まめぞうの噺華集*新天地版

猫と日本舞踊にお花見お散歩etc…旦那はんとのぬる~い日々を徒然に

東都獅子

2016年11月10日 23時26分58秒 | 日本舞踊:舞台自分史
 『東都獅子』の舞台の幕が無事に下り、
早・・・一週間!
既に記しております様に、まめぞう お稽古は、
 次に向かってスタート!
しております。

 でも、まだ…『東都獅子』=「御守殿」のお役(気持ち)が、
抜け切れていない内に・・・の、
遅ればせ乍らの
「舞台本番日誌」です

2016年 霜月三日の舞台より
 『常磐津 東都獅子』

 平成廿八年 霜月三日

 幕が開き・・・
  大広間に静々と登場!

 キメ!

 先ずは、厳かに控えます。

  

 「女持扇」での品を要する舞・・・
   扇は金・銀 なのですよ!

 一段終わっての・・・

 こちらの引っ込み・・・
  実は、曲(合方)がかなり短いものですので、
  座るか立ったままか・・・ギリギリまで先生が思案していた所でしたが、
  「大広間での御守殿」と云う格式ある舞台ですので、
  〜やはり座らなくては舞台の雰囲気を壊す・・・でも短い〜
  との事で、ペタン座り…ではなく膝をついて控える形・・・と致した場面です。

 「二舞扇」の段

 『鏡獅子』にもある、とても難しい振りの所です。
  (簡単そうで…実は辛い形です!)
   写真は・・・途中なのか?!余り気に入っていませんが、
  「二舞扇」の良い場面の写真が無かったので・・・一応

 可愛らしく!?お滑り回り・・・

 「手踊り」の段・・・です。

そして、一旦「下手の襖奥」へ引っ込みまして・・・

再びの登場…
 「扇獅子」の段!の始まりです。

 片袖を出し(肌脱ぎ)「扇獅子」を・・・!
  白の衣裳に赤の内袖…そして「赤の扇獅子」
  先生に選んで頂いた恰好です!
  下浚いの折りには、扇獅子が白…だったのですが、
  先生が見ていて・・・寂しく見える。
  との事で、本番は「赤の扇獅子」となりました。
  華やかさが増し、とても素敵になりました・・・流石!先生!!
  (皆様の評判も凄く良かったのですよ ・・・衣裳・扇獅子が…

 キメのポーズ・・・で、キリッと!?

 「獅子」の舞

大詰め…
 「反りの まめぞう」健在です
 
 お稽古日誌にて載せた一枚。
  見せ場!と記した「反り」の場面です。
  
 〜 幕 〜

 お稽古日誌にも載せました「御礼葉書」の場面・・・最後のポーズでした。

 ※ 写真の角度やポーズ(決まりの場!でなかったり…)が・・・(汗
   ではありますが、あくまでも素人写真を添付。
   ですので・・・

 『東都獅子』・・・

「獅子」とあるように「石橋もの(獅子もの)」に入るのですが、使いますのは「扇獅子」となります。
内容と致しましては…
大広間にて、春・夏の情景を踊り、獅子の狂いに・・・と華やかな舞踊です。
(我門下では「御守殿」の姿にて舞います。)
・・・・・
とは、お友達へのお誘い状に書きました『東都獅子』の説明です。
このブログを読んで下さっている方々には、
 「御守殿」の難しさ
を、何度となく書き続けて来ましたので、
その旨は(相も変わらず…)割愛させて頂きますが、
どうにかこうにか、ボロも出ず?!
 お陰様で、無事…無事に幕を下ろす事が出来ました。
の、只今の心境です。

果たして・・・先生の御指導での
 〜品良く・凛として・高貴で・・・そして可愛らしく〜
そして、
 〜やらないのは駄目! やり過ぎは駄目!!
   丁度良い加減が「良い形」〜
と、
なっていたのか、出来ていたのか・・・
まめぞう自身は、相も変わらず思う所満載ですが
観て下さった方々からの、
 品があって良かったよ!
 可愛らしかったね!
 立派な舞台でしたよ(衣裳や大道具…含め)
 「扇」も大丈夫でしたね・・・等々
の、温かい御言葉を頂けました。

舞台後に「DVD」を見ますれば、
 再度踊れば・・・
等と、絶対に無理な想いにかられますが(…いつもの事です)
 あの時点では、
  精一杯の「御守殿」…まめぞう東都獅子
だった事は事実です。

皆々様からのお褒めの御言葉・・・
(多分に御世辞も含まれますでしょうけれど…)
 「品」があった・・・
の御言葉に、少々の安堵感にも包まれている・・・只今です。

・・・・・・

 まだまだ・まだまだ・・・ではありますが、
また一つ…小さな階段を上がれたでしょうか。
でも、
それは…これから先に分かる事です。
分かるためには、
 お稽古・お稽古・・・お稽古の積み重ね
です。
これからも、より精進致します故、
 〜どうぞ宜しくお願い致します 〜

最後に・・・
「扇獅子」の最後になります大詰めの頃、
急に目頭が熱くなっておりました。
 〜これで『東都獅子』…「御守殿」の幕が・・・〜
と、一瞬ですが切ない気持ちとなっていた まめぞう です。

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