maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

幻の「コケカキーキー」

2002-12-07 10:38:21 | 支離滅裂-妄言虚説

正義の味方は、妄想の産物?

先ずは、今迄に調べたところをご報告。

「探偵!ナイトスクープ、で取り上げた」という情報を頼りに、
データベースをしらべましたがな。
調べた期間は下記の通り。

1992年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1993年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1994年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1995年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1996年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1997年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1998年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1999年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
2000年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
2001年 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
2002年 1~3月 4~6月 7~9月 10~11月8日

コケカキーキーだけでは検索漏れが有るやも知れん。
コケカキィキィ、黄金バットと調べたけれど引っ掛からん・・。
ひょっとしてタイトルが違う?
どなたかVTRにとってないやろか?

こうなると気になりますがな、探索を続けていると、 「じゃりんこ・チエ」の41巻131頁に

テツ「相手がお化けやと、コケカキーキーでもこわい」

とあって、漫画マニア対象のコーナーでは

※コケカキーキー…水木しげるの漫画に出てくる妖怪の名前。吉本新喜劇の島木譲二が使う意味不明ギャグ。

てな注釈がついているけれど、
そんな事言われたら、今まで知らんかった「水木しげるのコケカ・キィ・キィ」も調べないかんがな。
コッチは、まぁ掃いて捨てるほど情報が有りましたねぇ。

水木しげる氏のコケカ・キィ・キィは1970年8月1日、8月22日、9月05日の漫画サンデーが 初出らしいので「じゃりんこ・チエ」の年代設定からすると、しっくりせんし、チエが漫画サンデーを読んでたというのもチョット無理があるような気がします。
単行本に至っては1986年の刊行なので、「じゃりんこ・チエ」がこれを読んでいたという設定は有り得ません。
おまけに、カツオノエボシと他3種類の生物が合体した妖怪で、正義の味方とは程遠いキャラに思えます。
どうやら既存の名前を使って、水木しげる氏がオリジナルで作ったキャラらしい。
ところが、後発のはずの、水木しげる氏の「コケカ・キィ・キィ」がメジャーになってしもてるんですねぇ。
関西生まれと目される本家本元、紙芝居のコケカキーキーが「水木コケカ・キィ・キィ」の莫大な情報に埋没してしもてるがな。

しかし、見ていくと、上の注釈がどうも納得出来ん。
そら、一寸オカシイのんとちゃうかいな?
「コケカキーキーでもこわい」=「コケカキーキーは何者も恐れん、そのコケカキーキーでさえ相手がお化けやと怖がる」と言う意味とちゃいます?
ここは、公害が生んだ、カツオノエボシやらなんやらが合体した水木しげる氏のコケカ・キィ・キィの出番では無さそう。
正義の味方、無敵の「コケカキーキー」を念頭に置いてこそ成り立つ台詞と思うんですけどねぇ。

Juneさんが教えてくださった http://scene5.com/yokai/ 妖怪世界というHPのBBSに、

西宮にあった紙芝居屋さんの持ちネタに鳥小僧っていう因果モノがあって、ルーツはそれなんです(つまり、ニワトリの鳴き声なんです。コケカって)
佐々木 11/22 13:28

1998年2月10日の「西日本新聞」の「FUKUOKA解体新書」に「走れ! 捜査5課」「続・消えた人気者コケカキィキィは2人いた!九州の供給源は関西だった」というものが載っています。
タキタ 1/18 01:52

という書き込みを発見!
近畿でもホンの一部の地域(阪神間)でしか知られてないらしい。

しかし九州にも出没してたんですなぁ!
喜んで「西日本新聞」をココ掘れワンワンと嗅ぎまわったものの、目当ての記事をよう見つけんかった。
縮刷版取り寄せる程の執念は無いんですなぁ。

これのほうが、朧な記憶のコケカキーキーに近いような気がする。
「じゃりんこ・チエ」と時代的にも合う。
ところが、紙芝居の画像を見ると時代劇、しかもかなり人気を博したとのこと。
残念ながら「黄金バット、ナゾー」などの出番があったようには思えない。
しててみると、原田神社で出没してた紙芝居のオッチャンが創造した独自のキャラか?
しかし、紙芝居というのは元締めがいて道具一式、売り物の駄菓子に至るまで、親方のを借り受けての営業が普通やった筈、オッチャンが勝手に話しを膨らまし、平紙も描き替え、コケカキーキーを登場さすてな事が出来たんやろか?
それとも一本立ちで営業してた?イヤイヤ紙芝居の平紙を買いとってたんでは、採算が合わんやろ。
すると、「黄金バット」に出てきたというのは、続けて「コケカキーキー」を上演したのが融合して私の脳味噌が生み出した幻影か?
どうやらその可能性が高いような気がするなぁ。
チョット弱気になってきた。
かと言って、「じゃりんこ・チエ」の原作者に問い合わせるほどの熱意も無いんですよ。

気を取り直して、今度は黄金バットで調査。
あかん!コケカキーキーとの接点が無い。
ダンダン現実やったんか、どうやったんかも怪しなって来たがな!
1つの事に何時までも拘らんのが私の長所(根気がないといえば、短所?)
又、気が向くまで、や~んぴ!

私の「コケカキーキー」は黄金バット危機一髪のところで、コケカキーキーと雄叫びも頼もしく、黄金の光とともに天空に現われて、黄金バットと共に博士と少女を窮地から救い出し、ヘチャバッテいるナゾーを残して、
キーキ~~」と去って行く、
神鳥ガルーダのような正義の味方!
鶏の怪人のままで置いときましょ。
まったく!妄言にも程があるなぁ・・。

誰か正体をご存知の方、教えとくんなはれ!

 

2002/12/07

 

 



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