
「うっひゃっひゃっひゃっ!(笑) オイ、見ろよ見ろよ。なんだぁ~アレ? オッサンたちが腹揺らして踊ってるぜ。うげぇ~。メタボ・ダンサーズか? ギャッハッハッハッハ!(笑)」
・・・・え~、ただいまお見苦しい点があったことを深くお詫びいたします。
気を取り直しまして、まず高らかに宣言しておきたいのですが、僕は「ラシードが好き」です。
ちょっと乱暴で(ちょっと?)瞬間湯沸かし器なところはありますが、それでもコートの上に立てばいつでも真剣(あれでか?)なんです。
うっさい、うっさーい!(←内なる声に対して)
審判に文句言ってるとこばっかがフィーチャーされがちですが、アレだって別にただワガママを言ってるわけではなく、本人いわく「俺は正しいことを違うって言われると、黙っちゃいられねえんだ」ということらしいです。(注:笑うところではありません)
いいじゃないですか、だてに頭のテッペンが白いわけじゃありません。(注:念のため繰り返しますが、僕はラシードが好きです)
なぜ僕がラシードを好きなのかという説明は後回しにして、今日はそんなラシード兄貴がかっこよくキメたシーンをご紹介します。
3点ビハインドで試合残り1.5秒、しかも相手ボールのスローインという絶体絶命の場面。
相手がインバウンドしたボールをプリンス王子の異常に長いお手てがはじき、こぼれたボールがラシードの前に。
ボールをつかんだラシードは、ハーフラインよりずっと手前の位置で超ロ~ングシュート。
高~く投げ上げられたボールは、コートの長さの2/3もある距離を飛んでいき、バックボードに当たってネットにスポリ!
同点ブザービーター超ロングスリーポイントが見事に炸裂しちゃったのです。
振り出しに戻ったゲームは、オーバータイムでもラシードが今度は短いスリー(普通のスリーのことです)を大事なところで決め、ピストンズを劇的な逆転勝利に導きました。
(ハイライト映像はこちらでどうぞ)
試合後ラシードは、「俺たちは試合前いっつもあーいうシュートを練習してるんだ。ま、今日のは入ったけど、別に大したこたぁない。優勝したわけじゃねぇんだ」と、“フッ、俺の手にかかりゃザッとこんなもんよ”ばりにビシッと超クールにキメてました。
さっすが兄貴ィ~!(シャックに続いて2人目認定)
でも調子に乗って、バンクショットも「狙いだった」とトンがっていたら、すかさずチームメイトからヤジが飛び、「オーケー、わかった。狙ってたってゆーのはウソだ」とニヤリ。
さっすが、お茶目な兄貴・・・・
でも最後に「まあ、どっちでも(リングを狙ってもバンクショットでも)打てるけどな」とまたクールモードでキメた。
そう、とっても恐い制御不能の猛獣みたいな扱いを受けているラシード兄貴なんですが、実はとってもお茶目で仲間想いな“イイ奴”なんです。
以前プレーオフで負けた後に、「次は絶対に勝つ! そう新聞の一面にでも書いとけ!」と叫び、“ラシードのギャランティ(勝利予告)宣言”と話題になりました。
しかしこれは、試合に負けて意気消沈してるチームメイトを鼓舞し、気持ちを奮い立たせるためにわざと言ったものでした。
その後も何回かラシードはこの“ギャランティ宣言”をしましたが、そのたびにピストンズは勝利で応え、チームは見事チャンピオンに輝いたのです。
そしてその翌シーズンには、自前の“手作りチャンピオンベルト”を持ち歩いて会場入りしたり、ロッカールームに飾ったりして、「俺たちはチャンピオンなんだ。チャンピオンチームの誇りを忘れるな」と内外にメッセージを送っていました。
そして同い年の相棒ベン・ウォーレスがブルズへ移籍すると、初対戦の日の試合前にコート上でわざわざヘッドバンドを渡しに行き、ベンを大笑いさせていました。
この時ベンは、例のヘッドバンド問題でチームと冷戦状態だった時期で、無言で自分の主義を通すベンの性格を知っているラシードが、あえて“タブー”のヘッドバンドを持っていくことで、ベンをなごませ、そして励ましていたのでした。
2人で大笑いした後に固く抱き合っていた姿からも、ベンがラシードの友情とイキなジョークを心から嬉しく思っていることが伝わってきました。
ベンと言えば、ロン・アーテストがあの有名な観客席乱入暴動事件を起こした際、きっかけを作ったプレーはアーテストがベンにハードなファールを仕掛けたことでした。
