフェンスにこだわったために、T-MACの得点力や創造性を全く生かせてなかったんですね。
で、今季ロケッツがリック・“ひげダンディ”・アデルマンを招聘したのは、あの流れるようなキングス黄金時代のオフェンスを、ロケッツにもたらして欲しかったからです。
クリス・ウェバー、ブラデ・ディバッツ、ペイジャ・ストヤコビッチ、マイク・ビビー(ジェイソン・ウィリアムズ)、ヒード・ターコルー、ボビー・ジャクソン、ダグ・クリスティらがいた、あのキングスです。
ただオフェンスは良くなっても、その分ディフェンスがゆるくなっちゃうんじゃないか?という懸念はありました。
確かに開幕当初は、オフェンスチームなのか、ディフェンスチームなのか、どっちつかずの印象でした。
相手に100点を許したゲームでは9戦全敗(OTを除く)と、ある程度の点以下に抑えないと勝てず、かといって圧倒的な得点力があるわけでもない、という感じでした。
しかしその後はディフェンスが持ち直し、少ない点でも効率良く勝てるようになりました。
100点を許すゲーム自体が少なくなり、たまに許した試合でも以降は4戦全勝と勝っているので、単に速い展開のハイスコアリングゲームであったということが言えると思います。
まるで学生チームのように団結したチームプレーを見せるロケッツ
「オーマエ、やるじゃねぇか!」 by ムチョンボおじさん
「ガッハッハ」「あ、あの、ちょっとウザイんすけど・・・・」
“ひげダンディ”リック・アデルマンHC
NBA界のロバート・デニーロ?(ちょっとだけ)
ただまあ、本当の勝負はこれからですね。
21連勝目の対ボブキャッツ戦までは、ある程度予想できた結果でした。
しかしこれからの対戦は強豪が続きます。
次の5戦はこんな感じです。
●3/16 レイカーズ
●3/18 セルティックス
●3/19 @ホーネッツ
●3/21 @ウォリアーズ
●3/22 @サンズ
これは厳しいですねえ~
下手したら全敗もありうるキビシイ組み合わせです。
連勝という興味よりも、これらの真の強豪相手に、今のロケッツがどの程度戦えるのかという興味の方が大きいですね。
それで、ロケッツの強さの指標というか、実際どれぐらい強いの?っていう一種のバロメーターになると思います。
現地のメディアの間では、「2勝3敗ぐらい?」なんていう予想が聞こえてきたりしますが、ロケッツに多少追い風も吹いています。
というのも、相手チームにケガ人が続出してるんですね。
レイカーズはガソール、セルティックスはレイ様、ホーネッツはデビッド・ウェストとクリスP君が、昨日のゲーム中にそれぞれ捻挫などの故障に見舞われました。
クリスP君だけはずっと試合に出てたみたいですが、その他の選手はいずれも途中退場してるので、ロケッツ戦での出場が微妙です。
今回の連勝も、「たまたま弱いチームとあたってただけだ」なんていう意見もあるようなんで、ますます“ラッキーな”要素になるのかもしれませんが、いくら相手がトップクラスの強豪でなくとも、21連勝をするというのは至難の業です。
そこには必ず、“勝っている理由”というものが存在します。
ただなんとなく勝っているなんてことはありえません。
あとはそれがどのレベルの強さかってことですね。
その実力の程が来る5戦で計られる、ということになると思います。
ロケッツ、真の勝負はこれからですね・・・・
★東の伏兵シクサーズ
ウェスタンのことばっかり気にしていたら、イースタンでも不思議なチームが快進撃を続けていました。
完全にリビルディングモードに入っていたはずのシクサーズです。
開幕から18勝30敗と、可もなく不可もなくという成績で下位にいたシクサーズですが、その後15勝4敗という誰も知らない好成績を挙げ、堂々とプレーオフ圏内の7位にまで上がってきました。
3月に入ってからも敵地でサンズやピストンズを破り、今日もスパーズまで下すなど、強豪相手にもその勢いは衰えません。
