まめぞうの噺華集*新天地版

猫と日本舞踊にお花見お散歩etc…旦那はんとのぬる~い日々を徒然に

「毬つき」入りました

2018年03月20日 10時23分51秒 | 日本舞踊:稽古日誌
 昨夕の妖しき空模様から昨夜は雨降り・・・
そして本日も、朝からシトシト雨模様。
しかも、かなりの低気温。また冬に逆戻り?!
「三寒四温」の「寒」でしょうか?
でも、これが最後の「寒」になるのかなぁ?
(…寒さ暑さもお彼岸まで!と言いますものね

 さてさて、
昨夜に書こうと思っていた先週の事等・・・でしたが、
やはり?病院通いは疲れるもの?(…自分のではなかったですが
夕飯後にはグッタリして早寝してしまいました

 そんな訳で、
遅ればせに成りますが先週の事を順番に!
と云う事で、先ずは先週のお稽古日誌を二回分纏めて・・・です。

 『三ツ面子守』です。
只今振り移し中! 先週は振り移し開始しての三回目・四回目でした。

四回目にして、ようやく「花道」から「舞台」へとまいりました、まめぞう子守っ子です。
この『三ツ面子守』では、
「花道」で、毬を袂から出すのですが(…小道具の本当の毬です)
三回目…火曜日のお稽古では、その毬を出す前まで進んでいました。
そして、翌日には・・・でしたが、
すっかり「毬」の事を忘れてしまい、毬と成る小道具?を用意しておりませんでした
始めは、何も無いままに(…袂から出したフリ!)踊ったのですが、
先生…
 〜やっぱり何か持った方が良いね・・・
と云う事で、
急遽…仮に…で、予備の腰紐?(藤娘で使用していた赤い紐)を持ってのお稽古を致しました。
(…腰紐は五角形に畳んで?おります)
なるほど・・・
何も無く「フリ」をするのと、物を持って・・・とでは感覚がまるで違うものです。
(「毬」と成る物を用意しようと思っておりますが、
  困ったぁ〜〜〜、今週(本日)までに間に合わずです
  本日…これからのお稽古も丸めた腰紐で代用かな

そして、
目出たく?「舞台」での踊りに入りました。
最初は、オンブをしていた赤ちゃん(人形)を床に寝かせたりするのです。
舞台本番では本当にオンブしているので、
後見さんに手伝ってもらい?背中から下ろして・・・とします。
が、
お稽古時ではオンブしていないので「フリ」で・・・芝居?でやっています。
ここも、出来たら代用となる小道具(赤ちゃん人形にネンネコ)を使用した方が良いのでしょうが、
先ずネンネコがありません
でも、まぁ、何です・・・
曲がりなりにも三十数年前に経験しているので、取り敢えずは分かっているから・・・良しって事で
そして、
「毬つき」の始めの方まで振り移しをして頂いた先週のお稽古でした。

尚…
ここ「舞台」での「毬つき」は『道成寺』とかと同様の「フリ」での「毬つき」です。
(…小道具の毬は持ちません)
でもね!?
実は?昔は??我流派では???
「舞台上での毬つき」は本毬・・・差金の先に付いた「毬」を使用したのですよ。
後見さんが差金の毬を立方(子守さん)の毬つきに合わせて操る・・・といったもので、
本当に毬をついている様な演出でした。

先生も仰っておりましたが、
最近ではトンと「差金の〜」は見た事が無い。 やっていない。
との事です。
(…先生の所で以前に踊られた方々も使用しておりませんでした。)
私も他の舞踊会での『三ツ面子守』を何度か拝見しておりますが、見た事無いですね。

そんな中、
実は・・・三十数年前の まめぞう は、この「差金の毬」で踊ったのです!
あの時は、おしょさん時代での事。
凄い…重鎮の後見の先生がお二人もいらしていた時代です。
(私よりズッと御歳を重ねている重鎮の先生方なら、
  その後見の先生方のお名前を聞くと「えっ! おぉ!!」と驚愕するであろう方々です)
その先生方からの御言葉もありで実現した「本毬の毬つき」
勿論、後見さんもして頂いた訳です。
 〜今と成っては、凄く貴重な経験をさせて頂いたのですね。
   とても幸せ者です。
   懐かしき想い出です!〜

・・・・・
と、大変な貴重な「毬つき」の経験があるとは云っても、
今度は「フリ」での毬つきです。
実は、こちらの方が動きは多いのです!
(…勿論「本毬」では、動きを呼吸を合わせる難しさがあります。)
運動量は半端ないです。
歳を重ねてからの再挑戦で、より運動量が増して・・・とは、
 これからのお稽古、心して臨まなくては!!!
と、
握り拳の まめぞう です・・・冷や汗と共に!?