僕の中学時代3年間のクラブ活動は水泳に明け暮れる毎日でした。
幼少のころからのスポーツで水泳を得意としていたので、中学入学でのクラブ活動はごく自然に水泳部へと入りました。
しかし、水泳部に入部した1年生に背泳を得意にする者がおらず、メドレーリレーのメンバーを集められず、僕がその役を受け持つことになってしまいました。
水泳は潜り(50m潜水)、クロール、平泳ぎ、横泳ぎをマスターしていましたが、それまで背泳は特に必要性が無かったことから初めての挑戦でした。
背泳は、手の平と腕でいかに効率良く水を掴み押し出すか?腰が沈まないように足でのビートで浮力と推進力をいかに得るか?あごを引き、背後への進行方向をいかに確実にするか?ターンでは水中で鼻から息をだしながらいかに鼻への水の浸入を防ぐか?等のマスターを求められる僕にとって初めての種目でした。
それでも上級生が足の近くを長い竹竿でバシャバシャと水面を叩きながら泳ぎを速くする訓練を連日やってくれたおかげで、渋谷区全6校の中学水泳大会1年生の部で優勝(50mを42秒)してしまいました。
中学2年生では50mを41秒で優勝したことで、東京都の学年別水泳大会にも出場することになりました。
(当時、中学生の水泳全国大会は無く、都道府県別でしか水泳大会が開催されていませんでした)
この東京都の水泳大会は中央大学の50mプールで開催されましたが、水中でターンをする壁が水苔でヌルヌル状態の悪コンデションでした。
出場種目は100m背泳ですので、このヌルヌルの水苔の壁でターンをする必要があります。
予選ではこのヌルヌルの壁でのターンで見事に足が滑り、全体で2着となってしまいました。
そこで、ターンで足が滑った原因を考えてみました。
壁がヌルヌルで滑り易いわけですから、壁に対して垂直に蹴れていなかったので滑ってしまったのでは?と推理しました。
決勝でのターンはいかに壁を垂直に蹴るかに全神経を集中させ、見事にターンを成功させ、リードを確実なものにしたお陰で優勝を勝ち取ることに成功しました。
中学3年生の渋谷区の水泳大会では50m背泳を37秒で優勝しました。
中学3年の東京都の水泳大会は修学旅行とかち合ってしまったことで、都の大会へは出場できませんでしたが、中学時代の思い出として充分に満足できるものでした。
皆さんはどんな中学時代を過ごされましたか?