残り時間わずかで点差も離れ、試合の趨勢が既に決まっていたにもかかわらず、ゴール下にドライブしてきたベンに、アーテストが不必要なラフプレーをしたため、これにベンが怒って突っかかっていったというわけです。
しかし、気付かなかった方も多いかと思いますが、この時アーテストとベンの間に割って入り、2人が殴り合いになるのを未然に防いだのは、他でもないラシードその人でした。(確認映像はこちら)
NBA選手の中でも特にゴッつい筋骨隆々の体を持っている2人が乱闘にでもなったら、そりゃもう大変です。
それを察知したラシードはすぐさま2人の間に割って入ったわけですが、彼らより体の大きいラシードが止めに入ることは何気に重要だったりするわけです。
もしラシードが何にも考えていないただの荒くれ者なのであれば、仲間のベンに加勢して、アーテストや相手チームの選手に突っかかっていくことだってできたはずです。
まあ、本当のバカだったらそうなっていたでしょうね。(ここではアーテストとスティーブン・ジャクソンがそれです)
世間のイメージでいけば、ラシードは真っ先に飛び掛っていきそうなキャラなんじゃないかなと思います。
でも実際、ラシードは乱闘事件は起こしていないんです。
審判に文句は言ってますが、絶対に手は出さないし、相手の選手ともみ合いになることもありません。
いわゆるダーティなプレーヤーではなく、プレースタイルはいたってクリーンなので、選手から嫌われるような存在ではないんです。
ただ単に文句を言うのを我慢できない性格(笑)なだけなんですね。
だから意外なほどに選手からのウケはいいんです。
問題児とされていたポートランド時代でさえ、チームメイトからの評判は良く、マイナス意見は聞こえてきませんでした。
ピストンズでもそれは同様です。
逆にどっちかと言うと、チームメイトは「もっとワガママにプレーしてもいいのに」とすら感じています。
なぜなら、ラシードの潜在能力は、そんじょそこらの選手よりも全然高いからです。
211cmの長身で腕も長く、パワーもスピードも高さも機動力もあります。
攻撃では、ポストからでもミドルレンジからでも3ポイントラインからでも、どこからでもシュートが放てます。
リリースの際に真っ直ぐ上に向かってにヒジを伸ばし、最高点ギリギリでボールを放つシュートフォームは、一切の無駄なく高さを最大限に生かした素晴らしいフォームです。
以前ゴール近辺で放ったショートジャンパーをスロー再生で見たら、リリースポイントがリングの高さより上だったことがあって、ものすごくビックリしたのを覚えています。
守備でも、高さを生かしたブロックもできれば、1on1に対応するパワーもあるのに、ピッペンばりに広いスペースをヘルプディフェンスでカバーする機動力まで持ち合わせています。
これはガードの選手でも容易にできることではありません。
ラリー・ブラウンはラシードのこの能力に目をつけ、その年シーズン途中で獲得したばかりだったにもかかわらず、コート上でのディフェンス陣形をラシードに統率させていました。
つまり、「アイツにダブルチームだ」とか「俺がここをカバーするから、お前はあっちに動け」といったフォーメーションの指示を、ラシードに出させていたのです。(そしてその年に優勝しました)
現HCのフリップ・サンダースは、ウルブズ時代にいち早くゾーンディフェンスを取り入れたことで知られていますが、腕の長さと機動力を買って、KGをゾーンの扇の先頭に置いて相手にプレッシャーをかけていました。
そのKGとほぼ同じ能力を持ち合わせている数少ないビッグマンが、ラシードなんです。
例えば同じぐらいの体格を持つほかの選手と比べてみると、ダンカンやジャーメインでは高さはあっても横へのフットスピードが遅く、同じ真似はできないのです。
実際ポートランド時代のラシードは、一時スモールフォワードでプレーしていました。(PFはブライアン・グラント、Cはアルビダス・サボニス)
キャリア初期のKGと同じですね。(PFはトム・ググリオッタ、Cはディーン・ギャレット等)
211cmのビッグマンであるということを忘れてしまうぐらい、オールラウンドにプレーできる万能選手なんです。
だから、チームメイトから「もっとガンガンいってもいいのに」と言われるんですね。
「本気になったら誰も止められないのに」と。
でもラシードは、自分がスポットライトを浴びることをあまり好みません。
