ホンカイギ最終日～障害者自立支援法～

（オーストラリアの小学校。知的障害の子たちと一緒に過ごした時間）

朝、一之江駅で宣伝です。今日も会えた知的障害の女の子たち。
女の子といっても、みんな私より年上です。でも、私のことを「おねえさーん」って呼ぶんです。
だから、私の方がお姉さん。

彼女たちは、バスに乗って、障害者の通所施設にお仕事に行きます。
いつも明るくて、会うと「寒いのに大変だねえ」とか、「がんばってね」とか、
にこにこ、にこにこ声をかけてくれるんです。すぐにへこたれちゃう私ですが、
あの笑顔から、会う度に元気をもらっているんです。

そして午後１時。本会議最終日。
「障害者自立支援法」という法律が、つい数ヶ月前に国会で通ってしまいました。
1200人もの障害者が国会前で「絶対に通さないで！」と座り込みを続けていたのに。
通ってしまったら、これまで応能負担だったものに、お金がかかるようになり、
応益負担といって、すべて一割必要になります。
障害があるから、働きたくても働けない人もいます。だから、国が力を貸してあげていたのに。
これからは、働けなくてもお金が取られるようになってしまいました。

あの笑顔の彼女たちは、一ヶ月５０００円から１万円の工賃をいただくといいます。
でも、逆に負担が２万円になる人もいます。
自分が働いて、いただくお金を、大事にだいじに持って帰っていたのに、
これからは、彼女たちが施設に、お金を支払わなければならないのです。
その関係条例が、江戸川区でも、私たち以外の会派の賛成で、本日通ってしまいました。

すでにお金を負担できないからと、施設をやめる人が全国的には出てきています。
やめたらどうするの？おうちへ閉じこもっていろというの？
障害者の社会参加の機会がようやく大きく広がってきたというのに、なんてひどい。
自立を阻害する「障害者自立支援法」は、絶対にその中身を変えていかなくちゃいけないと思います。