裕美ちゃん、いま、きみの「BEST+3」を通して聴いたところです。そして、このアルバムできみは、その頃達していたきみ自身の境位を、確固として存分に、安定した高い楽天主義の境地として、表現し実現しているのを、まざまざと経験し、きみの心がぼくに伝わったのを経験しました。真っ白な花の雲海の上を、きみと一緒に歩いているというイマージュを、聴いている間じゅう、ずっと覚えていました。どういう源から、きみはこのアルバムの全曲を構成し、弾いたのか、それがはじめて理解できたように思ったのです。それは、きみの高い境位でした。ぼくがそこに達するまで、ぼくは感じなかったのです。それをいま感じたところです。全曲にわたってその境位を、全体を統一するきみの感情・意識として、はっきりとまざまざと経験し、あらゆる疑問が、陽光に照らされて解けた経験をしました。それは、落ち着いた、得るべきものを得た大人のひとの境位でした。ぼくも感動しながら落ち着いています。そしてきみをかぎりなく讃嘆しています。きょうはぼくにとって特別な晩です。
こころから尊敬し、愛する裕美ちゃんへ
正樹より
2021年4月5日