いやあ~、ようやくマジック勝ちましたね。
勝利の立役者は何と言っても、ぴーちゃんでした!
ぴーちゃん???
いや、ぴーちゃんと言えばぴーちゃんですよ。
空飛ぶMP3(正確にはMP20)、エール・フランス20便、南海の黒豹こと(それはレイ・セフォー)ぴーちゃんですよっ!
まあ、ルブロンを1on1でマークして抑えたことで、すでにだいぶ株を上げてましたが、ファイナルでもやはり光るプレーを見せてくれました。
いや、GAME1&2でもいいプレーはしてたんですよ。
コービーに得点こそ許していましたが、マークマンとしては非常にいいディフェンスをしてました。
ただ、レフェリーの笛が味方してくれませんでした。。
よく見るとファールじゃないのが結構あったりして、いわゆる“スーパースターコール”にやられてた部分が結構あったんですね。
なので、ゲームに負けはしたものの、僕の中でぴーちゃんのプレーはかなり評価していました。
GAME3では、それがいい形で報われましたね。
接戦で迎えた4Qに、コービーをFG2/6のわずか5点に抑えることに成功。
勝負のかかった残り30秒の場面では、ハワードと囲んでコービーからTOを奪い、もらったFTを2本キッチリ決めて、2点差をセイフティの4点差に広げました。
ちなみにこの場面、前回指摘した課題点(ブログ)がしっかり修正されてましたね。
「コービーにダブルでいく」「ピック&ロールでハワードが間合いを詰める」という2点です。
ガソールがスクリーンをかけた後、ハワードが素早くコービーに身体を寄せてスペースを与えず、ぴーちゃんと挟みうちにしてボールを奪いました。
そうです、それをやれぇ!って言うてたんですよ。
さらにぴーちゃんは、守備だけでなく攻撃でも大活躍しました。
4Qに両チームトップの10点を荒稼ぎし、トータルでもFG7/11の18点をマークしました。
特に大きかったのが、残り2分半で同点という場面で決めたリバウンドダンク!
単に2点勝ち越したという意味だけでなく、それまで2分以上点が入らず、6点あったリードをジリジリと失っていたチームを救った一撃だったんですね。
ドンタコスをして、「the biggest shot of the game」と言わしめたことからも、その重要さがわかります。
え? ドンタコスっ誰??
いや、ドンタコスはドンタコスですよ。
あのベンチでバタバタしてて、指でツンって押したらコロンって転がりそうな、あのオジサンです。
だって、メキシカンハットかぶせたら、絶対ドンタコスおじさんでしょ??
ま、ドンタコスは置いといて、ぴーちゃんの話です。
いやあ、ぴーちゃんが日の目を見てよかったですよ。
だって今までずっとウォリアーズでくすぶってましたから。
NBA入りしてからずっとですからね。
ようやく表舞台で実力を見せる機会に恵まれたなあという感じです。
ガンバレ、ぴーちゃん!!
悪戦苦闘しながら頑張るぴーちゃん
ピック&ロールの守り方もアジャストできました
そして最後にファンブルを誘い
ターンオーバーにつなげました
よっしゃー
んもう~
やっちった?
ぐにゅ~
だう~ん
ぴーちゃんって、なんかゴリ系の顔でコワイという印象もよく聞くんですが、中身は陽気なカリビアンなんですよね。
出身はフランスじゃなくて、カリブ海に浮かぶ島なんです。
ただそこがフランス領だったっていうだけの話で。
なんで、キャラがほんわかしててオモシロイです。
たとえばファイナルに臨む前、“ルブロン・ストッパー”と呼ばれる大活躍をしたわけですから、当然ファイナルでは“コービー・ストッパー”としての役割を期待されるわけです。
でも当のぴーちゃんはと言うと・・・・それまでコービーのシグニチャーシューズを履いてプレーしてたらしいんですねw
これから1対1で勝負しなきゃいけないっていうのに、その相手の名前が入ったシューズを履いてたら、「あなたのファンです」と言っているようなもんです。
だからさすがに、「エア・ジョーダンに履き替えようかなあ~」だって。
オイオイぴーちゃん、ノンビリしすぎだろw
それに、コービーをどう抑えるかを聞かれると、
「彼を止めるなんてできないよ~。唯一できるとすれば、“Hey, stop, Kobe! Yo! Stop!”って声をかけるぐらいかなあ? “Stop for a minute!(ちょっとだけ止まってよ)”ってね(笑)」
ぴ、ぴーちゃん・・・・陽気なカリビアン全開じゃないすか。。
さらにはGAME3の大活躍の後も、
「僕はただの“ラッキー・ディフェンダー”だよ。僕のおかげじゃない」と相変わらず。
「コービーはタフで、タフで、タフで、タフで、タフで・・・・」
ちょっと息継ぎをしてからさらに、
「タフだ! タフだ! タフなんだー!」
ぴ、ぴーちゃん・・・・やっぱただの陽気なカリビアンだ。。
陽気なぴーちゃんは
コメントもオモロイ
普段からこんな感じ
でも毎試合この便名をつけて追悼の想いも忘れません
ガンバレ、ぴーちゃん
さて、この試合のもう一人の立役者と言えば・・・・そう、スキップです。
GAME1、GAME2と絶不調で、出場時間を巡ってHCともめたり、入らないスリーを乱発したりと、“らしくない”プレーが続いていました。
