建築弁護士・豆蔵つれづれ

一級建築士・弁護士・豆蔵自身の3つの目線で、近頃の建物まわりネタを語ります。

地震時に自宅に戻るルート

2018年01月30日 | 建築物の安全

建築弁護士の豆蔵です。

友人から、職場の災害訓練で、今日は会社まで歩いて通勤しているというメールが来ました。
東日本大震災で帰宅困難者が問題になって以降、そうした徒歩での訓練を実施する職場が増えているようです。

それを聞き、自宅と職場との距離と徒歩での所要時間を、グーグルマップで確認してみました。
なるほど、2時間半ほどかかるようです。
普段の通勤が30分ですから、もっと遠い人はかなり大変だということが分かりました。
ちなみに、実家まで歩くと7時間ほどかかり、途中、大きな川を何本も越えなければなりません。
かなり難しそうです。

事務所の建物には備蓄食料や水があるそうですが、とりあえず自宅までの詳細なルートを頭に記憶しておこう、として、ふと、
「地震の際にはそのルートは使えないかもしれない」、ということに気が付きました。

そうです。
地震の際に建物が倒壊するなどして、道路を封鎖する例は、阪神大震災でも沢山ありました。
その経験から定められたのが、緊急輸送路の指定であり、帰宅時のルートは緊急輸送路を想定しておく必要がありそうです。

東京都の「耐震ポータル」には、特定・一般の緊急輸送路の地図が載っています。
 →地図
但し、沿道の耐震化率についての表示は、特定にしかありませんので、特定以外の緊急輸送路の周囲の建物がどうなっているかは、正確に分かりません。
とりあえず、目安といった感じです。

グーグル先生の地図と比較すると、最短コースでは、山手線の外側に抜ける辺りで、道が狭くなる部分があるようです。

途中のコンビニとかの情報は、確か、2年ほど前に配付された都の防災マップに書いてあったはずですね。
と思ったら、都のHPにもありました。→防災マップ

災害ステーションとして登録しているコンビニも、ずいぶんあるようです。

豆蔵の事務所では避難訓練がありませんので、近々、自主的に歩いてみようと思います。

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