ポートランドでもエースになれたのに、すぐチームメイトにボールを回したりしていました。
あくまで「自分は5人のうちの1人でしかない」とでも言っているかのように。
KGもそうですが、「俺が、俺が」というマインドがないんですね。
自分はチームの中で機能できればそれでいい、と。
そういう意味では、プレースタイルが“無欲”なんです。
「打てばいいのに~」と思う場面でも他の人に打たせたりするのは、そういうことなんですね。
GMのジョー・デュマースも、ラシードに「もっとシュート打てよ」と声をかけたぐらいです。
だから、もしラシードやKGがコービーのマインドを持っていたら、今頃すんごいスタッツを残していたかもしれませんよ。
まあ、それはそれで勝てるかどうかは別問題ですけどね。。
<おまけ①>
「2004年プレーオフ ビラップス奇跡の超ロングブザービーター」
今日のラシードのブザービーターを見て、最初に思い浮かべたシーンがこれでした。プレーオフ・カンファレンス準決勝の対ネッツ・シリーズ、2勝2敗で迎えた第5戦、勝った方が王手をかけるという大事なゲーム。3点をリードされて絶体絶命のピストンズは、試合終了間際、ビラップスがハーフコートラインから起死回生の超ロングブザービーターを決めて奇跡的に試合を振り出しに戻した。結局延長の末、ピストンズはこの試合を落とすが、崖っぷちから2連勝でシリーズを逆転で制し、そのままこの年優勝を果たしている。
http://youtube.com/watch?v=o2MQBM_CpKg
<おまけ②>
「ラシード・ウォーレス ファンサイト」
ラシードを始め、ピストンズの面々の壁紙やスクリーンセイバー、かわいい似顔絵アイコンなんかも揃っています。一度是非チェックしてみて下さい。
NEED4SHEED.COM
チームはどのようになっていたのでしょうか?
なんて事を以前はガーネットのみだと思っていましたが、
今日のブログをよんでラシードの見方がかなり変りました。
でも、言われて映像で確認すると確かにそうですね。
彼が審判に食って掛かる姿は印象にありますが、
それから手が出たりなどに発展はしないですもんね。
それを考えるとアーティスト達は・・・
そういえばアーティストが今シーズンで引退を考えてる!?
って、噂を耳にしましたよ。
KGもラシードも、タレントレベルに対してプレーがアンセルフィッシュすぎるんです。
選手の鑑とも言えるんですけどね。
それとラシードという選手が、見た目のイメージとは違って、人一倍チームプレイヤーであることもわかっていただけると嬉しいですね。
実はマジメなヤンキーみたいな感じ(?)ですかね。
アーテストは本当にクレイジーですね。
まあ、引退発言も話半分ぐらいに聞いておいた方がいいんじゃないでしょうかね。
彼のことをmanuさんのブログみたいな事を知らないで、第一印象は、イメージと雰囲気がいいとはとりにくいですもんね。また顔がいかついですから尚更ですね。笑
アーテストの話はやはり半分ぐらいですよね。
シーズン終了後には気分が変わってそぅです。
どの記事に投稿しようか迷ったのですが、ラシードに関する事を聞きたかったのでこちらに投稿させて頂きます。この時期に来てこの質問のタイミングはどうかと思いましたが、最近ピストンズの試合やオールスターを見るたびに考えてしまうので質問させて頂きます。
なぜラシードはもっとリーグに影響を与える選手になっていないのかという事です。現時点でも評価されている選手だとは思いますが、能力を考えたらもっと高パフォーマンスを残せて不思議でない選手だと思います。ちょっと伝わりづらい言い方になってしまいましたが、個人的には20pt,10reb程度のアベレージが残せてリーグを代表するスターになりうる技術は持った選手であると考えています。ほとんどブロックされる事が無い高打点のターンアラウンドシュート、3Pまで打てる広いシュートレンジ、インサイドでの攻守での影響力などを総合すると、表現できる技術だけで考えたらガーネットと同等あるいは上回るPFになっていてもおかしくないと考えてしまいます。ガーネットは技術と共によくリーダーシップやハート強さなど精神的な強さが言われますが、ラシードも気持ちの強さは持った選手だと僕は思っています。
バスケットをする上での何か気持ちの性質などの違いによるものなのでしょうか?(レイカーズのオドムに関しても同様に、能力を考えたら昔のブルズでいうコービーがジョーダンなら、オドムはピペン程の存在感を示せる能力を持ったオールラウンダーであっても不思議でないと思うのですが)