チームの中心はアンドレ・イグオダーラとアンドレ・ミラーの“Wアンドレ”なんですが、僕はルーキーのサディアス・ヤングが気になります。
以前もドラフト前の指名予想やチーム分析のとこでチラッと触れましたが(ブログ/ブログ)、身体能力が非常に高く、大学1年でアーリーエントリーしたため19才と若く、大きなポテンシャルを秘めています。
ただ、まだ荒削りなので、NBAで使えるようになるまでには多少時間がかかるだろうと思われていました。
しかし、開幕当初はローテーションに入れなかったんですが、ここのところ出場のチャンスが増え、予想以上の活躍を見せています。
<サディアス・ヤングの月別成績>
・11月:平均8.3分/3.6点/FG51.6%
・12月:平均13.2分/4.2点/FG44.6%
・1月:平均20.7分/8.2点/FG51.9%
・2月:平均29.2分/10.7点/FG56.0%
・3月:平均27.4分/12.9点/FG66.1%
出場時間が増えるにつれて得点が上がっている様子がわかりますが、FG成功率までどんどん上がってます。
まあサディアスの場合、まだジャンプシュートとかそういう細かい技術がついていないんですが、とにかく「走る」「跳ぶ」という身体能力の高さは素晴らしいので、それが今のチームのスタイルに合っているんですね。
シクサーズは、イグオダーラ、ダレンベア、ルイス・ウィリアムズといった走れる選手たちを使って、速い展開のゲームをしようとしています。
サディアスの身体能力は、そんなチームにピッタリの素材なんですね。
それに加えて、リバウンドが取れるサイズや、スティールを奪えるスピードも持ち合わせているので、ディフェンスなどでもオールラウンドに機能する力を持っています。
実際さっきの平均得点と同じように、リバウンドやスティールの数字も上がってきています。
コーバーは放出しましたが、代わりに先発SF候補としてサディアスが台頭してきたことによって、シクサーズがランニングスタイルを確立しつつあります。
得点力が大幅にアップしていることから見ても、その違いは明らかです。
●最初の44試合:平均92.8点(16勝28敗)
●最近の23試合:平均101.9点(17勝6敗)
ホーネッツのジュリアン・ライト、ウィザーズのニック・ヤングといった、サディアス同様に身体能力の高いルーキーたちも徐々にゲームで活躍し始めているので、これからの活躍がますます楽しみになってきました。
★サンズ復活??
またまたサンズがやってくれました。
以前に前半だけで78点を取ったゲームをご紹介しましたが(ブログ)、さらにそれをも上回ってきました。
今日のキングス戦で、ハーフまでに79点(!)を叩き出し、31点差をつけるという堂々たる戦いぶり。
前も言いましたけど、1試合分の得点ですから、それ。
これで、スパーズを破ったビッグゲームから数えて4連勝。
徐々にではありますが、シャック加入後のチーム作りが軌道に乗り始めてきたのかな?という雰囲気も出てきました。
特にここ3試合は平均127.3点とオフェンスが爆発。
シャック加入後絶好調のアマレも、相変わらず30点/10リバウンド級のスタッツを連発しています。
レイカーズだ、ロケッツだと騒がしいウェスタンの陰で、虎視眈々とトップを狙って態勢を整えつつあるようです。
ウェスタンの勝率順をおさらいしておきましょう。
(プレーオフのシード順ではありません)
1 レイカーズ 45-20 - .692
1 ロケッツ 45-20 - .692
3 ホーネッツ 44-20 ½ .688
4 サンズ 44-22 1½ .667
4 スパーズ 44-22 1½ .667
6 マブズ 43-23 2½ .652
7 ジャズ 44-24 2½ .647
8 ウォリアーズ 41-24 4 .631
9 ナゲッツ 39-26 6 .600
21連勝のロケッツがついにトップにまで上りつめ、同率首位のレイカーズと直接対決!
