合唱団でお世話になっている金社長のご招待で、ナム ワン(南 完)先生のリサイタルに行ってきました。
ナム先生は日本の東京芸大に相当するソウル音大を卒業後、ロシアに留学され、現在は、ロシア歌曲の一人者として、ロシア歌曲の普及、ご指導に努められておられます。また、藤原歌劇団の正団員(バリトン/バス)として、東京の国立歌劇場や横浜県民ホールでもオペラの舞台に立たれています。
ロシア歌曲を熱唱されるナム先生。ご覧のとおり、堂々とした体格で、朗々と歌われていました。
当日のプログラムはロシア、ドイツ、フランス、イタリアと幅広いレパーリでした。ご専門のロシア歌曲については言うまでもありませんが、個人的には、後半に歌われたデュパルク(Duparc)のフランス歌曲が最も印象的でした。天空を駆けるようなイタリア歌曲に感極まって、「ブラボー!」と叫ぶのもリサイタルの醍醐味ですが、しっとりした余韻を味わえる、フランス歌曲も良いものです。
リサイタルが開催された世宗(セジョン)文化会館。ソウル江南(カンナム)の「芸術の殿堂」とならぶ、江北(カンブク)地域、最大の芸術ホールです。
コンサートの後は、みんなで近くのバーに。
LPレコードで埋め尽くされた壁。リクエストもOKです。まろやかななかにも、芯のある音で、PRINCESS PRINCESSの「針がおりる瞬間の 胸の鼓動焼き付けろ」という歌詞を思い出しました。
一日の終わり。どうもお疲れさまでした....。