涙について。

ふっと思い出した昔話から書いてみよう。





自分の事が嫌いだった小学生時代。
自分に自信もないのに
周りからもっと見てほしいと思ったからか、
涙を流すことを研究してたことがある。
自分の身体で実践として。

テレビで
いつでも泣ける女優さんがいる、
と見てしまってから。

泣き声よりも、
静かでも涙をこぼす姿に
視線が釘付けになることを
いつからか知ってしまったから。

どんな涙でも
人の心が揺れ動くことが
解ってしまったからか。

人間の本能なのかなんなのか、
眼から流れるからなのか、
涙は語らない結果でしかないからなのか、
涙は人を惹き付ける。


一粒の涙を作るのならば
瞬きしないで
両手でしばらく目を開けてればいい
ヒリヒリして涙が流れるまで我慢して

涙を流し続けるには、
自分を揺さぶるくらいの
感情を持たなきゃいけない


自分で作った嘘泣きの「流す涙」と
溢れ出た感情から勝手に「流れる涙」との
大きな大きな違いは
出てくる涙を見れない自分しか
解らない。

頬を伝って顔から離れて見えたとき、
同じ透明の涙なんだ、と
驚きと寂しさを感じる。

「流す涙」は赤い涙と思いたいのに。


全く違う意味の涙なのに、
出てくる涙を見てる人は
その違いをわかってくれない




幼い頃、しゃっくり出るほど
泣きじゃくってた思い出がよくある。

泣き止めない位、泣いてた思い出が。

恐怖の後の安心感と
悔しさから来る言葉にできない感情
だったと思う





涙。
水が戻る。
流れて出て行くのに、、、
漢字は戻る。


涙の温かさは
生を感じる不思議な感覚だ

勝手に「流れる涙」は
もう一人の自分の存在を
現実化するようだ



泣くって行為は
自分の為に使うものかもしれない


雨降って地、固まる。
まだまだ私は、
涙流れて自、語れず。




キャー、寝れなかったx xx
とりあえず目を閉じよう。。。