先週は首位に0.5ゲーム差の2位だったスパーズは、ロードでまさかの3連敗を喫し、4位タイにまで沈みました。
プレーオフ脱落の危機!?に陥っていたサンズとマブズは、揃って負けなしと持ちこたえています。
この結果、上位7チームまでが2.5ゲーム差以内にひしめき合う、超大混戦となってきました。
一つの負けで順位が変わり、連敗でもしようものなら即座にプレーオフ脱落の危機が迫ります。
主力選手のケガといった不確定要素も、このサバイバルレースに大きな影響を及ぼしてきます。
最後まで負けられない戦い、見逃せない戦いが続きます。
これをリアルタイムで見られる僕らは、本当に幸せだと思いますねえ~
NBAってホントにいいもんですねえ~(ハルロー風)
【おまけ①】
ボストンデビューの火星~るは、背番号「28」。
たぶんずっと「10」をつけてたので、「2+8=10」なんだと思います。
結構この「足して自分の数字」方式は、NBA選手がよく使うんですよね。
その昔デニス・ロッドマンが「9+1=10」で「91」番でしたし、キッドがつけてた「5」番も、それまでつけてた「32」番を足して「3+2=5」という理屈でした。
【おまけ②】
このゴリ・・・いやルブロンが表紙を飾っているのは、なんとあの有名ファッション誌「VOGUE」です。
そして隣りに抱きかかえているのは、スーパーモデルのジゼルです。
ジゼルてわかりますか?
ディカプリオの元恋人ですね。
さっすがキング。
でもせっかくファッション誌に登場したのに、ナイキのスポーツウェアなんですよねえ・・・・
『Only Wanna Be With You』 by Hootie & The Blowfish
from the album 「Cracked Rear View」
若き日のモーニングをはじめ、160cmのマグジー・ボーグズ、3ポイントシューターのウォルト・ウィリアムズなどがPVに出演してまーす。
レイカーズ戦楽しみにしてたからチョット残念です。
この曲いいですね!
アメリカ~って感じします
イーストにいればなあ(笑)
ムトンボおじさんに拍手をあげたい、パチパチ。
あの歳でいい仕事しますよ。41歳があれだけがんばってるんだから他の若者はがんばらざるをえないですよ。得点をとらずとも今のロケッツにかかせない存在ですね。
若者といっても若者に見えない選手もいますが・・・(アルゼンチン出身)
ソニックスかわいそう。
コーバー君はコーバー君でジャズで成功してるようですし、なにが起こるかわからないのがNBAですねΣ('◇'*)!?
シーズン開幕直後はセルティックスの時代的な雰囲気がありましたが、いつの間にやら驚きの展開ばかりヽ(´▽`)/
今シーズンはNBAの歴史の中でも稀に観る急展開な気がするのは私だけ?
(; ̄ー ̄)...ン?
このまま頑張ってほしい♪
曲、ステキです☆
暖かくてとってもいい声ですね♪
これはプロモーションビデオなんでしょうか?
NBA選手が出てるってなんかスゴいですっw
そうそう、この曲アメリカっぽいですよね。
王道って感じがします。
これぞアメリカっていうか。
大好きな曲の一つです。
1Qで48点、前半だけで84点、しかも後半もまた84点・・・・OTでもないのに168点は異常ですよね。
ソニックス、ザル過ぎでしょ。
むちょんぼは年齢詐称疑惑もあったんで、ホントはもっと年取ってるかも!?なんて噂されています。
もう別に何才でもいいけどね。
コーバーもジャズにフィットして、ジャズ好調の原因になってるし、シクサーズも若手を伸ばせたってことで、チームとしては良かったみたいです。
いやあ~今年はワクワクドキドキですよ。
プレーオフは大荒れに荒れそうで。。
そして次なる刺客はリーグ最高勝率のボストン・・・・
今度こそ強敵ですねえ。。
これプロモーションビデオですよ。
ESPNは今のスポーツセンターと変わってないですね。
NBA選手は多少時代を感じますが。。
このグループは、白人メンバー3人+ボーカルだけ黒人という変わった構成なんです。
大学の同級生らしいんですけどね。
だからサウンド的にはちょっと田舎風のカントリーっぽい白人サウンドなんですけど、そこに黒人のソウルフルなボーカルが乗るもんだから、独特のいい雰囲気を醸し出してるんです。
オススメですよ~
僕もこの前BSでロケッツ戦みたんですが、マグレディが自分でいくところは自分でいってアシストするところはちゃんとアシストしてました!!しかもそのアシストを他がほとんどきめるんですね•••
マグレディだけじゃなくてスゴい強いです!!
プレイオフでもすごい期待ですね☆
あと明日のセルティックス対ロケッツが楽しみですから♪