温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

ゴルフクラブ測定 アイアン編

2013-03-10 00:08:53 | クラブ測定

アイアンと言っても基本構造はゴルフクラブどれをとっても同じですので 測定方法・基準もそう違いはありません

ですので ここではアイアン その番手間の差というところにズームして見てみましょう

 

ゴルフクラブ とりわけアイアンの価値というか意味は クラブごとの距離差を生み出すことにあります

7番アイアンと6番アイアン これらが同じ距離 はたまた逆転?してしまうとそれはもうゴルフになりません

意図した距離を正確に打つ それがアイアンの主たる目的ですから

 

 

アイアンの番手間

ロフト角度 3~4度

ライ角度 0.5度

長さ 0.5インチ(12.7mm)

この差が番手が上がるにつれロフト/ライ共に減少していき 長さは逆に伸びていきます

 

例えば 7番アイアンと8番アイアンのデータが並びますと

#7 ロフト 32.0度 ライ 62.0度 長さ 37.0インチ

#8 ロフト 36.0度 ライ 62.5度 長さ 36.5インチ

こうなります(こうなるはずです)

その差が前後のクラブに続いていきます

 

ここでアイアンの番手間の距離差というものも見ておきましょう

7番アイアンで150Yさばいているとします

その場合 8番アイアンは140~135Yというあたりだと思います

距離差はというと 10~15Y

その差が クラブ構造上の違いによって生まれているわけです

 

もしこの差を人間側の仕事として出さなければならないのであれば クラブの本数があまりにも多すぎます

7番アイアンで その距離差分 上の番手も下の番手も打てるというのであれば 6番も8番もイラナイということになってしまいますものね

 

あくまで一定の動きをした状態で距離差を生み出す というのが各クラブの大きな役目ですから その機能が発揮されるよう準備しておくことは必要不可欠なことでしょう

 

 

 

で クラブ形状の差の方に戻ります

ロフト角度とライ角度 その差を先にあげました

ロフト角度で3~4度

ライ角度で0.5度でしたね

その角度差って一体どのくらいというと ホントに微々たる差

分度器は手元にすぐないでしょうから時計に例えてみましょう

 

時計の針は1周すると360度 そして秒針は60秒ですから1秒の目盛りは

6度

ということになります

ということは ロフト角度差というのは1秒にも満たないところで推移していくわけです

ライ角度に至っては 0.5度ですので え~っと 0.08秒?!

なんだか余計にわかりづらくなってきましたが それほど精度が必要であるという事なんです

 

そんな微々たる差なんて関係が無い という意見もあるかと思いますが それならわざわざ0.5度の差なんて作らない方がいいでしょう

ゴルフクラブでライ角度の差を設定していないクラブというのはありません

クラブが長くなれば フラットに

クラブが短くなれば アップライトに

というのがゴルフクラブです

つまり その差があるからゴルフになるんです

 

ちょっと長くなってきましたかね

では続きは次回へという事にしましょう

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