雑記帳

日々の雑記帳です。

「がらたて」って何?

2011年07月17日 | 日記

長浜の方へ行った時、たまたま寄った産直所で見つけました。

「がらたて」

見た感じは、「麩まんじゅう」です。
だって、三喜羅の皮によく似た葉に包んでありますもの。

でも、隣にちゃんと「麩まんじゅう」があるんです。

麩には「青のり」が入り、竹の皮に包まれています。

私の知っている大口屋の「麩まんじゅう・三喜羅」は
三喜羅の葉に包まれたものです。
餡はこしあん。

ここの「がらたて」と「麩まんじゅう」…どう違うの?
そんな時、そのお菓子を作っているお店の方らしき人が、
他の商品を納品にみえました。

「このがらたてと麩まんじゅうはどう違うのですか?
がらたての包んである葉っぱは、三喜羅の葉っぱによく似ていますね」と聞きました。

「がらたては三喜羅(三帰来 ) の葉っぱなんです。父が、いろいろ試行錯誤して、
皮はういろうっぽく作りました。中はつぶあんです。麩まんじゅうは、こしあんを使用していますが、包みは竹の葉です」

なるほど、地域によって「三帰来」の葉が「がらたて」と呼ばれんるンだ、と納得。

どちらを買おうか迷って…
「がらたて」を買いました。
餡は田舎饅頭、皮は???少しのど越しがありました。

「がらたて」は滋賀県の湖北(長浜より北)で、昔から各家庭で作らているおやつ代わりの餅で、
 米粉(小麦粉)をお湯で練った生地の中に粒餡を入れて蒸すだけの非常にシンプルな和菓子だそうです。

その地域の昔からの伝統…それは時の流れとともに変動しながら、でも伝統は伝統の片鱗を残しています。
このがらたては「そこへ行かなければ知ることができなかったこと」です。

このようなことがうれしい私です。


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