まあ、シューティングに関しては、元々入る日と入らない日が極端な“Streaky Shooter(ストリーキー・シューター)”なんですけどね。
好不調の波が激しい不安定なシューターってことです。
特にGAME2はヒドかった。。
フィッシャーが攻守両面に渡ってスンばらしい活躍を見せていたので、その対比がクッキリと出てしまいました。
「PGの差で負けたな・・・・」ぐらいに感じられたGAME2でした。
リズムに乗れないレイファーと、アウトサイドは元々そんな入らないジャミーア・・・・だったらまだ第3PGのアンソニー・ジョンソンの方がいいんでは?なんて考えも頭をよぎります。
接戦で迎えたGAME2の4Qには、“PGナシ”のセットでいっていました。
ターコルーを司令塔に据え、リー&ぴーちゃん(or JJ)とシューターを2人並べるラインナップですね。
これが結構うまく機能したこともあって、「あれ? PGなしの方がいいんちゃうん?」という雰囲気にもなりました。
後がなくなったGAME3。
このPG問題をどうするのかなあ?と興味を持って見ていました。
GAME2とGAME3の間の練習日には、記者たちから「先発PGをレイファーからジャミーアに替える可能性」を聞かれていました。
しかしドンタコスは、「それは一切ない。このシリーズ(ファイナル)を通じてない」とハッキリ言い切ってました。
何か秘策でもあるのかなあ?
正直そう思いました。
だって、代わる代わる使ってみて、一番通用するパターンを模索したっていいわけですから。
でも、「それはない」と一蹴したんですね。
じゃあ何をしたのか?
実は秘策があったんですね。
それは・・・・・・“励ました”んです。
え? そんなこと??
プププ(笑)
そう思われるかもしれませんが、大事なんですよ。
もうちょっと正確に言うと、レイファーのモチベーションを上げたんですね。
マインドセットを変えさせたというか。
ドンタコスがレイファーに言ったのは、“Play your game”という言葉だったそうです。
つまり、「自分らしくプレーしろ」「自分のプレーをしろ」ということです。
レイファーのいいところは、変幻自在なドリブルワークや巧みなパス、思い切りのいい切り崩しといった、ストリート上がりのテクニックです。
でもGAME2ではただのジャンプシューターとなり、入らないスリーを打ち続け、そして外し続けました。
誰もレイファーに、レイ・アレンのようなプレーは求めてません。
スリーが入るか入らないかで勝負するんじゃなくて、自分の得意なプレーで勝負しなさい。
自分らしさを出しなさい。
自分のプレーを取り戻しなさい。
・・・・ということですね。
実はドンタコスだけでなく、周りからも同様のアドバイスや励ましがあったそうです。
地元NYの仲間からも「自分らしくプレーしろ」とメールが届き、チームメイトからもやはり同じことを言われたそうです。
ラシャードやドワイト、そしてほとんど出ていない控えセンターのエイドナル・フォイルまで。
さらには、おとなしそうなJJにまで、「どうしたんだ? 自分のプレーをしろ。“レイファーに戻れ”」と言われたそうですw
ストリート仕込みの“スキップ”らしいプレーを見せてくれ。
みんながそう思い、そう伝えました。
これがレイファーに勇気を与えたんですね。
みんながそう言ってくれるなら、自分のプレーをしようと。
それがレイファーのプレーに、自信と思い切りを与えました。
小気味のいいペネトレイトが復活し、ディフェンスを引き連れてのパス、フワリと投げ上げるフリップショットなど、生き生きと動き回ります。
リズムがついてくると、自然にアウトサイドのジャンパーも決まり出すものです。
GAME1と2を通じてFG3/17と決まらなかったのが、GAME3では最初から5本連続で決めるなど、FG8/12で20点という活躍を見せました。
ドンタコスは試合中にも、“Solid and simple. Settle down, play your game.”とレイファーに言ってました。
「確実に、シンプルにいけ。落ち着いて、自分のプレーをしろ」という意味ですね。
そして、最後の最後に突き放すルイスの3P(後に2Pに修正)を呼び込んだのも、レイファーのパスによるものでした。
GAME2では勝負所で外された男が、最後に試合を決めたんですね。
試合後のインタビューでは、「みんなが勇気づけてくれた。だから、ショットを決める自信が持てたよ」と語り、「“スキップ”もちょっとだけ見せられたかな」と言いながら、ヘヘヘとイタズラっぽく笑いました。
その顔は、ストリートでプレーする少年の笑顔でした。
ぴーちゃんとスキップ。
輝きを取り戻した2人のプレーをもっともっと見たい。
ファイナルというおそらをパタパタ飛んでほしいなあと思います。
思い切りよく切れ込んだり
敵を欺く巧みな技でかわしたり
それがスキップらしさ
ドンタコスもいいこと言うね
あ~、麦わら帽子かぶせたい。。
「ドンタコスったらドンタコス・・・・」
バイロン“名将”スコットのようですね!