二人とも現状に落ち着いている理由がぼんやりと理解することは出来るのですが、明確な答えが見出せずモヤモヤした感じがあるので、時間があればmanuさんの豊富は知識で詳しく教えて頂けたら幸いです。
P.S. ラシードはオールスターでは毎度の様ですがサウスポーで3Pを打ち、しかも今回はそれを決めていたのに会場は意外に落ち着いた反応でした。NBAの世界にもなるとこの様な事は当たり前なんでしょうか
(決してmanuさんの意見に反発する意味は全く無いのでどうか気を悪くなさらないでくださいね)
埋もれてるアーカイブも結構あると思うんで、拾ってもらえると大変嬉しいです。
ラシードに対する見方は、ほぼ僕が感じていることと一緒ですよ。
KGとマッチアップしても、体格も実力も大差のない互角のレベルだと思ってます。
先日バークリーもTNTの放送で、「KGよりスゴイ選手になっててもおかしくない」という主旨の発言をしていました。
ラシードに関して思うのは、プレースタイルが“アンセルフィッシュすぎる”んじゃないかと思います。
ポートランド時代からそうだったんですが、打てる場面でもボールを回すみたいなとこがあり、「俺が、俺が」みたいなとこが全くないんですね。
ことシュートに関しては、強引にでも攻めにいくみたいな様子が見られません。
これはもう人の性格とかと一緒だと思うんですが、ラシードはそういうマインドの選手なんじゃないかと思うんですね。
ポートランド時代も、周囲はラシードがエースだと認めているのに、本人は「5人の中の1人でしかない」というスタンスを崩しませんでした。
だから、「エースなら強引に打ってもいいのに」と周りが思っても、最後までフリーな選手を探してパスを回すんですよね。
KGもウルブズ時代に、勝負所でパスを回したりして批判されることがありました。
エースなんだから、勝つも負けるもKGが打って勝敗を決めて欲しいと周りは思うのですが、本人は「どんなシチュエーションでも自分が打つべき」という意識はないんですね。
チームメイトが空いていれば、そこに回した方がチャンスが高いと判断するんです。
それでもKGが高い数字を残してきたのは、ウルブズではずっとKG1人に大きな負担がかかるチーム状況だったからですね。
1人でリバウンドを取らなきゃいけなかったり、という感じです。
ボストンでは少しその状況が緩和されたものの、インサイドの人材が薄い状態には変わりないので、やはり数字は上がってきます。
一方のラシードは、ポートランド時代も今のデトロイトでも、チーム全体の選手層が厚いチームの中にいたんですね。
ラシードが孤軍奮闘しないとどうにもならない、という状態のチームにいたことはほとんどないんです。
なので、もちろん本人の資質というものもあるんですが、チームのフローの中で1つの駒として動くっていうスタイルで十分だったわけですね。
もしラシードが、ウルブズ時代のKGと同じような状況下にあったら、KGみたいな数字を上げててもおかしくなかったと思いますよ。
でも当時のポートランドや今のデトロイトでは、それはないですね。
これを言うと誰も信じてくれないんですが、「ラシードほど控え目な選手はいない」と思っています。
誰もが“ピッチャーで4番”あがりのNBAで、150kmの速球を投げれるのに「オレは8番セカンドでいい」と言っているようなもんです。
だから選手を見る目が確かなデュマースをして、「もっとクリーンナップで打て」と言われてるんですね。
オールスターの左手3Pはスゴかったですね。
ああいうのを話題にしないとダメだと思いますね。
左手で打てるだけでもスゴイのに、あれを211cmのビッグマンが3Pラインから打って決めてるんですから。
ダンクやアリウープよりビックリすべきです。
あ、オドムの話もありましたね。
オドムも基本同じことだと思います。
彼は簡単に言うと、208cmのPGですね。
自分でドリブルして、ゲームメイクして、パスを出すことが何よりも好きなんですね。
クリッパーズ時代は実際PGで先発していたこともあったぐらいです。
でもその後マイアミにトレードされてからPFにさせられてしまいました。
でもPFになったらなったで、すぐリバウンド2ケタとか取れちゃうのは才能ですよね。
レイカーズでもずっとPFでしたが、PFでプレーさせるのは彼の本当の能力が生かされないと思っています。
だから、サンズがシャックを取ったことでアマレがPFに戻れたように、ガソールを取ったことで、バイナムが戻ってきたらオドムはSFに戻れます。
SFに戻って、アウトサイド中心にプレーできるようになった時に、オドムの真価は発揮されると思いますね。
今見ているのは仮の姿です、
でもまあ、KGもラシードもそうなんですが、オドムもシュート打ちたがりの選手ではないんですね。
何よりもシュートが一番好きっていうスタイルじゃないんですよ。
それよりもパスを回したり、チームプレーの中で機能することを好むアンセルフィッシュなプレースタイルなんですね。
NBAを見ている人は、どうしても大量得点をあげる選手にばかり目を向けるきらいがありますが、シュート以外の部分で活躍する選手もいますし、シュートはあまり重要視してない選手もいます。
だから、変えるべきは我々の視点なんじゃないかなと思うんです。
「平均15点の選手より、20点の選手の方がウマイ」といった発想そのものが、我々の目線を安直で貧困なものにしていると思います。
もっとプレーの一つ一つに注視し、ワンプレーワンプレーに驚嘆するような見方がしたいし、すべきだと思いますね。
よく選手は、「チームが勝つんだったら、自分のスタッツなんてどうでもいい」と言いますが、これって本当にそうだと思うんです。
ウルブズ時代のKGは、勝つためのプレーしてたら、結果的に25点・15リバウンドするハメになったんだと思います。
逆にラシードは、チームが勝てる範囲のプレーをしてたら、15点・8リバウンドでも勝てていたんでしょう。
スタッツってそういうもんだと思います。
ラシードも、今のデトロイトで25点・15リバウンドを取る必要がないから取らないだけだと思います。
その前に勝ててるわけですからね。
勝つために必要限度のプレーをしてたら、結果的にこういうスタッツになったっていうことですね。
話は変わりますが、今年のピストンズに関してmanuさんはどう思われますか?僕は個人的にマクダイスに優勝をさせてあげたいと思うんです。元五輪代表選手が今はロールプレイヤーとして硬い貢献をしています。エース級の選手が怪我して一旦下降線を辿ってしまった場合そのまま埋もれてフェードアウトなんてことが多いように思いますが、マクダイスは自分の役割を見事にチームにマッチさせて活躍していると思います。G・ヒルやスタックハウスなども自分が第一オプションという状況から外れてもなお活躍していますが、ちょっと事情が違うようにも感じます。
エースだった時は20ptほどあげていたマクダイスは自分で沢山シュートを打ちたがるわけでも無く、またディフェンス面でもブロックなど縦の動きだけでなく平面的にも抜け目無いディフェンスをしている選手だと思います。元々ディフェンス力がある選手だったのかもしれませんが、怪我から復帰後にこれほど役割を変えてディフェンス力も強化した選手は珍しいと思うのですが。
去年はプレイオフでビラップスの調子が良くなかったように思いますが今年は是非ファイナル進出してほしいです。ベンチも層が厚くなったと思います。アミール・ジョンソンがもう少しインサイドで存在感を示せるようになればもっと面白いチームになるのかともおもうのですが。
度々の投稿ですいません
スタッツに表れない部分にこそ、オドムの価値はあると思います。
若い頃のマクダイスは身体能力に任せたプレーが多くて、ベテランになったら大丈夫なのかな?と思ってました。
二度のヒザのケガを乗り越えた後のマクダイスは、完全に違うプレイヤーになっていました。
若い頃は見たこともなかったミドルのジャンプシュートが一番の武器になり、ジャンプ力に任せていたリバウンドもうまいポジショニングでオフェンスリバウンドを奪う技巧派に変わっていました。
これほどまでにプレースタイルそのものを激変させた選手はなかなかいないんじゃないかなあと思います。
相当努力をしたんだと思いますね。
今年のピストンズはベンチの若手が元気ですね。
マキシエルなんか先発で出してあげたいくらいです。
実際のところ、実力的にイースタントップはピストンズだと思います。
セルティックスが2位で、キャブズとマジックがその次ぐらいでしょうね。
まだまだピストンズの全盛時代は続くと思いますよ。