吉祥天女像 開扉のお知らせ
京都府の南端、奈良県との県境に近い、のどかな風景が広がっている
当尾(とおの)へ、3年ぶりに再訪
2つの古寺(浄瑠璃寺、岩船寺)を訪ねるのも今回の目的でした
浄土信仰の霊地として知られ、古くは奈良・興福寺の別所であり
その時代に無数の石仏が造られて、その多くが現存しています
かなり辺鄙なところにあるお寺ですが、
ご本尊の九体阿弥陀如来像(国宝)をはじめ
秘仏の大日如来像・吉祥天女像・薬師如来像など仏像の宝庫です
詳しくは、、
過去記事 ☆奈良 当尾の里 *極楽浄土の世界 浄瑠璃寺
※☝奈良ではないですね('◇')ゞ 京都府木津川市にある真言律宗のお寺
ニャンコの「おいでやす」からスタート
訪れたのは11月9日
クチナシの実
野ばらの実
万両
幸運に秘仏・吉祥天女像さまが拝観できます
静かな境内に入ると、静寂の浄土世界に入ったような清らかな気持ちに
***************************************************************** =過去記事より転載=
下図より、 山門は北面しています
門をくぐる(すなわち南に進む)と、正面に池があり、右手(西側)に阿弥陀堂(本堂)
池を挟んで左手(東側)には三重塔
「顕教四方仏」というのがあって、パンプレットより
①東に薬師如来、②南に釈迦如来、③西に阿弥陀如来、③北に弥勒如来
の浄土があるという
私達が住んでいる「此岸」があって、向こう側に「彼岸」があります
極楽は彼岸の彼方にありますから、まさに浄土の世界を描いた浄土式庭園です
北側にある山門が入口になっているのですが
参拝の順序は
1、東側の三重塔に行き、薬師如来に苦悩の救済を願う
2、三重の塔の前で振り返り、池越しにある本堂の阿弥陀仏に来迎を願う
これが本来の礼拝の順序とされています
今回は迷わず庭園左側から、三重塔(薬師如来)へ
昨日までは、薬師如来をご参拝できたよう、、
正面は本堂(彼岸)
コンギク ※ ノコンギクの栽培品種
池を挟んで此岸(私たちが住んでいる現世は、紅葉が始まり、、)
此岸から彼岸へ一周して参りました
浄瑠璃寺の本堂は、目前に9体の阿弥陀さまが並び「九体阿弥陀如来像(国宝)」が祀られています
これは平安時代に流行した「*九品往生(くほんおうじょう)」という思想によるもの
当時はかなりの数の九体阿弥陀堂が造られた記録が残っていますが
現存するのはここ浄瑠璃寺のものだけ
*「九品往生」とは「観無量寿経」に説かれる思想で
極楽往生(人が現世から阿弥陀如来のいる西方極楽浄土へと生まれ変わる)のしかたには
仏の教えを正しく守る者から、極悪人まで9つの段階ないし種類があるという考えです
「ドラえもん」? 回答 こちら
博物館へ出張している仏像も多いのですが
今回、女性を現す像として、招福の女神 吉祥天女像を拝観できたことは、とても良かったです
厨子の中の吉祥天女像は像高90cmで小柄ですが、装飾などキレイでした
続きまして、岩船寺へ
その前に、、、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます