映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

CUBE #37

2004-09-24 | か行の映画
1997年 カナダ 91分

130mくらいのの立方体を想像してみて欲しい。どこにあるのかわわからない。地中かもしれないし、空中に吊るされているのかもしれない。その立方体の中には何が入っているだろう?

この映画では4mの立方体の小部屋を26^3で17576個入れてみた。部屋と部屋の間は直通じゃなく、通路で結ばれている。しかもその中の何個かの部屋にはトラップ(ワナ)が仕掛けられている。それだけでは面白くないので、ワナにかかる人間を何人か入れてみよう。
早速ワナにかかった人間が全身を刻まれてしまうシーンから始まるこの映画の設定はこうである。パニック映画、脱出モノ、閉鎖空間でのサイコサスペンス、いろんな括り方があるだろう。設定がやっぱりわけがわからなければここに詳しく載っていた。
登場人物の中に設計に関わった人間が混ざっていてその人の口から構造の一部が明らかになるのだが、興味を引くのは設定もだが、登場人物のキャラクター設定である。

一見頼りになりそうなリーダーの男
女医
数学科の大学生
人生に望みのない男
7つの牢獄から脱出した脱獄のプロ
自閉症の男

以上登場人物は最初に死ぬ人を除けば6人。我先に行動する人、諦めてしまう人、自分のことしか考えない人、・・・。果たしてこの小部屋に閉じ込められた6人は脱出できるのか、追い詰められた人々はどう変わりゆくのか、それぞれの心理状況がテーマであるのだが、見終わった後はもっと大きな真のテーマに気付くであろう。

そもそもこのCUBEは一体何か、何のために作られたのか、なぜ人々は選ばれたのか、
不条理な環境の中で人間関係やそれぞれの生き方、希望、いろんなものを感じてしまう一作。限られた舞台というのは私的には好きなテーマである。

参照HP
CUBE@映画生活


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観ました。 (ぽこ)
2004-09-24 07:04:12
おはようございます。

閉鎖空間のサスペンスとしては群を抜いた出来だと思っています。最初に罠に引っかかった人を観たときにはうわーと思ったのですが、謎解きの要素を持ち、恐怖と心理的に人間が壊れていく様は怖くなってしまいます。

これには最近正当なる(CUBEと名の付いているもは多いのですが全て駄作、ストーリーも違う)続編があって、もちろん観たのですがキューブ自体が4Dとか変な迷宮になっていてなんでもありの設定だったのでどんな推理も無意味…がっかりしました。推理ものはやっぱりこちらがわでも推理できるようになっていないとね(笑)。推理できない謎は駄目。



ビデオには同監督の初期作品「エレベータ」というやはり閉鎖空間でのサスペンスが収録されていてこちらも怖かったですが、こちらもごらんになりましたか?CUBEを圧縮したような感じかな。
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飲みに行ってました (manamana629)
2004-09-24 23:12:02
コメントどうもです。最近はなかなかゆっくりと時間が取れず。。。と言っても飲みに行ってたんですけどね。

そうそうCUBE2、賛否両論あるけど、否の方が多いみたい。実はまだ見てないんですけどね。3もあるようですが、まあそれだけ影響力のある映画だったということでしょうね。

やっぱり続編は・・・。

でも今度見ます。ではでは!
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トラックバックありがとうございました。 (ぽこ)
2005-01-12 19:19:42
9月のコメントでしたか(笑)。

久しぶりにようやく再度観ました。

とすっかり見逃していたようですが3の話もあったのですか。

うーん、私も出たらやっぱり観るでしょうね(笑)。
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Unknown (映画のせかいマスター)
2005-01-13 08:37:58
あっという間ですね。つい昨日のことのようです。

何度も繰り返し話題になる作品でしょうね。埋もらすのは惜しい!



それと上のコメント中に出てくるエレベータもUPされていましたね。なるほどそんな感じか、と思いながら見てました。実際の映画も早く見なくちゃ^^
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Unknown (奈緒子と次郎)
2005-02-01 09:38:08
本当に斬新で面白い映画ですよね。

何度見ても、ハラハラしちゃいます(*_*)
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Unknown (jONY2)
2010-02-09 22:36:07
矛盾している部分もあるそうですが、それでも充分面白かったですよ。
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