建築弁護士・豆蔵つれづれ

一級建築士・弁護士・豆蔵自身の3つの目線で、近頃の建物まわりネタを語ります。

「建築現場のトラブル相談」という本の話

2018年02月07日 | 小ネタ

建築弁護士の豆蔵です。

前の事務所の仲間で、友人で、同士でもある技術士(建設部門)兼弁護士の江副哲先生が「建築現場のトラブル相談」を出版しました。


パチパチ(拍手)!
→ これは宣伝ではありません。

江副さん(と親しみを込めて)は、豆蔵と同じく、ゼネコン出身の技術屋さん弁護士です。
しかも、大学が京大土木、専門がコンクリート、という点が、極めてレア。
(法曹界の皆様、土木と建築では中身がぜーんぜん違うということ、理解してくださいね。)
現場もよく知っているので、安衛法や建設業法にも明るい。
→ 豆蔵の業務範囲と被るので、色々教えてもらったりもします。

そして、この本の何が面白いかというと、そのテーマ。
完全なる業界目線で、しかも、かなり細かい。
ex.構造計算上は問題のない躯体の寸法違いとか、雨中のコンクリ打設とか、トンネルとか。

一方、法律の説明は、ビジュアルと平易な言葉で、実務家に分かりやすく。
建築・建設がらみの法律問題の基本を、いい具合に説明してるなーと思いました。

なお、弁護士が注意喚起の気持ちを込めてリスクを書いている本なので、
「ここに「セパ穴の位置が違ってたらダメ」って書いてある」などと証拠で出さないように。
→ 本当にいるんです。こういう方。

余談ですが、本のデザインは、現場っぽいというか、少し、おっちゃんっぽいです(笑)。
本屋さんに並んでたら、背中が黄色と赤なので、目立つと思う。売れそうだな。

豆蔵も頑張ります。

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