しかし、似てるなぁ。
そして、お兄さんが死神で、弟がドンタコス。
すごい組み合わせですね。
顔だけ見たら兄弟って判らないですよね?
ファミリーネームが、スミスとか、ジョンソンとか、いっぱいあるものだったら、「同姓の他人」って思ってしまうところです。
正直タレントレベルでマジックが勝てるとは思えませんし各選手が力を発揮する事がとにかく重要ですよね。そういう意味でgame3は良かったと思います。
ただ自分的にはFG率60%以上決めていても4点差しかつけられないのかという事も感じました。
やっぱりレイカーズは強いなぁ…。
そういえばNBA選手(アメリカ人?)ってよく『タフ』って使いますよね。まあぴーちゃんは言い過ぎですが(笑)
レイファーもよかったですね。
2戦目は、接戦の様に見えましたが、まだまだLAには余裕があった様に見えました。でも何とか3戦目はMagicが勝って面白くなりましたね。ホームで1つ落としちゃったら、Orlandは厳しいので、Finalが盛り上がるためには、何とかHomeでは落とさないでほしいですよね。自分としては、もったいないターンオーバーが少し目立ったと思います。もっと接戦になったら、ああいうのは命取りだなぁと思うので、気をつけてほしいですね。
オフェンスの技術もいいもの持ってますよね。
4Qはホント、ぴーちゃんエースだ!って感じでした(笑)
マジックのFG成功率は記録だったみたいですが、レイカーズにも50%以上決められてますからね。
ディフェンスはまだまだということでしょう。
タフは、まあ「大変だよ~」とか「強い」とか、いろんな意味で使えますからね。
まあ、伝え方だけですよね。
バイロン・“名将”・スコットはテレパシーで伝えますから。。
GAME3では、親父バンガンディが出てて、“トリオ DE バンガンディ”が結成されてました。
ブログ大変勉強になっております
前回の内容になってしまいますが、私も第一戦で、シュート後にガソールが必死に戻る姿がすごく印象的に残っていましたので、言及されていたのを見たときは「おおっ!」と小躍りしました(笑)
「オフェンスはディフェンスから」ってのを象徴する表情だなと
ピートラス、攻守共にむっちゃいい選手ですね。やる気なし夫とは大違いです
いくらもらってるか知りませんが、10億円プレイヤーレベルの活躍ですね
私は正直、マジックがこんなに強いと思いませんでした
極論すればCFはキャブスの作戦ミスのおかげで勝ったのでは?位に感じていたので、マジックさん見誤ってすみませんという心境です(笑)
今回はCFと違って、双方ちゃんと一戦ごとに傾向と対策に取り組んでるので、毎回違った展開になって面白いです
1勝返したマジックがどうなるか
ファイナルのみアウェイが3つ続くので(なぜファイナルだけ?)、マジック有利との見方もありますね
いや~、面白いです
言い忘れましたが、ネルソン出たのがうれしかったです
出場してから数分間は神でしたね
それからはまだ病み上がりな感じですが、活躍を期待してます
追伸:弟のシャノン・ブラウンの活躍も期待してます(笑)
緊迫した場面でもオーランドのベンチが画面に映ると笑いがこみ上げてくるようになっちゃいました。
親父バンガンディと3人並べてみると、明らかにドンタコスだけが異彩を放ってますよね。もしかして兄の方は母親似なんでしょうか。それはそれで、一家そろうとかなりオモシロいことになりますが・・・
準備ができていたという意味で、レイカーズが一歩マジックに先んじていたんですね。
ぴーちゃんは、年5.3mil×4年契約です。
ベンチプレイヤーとしての金額ですね。
平均20mil×5年で一つのことしかできない誰かさんとは大違いですねえ~
マジックもちゃんとやればもっと戦えると思いますが、作戦的にもプレー的にもまだまだミスが多いです。
その分、試合巧者のレイカーズにやられてますね。