建築弁護士・豆蔵つれづれ

一級建築士・弁護士・豆蔵自身の3つの目線で、近頃の建物まわりネタを語ります。

インフラツーリズム 運河編

2019年06月15日 | 見たもの雑感

建築弁護士の豆蔵です。

前回の厳冬期ダム見学会から間が空きましたが、引き続き、インフラ訪ねある記を2本更新して参ります。
1本目は、世界一美しいスタバ、でも有名な、富山市の富岩運河と富岩運河環水公園です。

富岩運河は、富山駅の北口付近と日本海・富山湾をつなぐ全長5kmほどの運河で、神通川に並行しています。
歴史は意外と新しく、昭和の初期の築造で、木材などの運搬に利用されていましたが、戦後はその役目を終えてしまったそうです。

しかし、埋め立ててしまうことはせず、公園を中心に整備したことが素晴らしい!!
ここ20年ほどの間に環水公園(別名:カナルパーク)が整備され、スターバックスの店舗デザインで注目されたり、2年前には新しい富山県美術館がオープンするなど、地元と観光客に広く愛される名所となっています。

公園の景観は、それはそれは!素晴らしいものです。
特に、今回ようやく晴れた北アルプスを眺めることができました。

 
写真は、富山県美術館屋上からの眺めです。
この美術館も、非常にユニークです。 

富岩運河の観光といえば、環水公園に加えて、富岩水上ライン運河クルーズ。

環水公園から2kmほど下流にある中島閘門(こうもん)が注目ポイントで、
パナマ運河にあるような上流下流の水位差を解消する仕組みで、2つの水門の間に船が入ってエレベーターのように上下するのを体験できます。
(閘門カードも貰えます。)

環水公園から河口まで下るコースなら、日本海沿いの岩瀬の町並みをぶらついて、ライトレール(路面電車の一種でカッコいい)で戻ってくることができます。
時間がなければ、閘門で戻ってくるコース、かわいい電気ボートで環水公園内だけさくっと一周するコースもあります。

水上から見る景色は、やはり違いますからね。時刻表を要チェックです。

  
(中島閘門の写真は、2年前に行ったときのものです。)

富山県内は、ガラスや錫など伝統工芸品の産地が多く、デザインを中心とした地域おこしが盛んです。

和を感じさせるシンプルなものが多いですが、市内のガラス美術館の最上階の展示にはいい意味でとても驚かされましたので、是非、行ってみてください。

もちろん、お寿司も堪能せねば。



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