建築弁護士・豆蔵つれづれ

一級建築士・弁護士・豆蔵自身の3つの目線で、近頃の建物まわりネタを語ります。

太陽光発電にやってきた急な「曲がり角」。

2014年10月20日 | 小ネタ
ケンチクベンゴシの豆蔵です。

太陽光発電の普及・拡大が、今、揺らいでいます。
2年前から始まった電力の固定買取制度の不備とそれによる歪みが、早くも露呈した形です。

買取枠だけ確保して発電を開始できないブローカーの暗躍や、電力会社の接続保留などのトラブルは、
以前から問題視されていましたが、
先月末から、買取の新規契約を中断するという発表が各電力会社から相次いでなされ、いよいよ曲がり角に来た感じです。
経産省も、制度の見直しを急ぐとのこと。

今のところ、一般家庭への影響は限定的ですが、今後の設置に関する買取価格の大幅下落は必至でしょう。
太陽光バブルがはじける、といったところでしょうか。

そもそも、
太陽光で発電した電力は突出した高価格で買取られ、発電枠を確保すればボロ儲けという状況、
そして、その分は電気料金の上乗せで一般家庭にツケが回されるという制度自体が、
かなりおかしな話でした。

太陽光バブルによる乱開発は、新たな環境破壊を生じさせています。
山の上手が丸坊主にされ、土石流が心配だという相談もありました。
他にも、風力発電も、低周波騒音が問題になっています。
エコカーだって、環境負荷にバッテリーの廃棄が考慮されているのか、疑問アリです。


太陽光問題について本気で相談がある人は、ウチに太陽光ベンゴシ?がいますので、聞いてください。
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