母は心の中で生きてる

母が難病(原発性アミロイドーシス)と診断を受け、母の性格を考え告知せず、母の生との別れの後の家族の生活

9月9日

2006年09月09日 23時24分05秒 | Weblog
朝、一階に下りると、両親の布団は畳んであった。
いつもより少し早く 父は仕事に向かった。

長女の習い事に送りに行き、一旦帰宅。
母を外出に誘ってみたが、今日は何処にも行かない と言う。
どぅにか誘い出そうと、手芸用品店とか と言ってみたが、ダメだった。
押してもダメなら引いてみろ と言う感じで、ちょっと早めに長女のお迎えを口実に、
家を出た。
出た先は、手芸専門店。
そこで、枕カバーの生地を買った。
目も余り見えない(老眼?)し、手もしびれがあったりなので、枕カバーなら直線縫い 曲がっても表返してしまうから
4枚くらいは出来そうな大きさを買った。
その後、セキチューに行き、プランターに植える花をチョイス
買ったのは、いろんな色の【なでしこ】7つ。
マックのドライブスルーで昼食を買い、家に帰った。

昼食後 早速 私は外に出た。
ここからが、母を外に出す作戦だ
決して、『一緒に植えよう』とか『外に出てみない?』とは言わない。
私が言ったのは、『98円だったから7つも買ってきたんだぁ~植えないと』
と言って、早々に庭に出た。
玄関ポスト近くの 大きなプランターを居間の庭先まで持ってきて、植え始めた。
ゆっくり植えたのだが、母は出てくる気配がない
壁に掛けていたプランターを下ろしたとき、母は玄関の方から庭に出てきた

作戦成功

ミョウガを全て引っこ抜いた。
あれほどの葉っぱがあっては、蚊の住みか・折角のプランターも風通りも悪ければ、母が触るのにも障害となるからだ。
母も一緒に引っこ抜いていた。
1時間半位 庭を触っていた。

地植えスペースはかなり確保出来た。
プランターも枯れてしまった花もあったので、これもスペースになった。
こぅすれば、の時は 少しは花を触ることが出来るし、これを植えよう、とか外に出て想像出来る事が出来る。

庭作業を終え、母は疲れた様子で ソファーに座った。
自己満足だと言われればそれまでだが、庭に出て、自然に触れ、母のやりたい事の1つでもある【花を買う・植える・手入れする】が出来た 充実感みたいな物が有ったのではないかぁ~
何もしなければ疲れることも無い、だが得られる物は何も無い。
でも 今日は草花を触り 疲れたが、きっと得られる物は多かったと 私は信じてる。

庭に出ていても、私も疲れる。
母が手の事が気になる作業は、母がやる前に私が気が付いてやれば、母の自信喪失は少しでも軽減出来る。母の行動をチェックしながら それを悟られない様に。

夕方になって、パパから
【帰りまぁす】
何の余力も無かった・・・私の体力。

5時半頃 自宅を出発し、パパを羽生インター出口まで迎えに行き、夕食を食べた。
幸い、父は来週糖尿病検査(月1)なので節制開始で自宅で夕飯は食べない。
母の御飯だけで、母はお茶碗に御飯をよそる訳ではない。
ほとんど お握り を好んだり、お茶碗によそってもお茶漬けだ。
多分、手の事が気になるからだろぅ。
インターの帰りに、御飯を食べ、帰宅した。

パパはいつも、母に一声掛ける。
まんじゅうの差し入れだ。

パパは友人達と外出。 なかなか会えないからゆっくり!遊んで来て
入浴も終え、洗濯物も今日は 夜のうちに全部終えた。
いつもパパが帰ってくると、夜洗濯しても どぅしても朝まで残ってしまうのだ。
でも、今日は少なくて助かった

明日はどんな1日になるか わからないが、 今日は外に出られたし、草花も触れられて、
別に私は何の宗教に属している訳じゃないが(どちらかと言ったら宗教嫌い) 自然の草花のエネルギーを貰えたんじゃないかなぁ~って思ってる。

の日は 枕カバー作れるし。

母はやりたいこと って言われても・・・って言うから、こんな感じでしか 私は切っ掛けを与えることが出来ない。 その切っ掛けを母がどぅ使うか ってのは母次第。
祈る気持ちで 【切っ掛けを掴んで】と思ってる。

母が だるいことも、すぐ疲れてしまうことも承知の上だ。
自分で、どれだけ鬼になれば良いのか って思う時ばかりだ。
それでも、切っ掛けは作り続ける。
きっと、私の心の中に 鬼が住み着いてしまったんだろぅなぁ~。
母を あれこれ動かせる鬼。

鬼でも良い、母に【やりたかった・・・】って悔いが残るような事がなければ、私に鬼が住み着いても構わない。

まぁ話が飛躍してしまったが、今日一日 母も疲れた・私も疲れた。
パパが夜遊びから帰ってこないうちに、寝てしまおう!
明日は、ブログ更新不明です。
月曜からは 確実に更新可能。